山口瞳氏の文章、確かに味があるのはわかりますが、初出から30年を経た雑誌記事ですからねえ。
雑誌記事がやっつけ仕事とは言いませんが、肩の力を抜いて書いていることは事実でしょうし、本人もまさかこんな形でまた世に出すことは「想定外」なのでは?時事ネタが多いし。
氏のコアなファンなら読んでもいいかも、ですが。
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衣食足りて 単行本 – 2006/2/11
山口 瞳
(著)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2006/2/11
- ISBN-104309017525
- ISBN-13978-4309017525
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2006/2/11)
- 発売日 : 2006/2/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4309017525
- ISBN-13 : 978-4309017525
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年2月20日に日本でレビュー済み
河出書房新社による山口瞳さんの単行本未収録エッセイ集は第6弾になるのだろうか? さすがに、ここまでくると「なるほど、山口さんが生前、単行本に収めなかったわけだ」とわかるような作品が多い。なんつうか、やっつけ仕事というか。ウィスキーの飲み方なんていう20頁を超える比較的長文のエッセイにしても、資料を元に書き殴ったという感じも受ける。それと野球に関する話題がやはり多かった。
でもね、やっぱり山口さんの文章はいいな、と思うところはある。例えばこんなところ。
「私は、礼儀作法というものは、この虚礼のうえでどれだけのイキが通わせられるかという、ひとつの真剣勝負であるような気がしている。虚礼のうえに、つまり、虚しさのうえに、どれだけの人間らしさが乗せられるかという営為だと思っている」(『嘘』p.197)
心に染みてくるような内容の文章もあるし、文章の呼吸が整っているところはさすがとしかいいようがない。
でもね、やっぱり山口さんの文章はいいな、と思うところはある。例えばこんなところ。
「私は、礼儀作法というものは、この虚礼のうえでどれだけのイキが通わせられるかという、ひとつの真剣勝負であるような気がしている。虚礼のうえに、つまり、虚しさのうえに、どれだけの人間らしさが乗せられるかという営為だと思っている」(『嘘』p.197)
心に染みてくるような内容の文章もあるし、文章の呼吸が整っているところはさすがとしかいいようがない。
2006年2月14日に日本でレビュー済み
男性自身の未収録「7作」他、朝日新聞、GOROなどに掲載された作品が収められている。短編小説の未収録作品については次の機会を待ちたいが、本作品集も礼儀作法、プロ野球、流行、風俗など内容は盛沢山。会社人=社会人という意識がともすれば希薄な今日にあって、懸命に生きたこの作家の「語り」は貴重という他はない。