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シネマほらセット 単行本 – 2004/3/2

4.1 5つ星のうち4.1 8個の評価

こんな映画があったらおもしろい、こんな映画があってもいいはずだ、なぜこんな映画をとらないんだ。という思いのたけを吐露する告発嘘八百八町面白本。監督、キャスト、スタッフなどはすべて実名でお送りする、橋本治全開。

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

こんな映画があったら面白い! 監督・キャスト・スタッフなどはすべて実名、鬼才が精魂こめて書き上げた映画のほら話。世間をひたすらに唖然とさせたこの世に存在しないウソ映画集。『キネマ旬報』連載を単行本化。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2004/3/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/3/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309016189
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309016184
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 8個の評価

著者について

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橋本 治
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1948年東京生まれ。東京大学在学中に駒場祭のポスターで話題を集めるが、イラストレーターから小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッ セイ・芝居の演出など、ジャンルにとらわれず精力的に活動。『双調平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。小林秀雄賞選考委員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 桃尻娘 (ISBN-13: 978-4591117552 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月14日に日本でレビュー済み
嘘映画の上映案内が48編。すべて嘘(ホラ)。これだけ自由奔放にホラ吹いて、読ませて面白いんだから、さすが橋本治。洋画にも邦画にも疎いので楽しみ切れないところはありますが、まさしく「映画好きにはたまらんだろうなぁ」と思います。
2010年7月28日に日本でレビュー済み
 かつて、『アストロ・モモンガ』という、とんでもない本がありました。
 橋本治が女占星術師に扮し、ありえない星座を設定、その星座に属する(誰がだよ?)みなさまのために、ありえないようなありえるような適当な運命を予言するという。
 ようするにデタラメ占い本なのですが、全く役に立たない意味もないその予言を読むのが面白くて、面白くて。
 またあんな本が欲しいと思っても、制作があまりに大変だったので二度とやらないという話でした。

 これは、12年の時をへてでた、デタラメ本、第2弾。
 存在しない映画の紹介本です。
 妙に丁寧な経営者口調で、辛辣に、楽しく、とんでもなくいい加減に語られる映画の、夢のようなビジュアル、ぶっとんだイマジネーションに、みなさんくらくらすること間違いなし。

 もう、橋本治は、真面目な本なんか書かなくて良い。ずっとこのいいかげん路線でやって欲しいと思うほどです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年4月28日に日本でレビュー済み
 橋本治が今年1月に亡くなった。生前は少女マンガ論と三島由紀夫論しか読んでいなかったが、なんといっても『草薙の剣』に驚いた。息もつかせずに読ませることにおいて『百年の孤独』に通じると思ったほどだ。そのせいもあって、ジャンルを問わず次々と読んでいるが、この本はいただけなかった。
 おそらく橋本治にとって映画は最も苦手な分野なのだと思う。この「苦手」というのは「好きではない」とか「観ていない」とかではない。淀川長治が編集長をしていた『映画の友』を廃刊まで読んでいた橋本治はそれなりに映画を観ていたし、本書に披露されているように、いろいろな映画知識は豊富である。
 だがこの豊富さが、この本を逆につまらなくさせている。本書にかぎって言えば、映画の雑知識はなくても、映画に真に震えられる(ホラーのことを言っているのではない)人の映画書が、対照的に面白いものとして思い浮かぶ。

 もっとも私自身、この手のホラ話が苦手に過ぎないだけのことかもしれない。一緒に読んでいる『橋本治雑文集成パンセⅣ 映画たちよ!』には、さほどの拒否反応は出ない。未読だが、『完本 チャンバラ時代劇講座』が一部で高評価であることは知っている。『映画たちよ!』のなかに、その原型となった70ページほどの文章が載っているので、これから読むつもりだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年7月28日に日本でレビュー済み
妄想のキャスティンとスタッフキャストにまつわるゴシップやエピソードなど、虚実絡めて紹介された作品群は、あったら見たい作品、あり得る作品、あり得た作品等々と思わせる説得力が並大抵でない。原作ものもあるが、オリジナルストーリーも優れていて、2本目の「アメリカン・クイーン」など、力の入った傑作として映画史に残したい作品。豊かさと鋭さで笑わせる面白傑作嘘映画の世界。

