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泣かない女はいない 単行本 – 2005/3/15
長嶋 有
(著)
ごめんねといってはいけないと思った。「ごめんね」でも、いってしまった。――恋をめぐる心のふしぎを描く、長嶋有自信作。角田光代・堀込高樹(キリンジ)両氏絶賛!「センスなし」併録。
- 本の長さ171ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2005/3/15
- ISBN-104309017053
- ISBN-13978-4309017051
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商品の説明
著者について
1972年生まれ。2001年、『サイドカーに犬』で第92回文學界新人賞2002年、『猛スピードで母は』で第126回芥川賞を受賞。著書に『ジャージの二人』(集英社)『パラレル』(文藝春秋)などがある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2005/3/15)
- 発売日 : 2005/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 171ページ
- ISBN-10 : 4309017053
- ISBN-13 : 978-4309017051
- Amazon 売れ筋ランキング: - 357,982位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,656位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1972年生まれ。2001年に「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。02年に「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞、07年に『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 エロマンガ島の三人 (ISBN-13: 978-4167693046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローカルな所にある切なさを感じました。TVなどメジャーな場所には無い物語りが心をしっとり湿らせつつ、時に笑顔にしてくれます。読みやすい文章でスラスラと読めます。
2013年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題作「泣かない女はいない」は主人公睦美の心変わりが描かれており、
会社の樋川さんに惹かれていく様子が、日常の仕事での同僚との距離感
を含め浮かび上がっていく。
筆者の作品は初読であるが、淡々とすぎて話に起伏がないが、日常よく
目にする市井の人の心情を濃やかに描いてる作品だと思う。
会社の樋川さんに惹かれていく様子が、日常の仕事での同僚との距離感
を含め浮かび上がっていく。
筆者の作品は初読であるが、淡々とすぎて話に起伏がないが、日常よく
目にする市井の人の心情を濃やかに描いてる作品だと思う。
2015年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に何かが起こることもない日常が淡々と綴られていて、ある種の読み手にとってはそこに魅力を感じるのでしょうが、私は全くダメでした。退屈。面白味に欠ける。読後、この著者は一体何を訴えたかったのか分からなかった。心に何も残らない小説。
2017年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その後が知りたいなあ。と思いました。
いまのままでは、互いに無傷すぎるし、おしゃれすぎるかな。
まあ、それがいいのか。読んでいて、久しく忘れていた感覚を思い出しました。
人に惹かれるときってこんな感じだったなあと。
いまのままでは、互いに無傷すぎるし、おしゃれすぎるかな。
まあ、それがいいのか。読んでいて、久しく忘れていた感覚を思い出しました。
人に惹かれるときってこんな感じだったなあと。
2008年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きゃぴきゃぴする年頃をとおに過ぎた女性の物語。
彼女は今まで泣いたことはなかった。
数年同棲している彼氏がいるが、転職先の同僚に少しずつ惹かれていってしまう。
そして、とうとう、まだ付き合ってもいないのに、恋人に好きな人がいることを
告白してしまう。
『泣かない女』は感情をダイレクトに表にださないタイプなだけ。
やがて片思いの男性は転職することになり、想いを告げることもできず、淡い期
待もむなしく離れてしまうことに。
最後に、彼女はうずくまってしまい・・・。
誰もが一度は悲しい恋をするのだろうか?
そのときだけは、女は皆泣くのだろうか?
きっと、こんなシチュエーションに限って泣くのでしょうね。
(もっと相手を知りたいと願っても叶わない場合)
だって、片思いの相手は中々興味深い人物だと感じました。
(著者の手中にまんまとはめられました)
ほかの収録作「センスなし」共に、恋愛の切なさを感じました。
溜まった気持ちの出口が見つからない辛さを、深刻にならない
ような伝え方で描かれています。
ここに男性作家と女性作家の違いを感じました。
著者とほぼ同年代なので、過去から現在まで時間軸を共有して
きたかのように登場する音楽や「センスなし」のニュアンスも
共感できて面白かったです。
彼女は今まで泣いたことはなかった。
数年同棲している彼氏がいるが、転職先の同僚に少しずつ惹かれていってしまう。
そして、とうとう、まだ付き合ってもいないのに、恋人に好きな人がいることを
告白してしまう。
『泣かない女』は感情をダイレクトに表にださないタイプなだけ。
やがて片思いの男性は転職することになり、想いを告げることもできず、淡い期
待もむなしく離れてしまうことに。
最後に、彼女はうずくまってしまい・・・。
誰もが一度は悲しい恋をするのだろうか?
そのときだけは、女は皆泣くのだろうか?
きっと、こんなシチュエーションに限って泣くのでしょうね。
(もっと相手を知りたいと願っても叶わない場合)
だって、片思いの相手は中々興味深い人物だと感じました。
(著者の手中にまんまとはめられました)
ほかの収録作「センスなし」共に、恋愛の切なさを感じました。
溜まった気持ちの出口が見つからない辛さを、深刻にならない
ような伝え方で描かれています。
ここに男性作家と女性作家の違いを感じました。
著者とほぼ同年代なので、過去から現在まで時間軸を共有して
きたかのように登場する音楽や「センスなし」のニュアンスも
共感できて面白かったです。
2005年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
強い感情の裏にある雑音のようなものを、うまく描ききっている。自然な人物描写ながら、その人の個性がよく伝わってくる。力みのない文体は、イヤミを感じない。
ただ、合う合わないというレベルで、私には長嶋有がなぜ小説を書くのか分からない。怨念でも、自己顕示欲でも、エンターテイメントでも自虐でもない。何がこの作家をして作品を書かせる原動力なのか。それがつかめない薄気味悪さを感じたまま読み終えてしまった。
ただ、合う合わないというレベルで、私には長嶋有がなぜ小説を書くのか分からない。怨念でも、自己顕示欲でも、エンターテイメントでも自虐でもない。何がこの作家をして作品を書かせる原動力なのか。それがつかめない薄気味悪さを感じたまま読み終えてしまった。
2016年3月12日に日本でレビュー済み
角田さんが大好きで、確かご本人も長嶋さんの作品を読んでいらっしゃったはず。角田さんの作品でも普通の人の日常が細かいところまでリアルに描かれていて、それ故結構な大事件を扱ってはいてもリアルさを感じられるのかも。そしてこの作品は普通の人の普通の生活を描いた作品。事件性を求める方、起承転結がはっきりしたものがお好きな方には退屈でしょう。常々、普通の人の普通の生活の中にドラマがあると思っているので、まさにそれを描いてくれているこの作品が大好きです。角田さんや津村さんがお好きな方なら好きなのではないでしょうか。
2005年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2編の中篇小説。
激しい恋愛ばかりじゃない。
決して相手に通じることがない静かな気持ち。
そんな淡々とした日常の、心に秘めた切ない恋を思いだす。
冬の寒い日に、お茶を飲みながらほっこり読みたくなる一冊。
激しい恋愛ばかりじゃない。
決して相手に通じることがない静かな気持ち。
そんな淡々とした日常の、心に秘めた切ない恋を思いだす。
冬の寒い日に、お茶を飲みながらほっこり読みたくなる一冊。