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夢を与える 単行本 – 2007/2/8
綿矢 りさ
(著)
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購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2007/2/8
- ISBN-104309018041
- ISBN-13978-4309018041
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2007/2/8)
- 発売日 : 2007/2/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 308ページ
- ISBN-10 : 4309018041
- ISBN-13 : 978-4309018041
- Amazon 売れ筋ランキング: - 943,104位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 21,405位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『勝手にふるえてろ』(ISBN-10:4163296409)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綿矢りささんの本は初期の五作まで読んでます。
十代の時に書かれた処女作『インストール』と『蹴りたい背中』は思春期特有の内面を瑞々しい感性で、
四作目以降の『勝手にふるえてろ』と『かわいそうだね?』では現代女性のこじらせた業を描くようになった印象でした。
その間の三作目にあたる本書はどちらにも属さない、創作で苦労していた時期に書かれたもののようです。
実際、レビューの評判もあまり良くないようです。
綿矢さん独特の文章表現や、芥川賞作家の力量、芸能界の描写を期待すると肩透かしを受けるらしく、話自体も後味が悪い。
けれど、個人的にはこれが一番好きです。
タイトルの意味やアイドル云々は置いておいて、自分は本書を
『不特定多数の目に晒され続けて忙殺された少女が、すり減って壊れて破綻してゆく話』だと勝手に思っています。
食うものが無いとか撃たれるといった命の危険がなくても、
容赦ない環境に精神を長い間晒されると、人間ああいう壊れ方をします。
忍耐力とか、喜怒哀楽の振り幅とか、大事な局面での判断がおかしくなってゆく。
しかも傍目には事情がわからないから、馬鹿で愚かに映るところまで再現されています。
ついでにこの子は子供の頃から特異な世界にいたので、偏った思考にならざるを得ない。
同時に本書は人間同士の縁や恋愛を、現実的に冷静に描いています。
学生時代に仲の良かった男子と終盤再会できたら救いになったでしょうが、実際はあんなものですよね。
主人公はいくら尽くしているつもりでも、彼氏の心は離れていく。
けれど根本的に噛みあってないのはベッドシーンの映像でなんとなくわかってしまう。
ラストは本当に辛いけれど、安易にハッピーエンドにしなかったのは却ってよかった気がします。
奇跡とか無理矢理な形で救わせたら、陳腐に感じて自分は興味を失っていたと思います。
痛手を受けた主人公が回復して社会に復帰するのはかなり先でしょう。
できればその後日譚もいずれ書いてほしいですが、現在の創作活動やインタビューを見るとちょっと無理そうですね。
『勝手にふるえてろ』以降からご自身の方向性を見出した感があるので。
むしろ普段綿矢さんを読まない人や、仕事に忙殺されてささくれた気分の時の方が本書は共感できるかもしれません。
十代の時に書かれた処女作『インストール』と『蹴りたい背中』は思春期特有の内面を瑞々しい感性で、
四作目以降の『勝手にふるえてろ』と『かわいそうだね?』では現代女性のこじらせた業を描くようになった印象でした。
その間の三作目にあたる本書はどちらにも属さない、創作で苦労していた時期に書かれたもののようです。
実際、レビューの評判もあまり良くないようです。
綿矢さん独特の文章表現や、芥川賞作家の力量、芸能界の描写を期待すると肩透かしを受けるらしく、話自体も後味が悪い。
けれど、個人的にはこれが一番好きです。
タイトルの意味やアイドル云々は置いておいて、自分は本書を
『不特定多数の目に晒され続けて忙殺された少女が、すり減って壊れて破綻してゆく話』だと勝手に思っています。
食うものが無いとか撃たれるといった命の危険がなくても、
容赦ない環境に精神を長い間晒されると、人間ああいう壊れ方をします。
忍耐力とか、喜怒哀楽の振り幅とか、大事な局面での判断がおかしくなってゆく。
しかも傍目には事情がわからないから、馬鹿で愚かに映るところまで再現されています。
ついでにこの子は子供の頃から特異な世界にいたので、偏った思考にならざるを得ない。
同時に本書は人間同士の縁や恋愛を、現実的に冷静に描いています。
