良い本です。
登場人物がとても前向きで、自分の心が励まされ、揺さぶられました。
よし、自分も頑張るぞという気になりました。
本当に出会えて良かった。そんな本です。
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永遠をさがしに 単行本 – 2011/11/18
原田 マハ
(著)
世界的な指揮者の父が海外赴任となり、ひとり日本に残った女子高生、和音。そこへ突然新しい母がやってきた。型破りの彼女には秘めた過去があり 。母と娘、音楽。女性たちの再生物語。
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2011/11/18
- ISBN-104309020747
- ISBN-13978-4309020747
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商品の説明
著者について
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史科卒。キュレーターなどを経て05年、「カフーを待ちわびて」で第一回「日本ラブストーリー大賞」受賞。著書に『本日は、お日柄もよく』など。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2011/11/18)
- 発売日 : 2011/11/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4309020747
- ISBN-13 : 978-4309020747
- Amazon 売れ筋ランキング: - 586,009位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,326位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう、なんて作品なんだろう。涙腺崩壊!
予定調和と言えば予定調和なんだろうけど、作者は次々に様々な仕掛けを施していく。一つの謎が明らかにされると、次にまた新たな謎が、新しいシチュエーションが用意されている。決してミステリーものでもサスペンスものでもないのだが、読み進めていくのがちょっぴりこわい。それは、心を乱されるから。しかし、読まずにはいられない。永遠をさがし続ける和音が、気になって仕方がないから。
また、私自身、音楽に携わる身として、音楽の本質が平易に描かれていて、心を打たれた。和音が父の言葉から自ら気づく場面、
『心の窓を重苦しく覆っていたカーテンが、さっと開いた気がした。
心に届く演奏。心の演奏。
ああ、そうだ。それだったんだ。
私が今日まで、真弓さんと一緒にさがし続けていた演奏は』
ここにも書かれているように、演奏者同士が響き合い、聴いてくれる人々の心に届く演奏が、音楽の本質なのではないだろうか。そして、音楽は時間も、空間も、国境も越える。
心に沁みる、素敵な作品だった。
予定調和と言えば予定調和なんだろうけど、作者は次々に様々な仕掛けを施していく。一つの謎が明らかにされると、次にまた新たな謎が、新しいシチュエーションが用意されている。決してミステリーものでもサスペンスものでもないのだが、読み進めていくのがちょっぴりこわい。それは、心を乱されるから。しかし、読まずにはいられない。永遠をさがし続ける和音が、気になって仕方がないから。
また、私自身、音楽に携わる身として、音楽の本質が平易に描かれていて、心を打たれた。和音が父の言葉から自ら気づく場面、
『心の窓を重苦しく覆っていたカーテンが、さっと開いた気がした。
心に届く演奏。心の演奏。
ああ、そうだ。それだったんだ。
私が今日まで、真弓さんと一緒にさがし続けていた演奏は』
ここにも書かれているように、演奏者同士が響き合い、聴いてくれる人々の心に届く演奏が、音楽の本質なのではないだろうか。そして、音楽は時間も、空間も、国境も越える。
心に沁みる、素敵な作品だった。
2016年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
病める現代人の現状を踏まえて踏み込んで、古き良き古来の米作りにもスポットをあてて、最後は素敵なエンディングへ導いてもらえました。素晴らしく、感動しました。
2018年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音楽を通じた母と子を中心とした人間模様。原田さんの文体はやはり読みやすい。そしてラストは必ずすっきりまとまっている。
でも何だろう、今回は登場人物にあまり感情移入出来なかった。
父も母も真弓さんも、登場する大人は全員自分が熱中していた”音楽”を和音がやることを渇望していて、それを避ける行動を取ると残念がる仕草をする。
真弓さんは唯一押し付ける行動はしなかったけど、彼女が渡した母の手紙で、前段はチェロを押し付けて申し訳なかったと言っておきながら、”唯一の夢は和音がチェロを再び弾くこと”なんてかいたらプレッシャーじゃないかな?
そこは”和音が自分の好きなことをしてるだけでお母さんは嬉しい”みたいなメッセージにして、和音が自主的にチェロを再開する、みたいな流れが良かったなぁ。
その部分が引っかかって、ラストもあまり感動できなかったけど、話としてはハッピーエンドでうまくまとまってると思います
でも何だろう、今回は登場人物にあまり感情移入出来なかった。
父も母も真弓さんも、登場する大人は全員自分が熱中していた”音楽”を和音がやることを渇望していて、それを避ける行動を取ると残念がる仕草をする。
真弓さんは唯一押し付ける行動はしなかったけど、彼女が渡した母の手紙で、前段はチェロを押し付けて申し訳なかったと言っておきながら、”唯一の夢は和音がチェロを再び弾くこと”なんてかいたらプレッシャーじゃないかな?
そこは”和音が自分の好きなことをしてるだけでお母さんは嬉しい”みたいなメッセージにして、和音が自主的にチェロを再開する、みたいな流れが良かったなぁ。
その部分が引っかかって、ラストもあまり感動できなかったけど、話としてはハッピーエンドでうまくまとまってると思います
2018年5月6日に日本でレビュー済み
小説を読んでいるというより、映画を見ているような感覚で軽やかに読める作品です。
私はプロではないですが、学生時代の三年間みっちり音楽と関わったことがあります。
向き合った、といいたいところですが、この本を読むとそんな簡単に向き合ったとは言えない。そんな思いになりました。
それから、度がすぎるくらいの愛情を、みんなが持ってる。曲がった人が出てこず、そういう意味では余分な筋書きがない、真っ直ぐな内容だと思います。
少しでも音楽に携わったことがある方は特に、感動してしまうのではないでしょうか?
私は涙がこらえられませんでした。
何かに自分の人生を捧げられるということは、
とてもとても羨ましく思います。
私はプロではないですが、学生時代の三年間みっちり音楽と関わったことがあります。
向き合った、といいたいところですが、この本を読むとそんな簡単に向き合ったとは言えない。そんな思いになりました。
それから、度がすぎるくらいの愛情を、みんなが持ってる。曲がった人が出てこず、そういう意味では余分な筋書きがない、真っ直ぐな内容だと思います。
少しでも音楽に携わったことがある方は特に、感動してしまうのではないでしょうか?
私は涙がこらえられませんでした。
何かに自分の人生を捧げられるということは、
とてもとても羨ましく思います。
2019年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各々が自分の好きなことに対して向き合い少しずつ成長していく過程を、音楽を通して感じられる作品。
2019年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラノベ以上小説未満という感じ。
ご都合主義の展開は不自然。特に登場人物の手紙のくだり、全部同じ人が書いたみたい。キャラクターの個性が無くて違和感すごいです。
ご都合主義の展開は不自然。特に登場人物の手紙のくだり、全部同じ人が書いたみたい。キャラクターの個性が無くて違和感すごいです。
2017年10月18日に日本でレビュー済み
最初は音楽の描写が弱いかなぁと思いながら読みはじめましたが、段々登場人物の人柄や彼らのエピソードに胸を打たれ、愛着が湧き、彼らの想いに気がつけば涙が溢れていました。
音楽ものというよりは青春ストーリーだと感じました。
音楽ものというよりは青春ストーリーだと感じました。