例えば40本目「ガラスの仮面」 THE MASK OF GRASS 2002年 パラマウント 二時間八分

主演 白石加代子 デミ・ムーア キャサリン・ヘップバーン キアヌ・リーブス

監督 マイク・ニコルズ 原作 美内すずえ 脚本 アーサー・ローレンツ

撮影 ダグラス・スローカム 音楽 アンドレ・プレビン  配給 UIP

ということで、誰も見た事がない嘘映画をでっち上げ、それを50回繰り返して世にも珍奇な映画評論集に纏め上げた橋本治。こんな事考えるのも、実行してしまうのもこの人以外にないという、映画と遊び尽くした天才の仕事だが、その結果、自分にとって、映画はもう「どうでもいいもの」になってしまったと、結びの言葉に記してある。

そうかもな。こんな自由に「映画」をイメージできれば、それを越える面白さをスクリーンから得ることは不可能かもな。昔も今も、変らず見続けて飽きることない凡人は、天才の背中を見送りつつ、その退場を惜しむのだ。

 
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年8月14日に日本でレビュー済み
この本はおもしろいですよ
映画についてある程度詳しい人が「ああ、なんか単純におもしろい本はないかなあ」と思ったら、もう、この本はぴったりですね
「藤原紀香が巨大ロボットになって戦う」だとか「クエンティン・タランティーノ監督の忠臣蔵」だとか「ゴジラ対金正日」だとか
「バトルロワイアルPTA」だとか「フェデリコ・フェリーニの鉄腕アトム」だとか「オズの魔法使いの日本版。都はるみが主人公のドロシーで森進一のかかし、沢田研二のロボット、五木ひろしのライオン、魔法使いは美空ひばりでみんなで歌いまくる映画」とか「木村拓也主演、監督深作欣次」とかそういうおもしろい話、具体的な筋やキャスト、スタッフもおもわず映画ファンならにやりとするようなネタが細部まで作りこまれており、話の種には最高だと思います。
ああ、よくこんな事思いつくなあ、って思います。実際に映画化されたら本当にヒットするんじゃないか、って。
この本は本当に「こういう映画が見たい!」っていう純粋な動機から書かれた本だと思います。
映画秘宝とかでもこういう企画やればいいのに、絶対受けると思いますよ。読者投稿覧とかも作ってね
「こういう映画どう?」って思いつく限りのおもしろいことをみんなやればいいんですよ。
本人がどのくらい映画について知っているか、っていう事もわかるし。こういう企画をみんなでやればみんな映画を勉強しだすだろうし
橋本治はずっと読んできたけど、こういう本も書けるのかって知りました。この本はここ最近で一番のヒットです
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月27日に日本でレビュー済み
私は映画には詳しくないんです。そんな私にも面白かったので映画好きにはたまらん本だろうなあと思います。
とにかく、古今東西の映画、映画俳優、映画を離れた史実、現代の世界情勢への風刺精神、これらの全てに目配りができている教養人橋本治だからこそ書ける本です。だから、必ずしも映画に詳しくない私のような人間でも、上記したいずれかへの関心が高ければ何か引っ掛かってくるものがありますから、躊躇せずに手にとって欲しいですね。
この本で割としょっちゅう配役に回されてる人ってのがいて、ジョン・マルコビッチや石塚英彦やタッキーやサミュエル・L・ジャクソンや爆笑問題だったりするんだけど、この中の誰か一人二人くらいは皆さん知ってるよね?だったら、この本の全48篇のうち、一つ二つは腹を抱えて笑えるものがあること必定でっせ。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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