学生時代に仲の良かった男子と終盤再会できたら救いになったでしょうが、実際はあんなものですよね。
主人公はいくら尽くしているつもりでも、彼氏の心は離れていく。
けれど根本的に噛みあってないのはベッドシーンの映像でなんとなくわかってしまう。
ラストは本当に辛いけれど、安易にハッピーエンドにしなかったのは却ってよかった気がします。
奇跡とか無理矢理な形で救わせたら、陳腐に感じて自分は興味を失っていたと思います。
痛手を受けた主人公が回復して社会に復帰するのはかなり先でしょう。
できればその後日譚もいずれ書いてほしいですが、現在の創作活動やインタビューを見るとちょっと無理そうですね。
『勝手にふるえてろ』以降からご自身の方向性を見出した感があるので。
むしろ普段綿矢さんを読まない人や、仕事に忙殺されてささくれた気分の時の方が本書は共感できるかもしれません。
2022年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰にだって人生のストーリーはあるけれど、それが知り合い以外にも知れ渡る世界はやはり厳しい世界というべきかなあ。文章は会話が少なく読みづらさもあったけど、和訳したような言い回しが気になった。
2013年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わたしは傑作だと思います。
ただ、何かがリアルすぎて怖い。
最後の場面で、夕子が記者の手首をつかむ部分なんかオカルト級に怖い。
あまりに怖すぎて、この本を読んでのちシャワーで髪を洗う瞬間が恐ろしくなってしまいました。
なぜかわらべ歌「通りゃんせ」の歌詞が思い起こされたりして…
「行きはよいよい帰りは恐い」という部分です。おお、こわ。
ネット社会の恐ろしさを描いているとも思う。
『インストール』といい、デジタルネイティブ世代の作家ならではの展開だと思う。
それに父親不在の家庭。濃密すぎる母娘の絆。
「いい子」が母親の人生を、夢を肩代わりしてしまう。
与えるべき「夢」とは母の夢でもあったのでは。
母が頑なに守ろうとし歪めてしまった「夢」を追いかけるのが、娘にとって生きる糧にされてしまった悲劇。
子役とか、アイドルを見る目が変わりそうです。
文体も素晴らしいと思います。
独特かつテンポよく、わたしは一気に読んでしまいました。
つまんないって?う〜ん。同年代の時期に読んだら、つまらなかったかも。
おばはんになって、むしろ「社会派小説」として読んだ感想なのかも。
表紙から受ける印象からはまんまと裏切られましたね。
ただ、何かがリアルすぎて怖い。
最後の場面で、夕子が記者の手首をつかむ部分なんかオカルト級に怖い。
あまりに怖すぎて、この本を読んでのちシャワーで髪を洗う瞬間が恐ろしくなってしまいました。
なぜかわらべ歌「通りゃんせ」の歌詞が思い起こされたりして…
「行きはよいよい帰りは恐い」という部分です。おお、こわ。
ネット社会の恐ろしさを描いているとも思う。
『インストール』といい、デジタルネイティブ世代の作家ならではの展開だと思う。
それに父親不在の家庭。濃密すぎる母娘の絆。
「いい子」が母親の人生を、夢を肩代わりしてしまう。
与えるべき「夢」とは母の夢でもあったのでは。
母が頑なに守ろうとし歪めてしまった「夢」を追いかけるのが、娘にとって生きる糧にされてしまった悲劇。
子役とか、アイドルを見る目が変わりそうです。
文体も素晴らしいと思います。
独特かつテンポよく、わたしは一気に読んでしまいました。
つまんないって?う〜ん。同年代の時期に読んだら、つまらなかったかも。
おばはんになって、むしろ「社会派小説」として読んだ感想なのかも。
表紙から受ける印象からはまんまと裏切られましたね。
2020年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブームだと人は寄ってきて、一度なんかあると好き勝手言う。
お昼のワイドショーを隠喩してるみたいな印象をラストは感じた。
アイドルが卒業後にYouTuberになったりしたのを好き勝手言うのと似てる。
お昼のワイドショーを隠喩してるみたいな印象をラストは感じた。
アイドルが卒業後にYouTuberになったりしたのを好き勝手言うのと似てる。
2021年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は芸能活動はしたことないが、母娘関係で微妙に共感できるところがあり、重みを感じる作品でした。
文章はアッサリしているので読みやすいのですが、情景描写に用いられる言葉が夕子ちゃんのイメージと合っていない部分があり、若干の違和感。
(以下直接ではないがネタバレ有)
あとは登場人物(特に家族)が皆自分勝手なのがリアルだなあと。
終盤、私はあなた達のために尽くしてきたのにあなた達は勝手ばかり、と母親が喚いていましたが、
そもそもあなたのワガママで生んだ娘を自分のいいようにしてきたくせに何を偉そうなことを…と怒りが湧いてきたり。
その辺りは流石うまいなぁと感じました。
夕子ちゃんが母親や事務所からの重圧から逃れるように、恋愛に溺れて傍目から見たら明らかに危険な人達とつるんで堕ちていく様子は読んでいて辛くなる。
忙しくて同年代の仲のいい友達が全くいない分、相手ができたらその人が世界の全てと思い込んでしまうんですね。
例え怪しいところがあったとしても、愛を感じなくなっても、本人を目の前にすると冷静さを失ってしまうよね…
このあたりの心情が理解できないと、それまでの夕子ちゃんは理性的だったのに??と戸惑ってしまう読者もいるのかもと思いました。
個人的には夕子ちゃんがもう少し立ち直るところを読みたかったな。
文章はアッサリしているので読みやすいのですが、情景描写に用いられる言葉が夕子ちゃんのイメージと合っていない部分があり、若干の違和感。
(以下直接ではないがネタバレ有)
あとは登場人物(特に家族)が皆自分勝手なのがリアルだなあと。
終盤、私はあなた達のために尽くしてきたのにあなた達は勝手ばかり、と母親が喚いていましたが、
そもそもあなたのワガママで生んだ娘を自分のいいようにしてきたくせに何を偉そうなことを…と怒りが湧いてきたり。
その辺りは流石うまいなぁと感じました。
夕子ちゃんが母親や事務所からの重圧から逃れるように、恋愛に溺れて傍目から見たら明らかに危険な人達とつるんで堕ちていく様子は読んでいて辛くなる。
忙しくて同年代の仲のいい友達が全くいない分、相手ができたらその人が世界の全てと思い込んでしまうんですね。
例え怪しいところがあったとしても、愛を感じなくなっても、本人を目の前にすると冷静さを失ってしまうよね…
このあたりの心情が理解できないと、それまでの夕子ちゃんは理性的だったのに??と戸惑ってしまう読者もいるのかもと思いました。
個人的には夕子ちゃんがもう少し立ち直るところを読みたかったな。
2017年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こういう人、きっといっぱいいたんだろうな。
文字で読むと切ない。
文字で読むと切ない。
2007年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チャイルドモデル、芸能界を生きる少女の18年間の想いが詰まった小説。
読了後、小説のクオリティーの高さに驚愕するよりも、圧迫感を覚えるよりも、
とにかく先に胸がドンと思いきり重くなった。
小説は読み終わったものの、いまだに終わっていないような感覚になり、テレビもつける気がせず、ただ苦しみながらも考え込んでしまう。
いくつか前の、レビュアーの人が「鬱」という言葉を上げているように、読者の気持ちまで思い切り曇らせ、苦しくさせる小説にまず間違いはない。
純粋すぎる故に体感する少女の辛苦が途切れない。
中盤(主人公のブレイク)から、「それ以上、がんばるなよ」とおもい、溜息を吐きながらも読み進めてしまう。
学校と仕事を両立させ、それでも懸命にこなしていく彼女の疲労感がストレートに伝わってくる。
終盤(主人公の恋愛が、仕事に影響を及ぼし始める)に近づけば近づくほど、胸が締め付けられるおもいがしてくる、かなり痛い。
読んでいて、物凄く疲れた。長いから、とかいう理由ではなく。
そういった意味で、思い切り読者の心を揺さぶることの出来る作品だとおもう。上手くかけている。
インストールや、蹴りたい背中よりも、明らかに現実的でありながら小説的だと感じた。
芥川賞を受賞させるなら、こっちのがいいな。
「夢を与える」、という言葉の哀しさ。
この小説が作り出す、悲哀と辛苦に、苦しくならずにはいられないです。
1300円近く買った甲斐があったとおもいます。
読了後、小説のクオリティーの高さに驚愕するよりも、圧迫感を覚えるよりも、
とにかく先に胸がドンと思いきり重くなった。
小説は読み終わったものの、いまだに終わっていないような感覚になり、テレビもつける気がせず、ただ苦しみながらも考え込んでしまう。
いくつか前の、レビュアーの人が「鬱」という言葉を上げているように、読者の気持ちまで思い切り曇らせ、苦しくさせる小説にまず間違いはない。
純粋すぎる故に体感する少女の辛苦が途切れない。
中盤(主人公のブレイク)から、「それ以上、がんばるなよ」とおもい、溜息を吐きながらも読み進めてしまう。
学校と仕事を両立させ、それでも懸命にこなしていく彼女の疲労感がストレートに伝わってくる。
終盤(主人公の恋愛が、仕事に影響を及ぼし始める)に近づけば近づくほど、胸が締め付けられるおもいがしてくる、かなり痛い。
読んでいて、物凄く疲れた。長いから、とかいう理由ではなく。
そういった意味で、思い切り読者の心を揺さぶることの出来る作品だとおもう。上手くかけている。
インストールや、蹴りたい背中よりも、明らかに現実的でありながら小説的だと感じた。
芥川賞を受賞させるなら、こっちのがいいな。
「夢を与える」、という言葉の哀しさ。
この小説が作り出す、悲哀と辛苦に、苦しくならずにはいられないです。
1300円近く買った甲斐があったとおもいます。