不思議な暗い世界。宮木あや子らしい作品。
ただ、校閲ガールのノリでは、まっったくない。
そこかしこに滲むスパイスもきいている。
変な娼館の話がめちゃくちゃすき。
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ヴィオレッタの尖骨 単行本 – 2017/9/14
宮木 あや子
(著)
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世間から隔絶され生かされている少女たちを描いた狂おしく耽美な恋愛小説集。「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」の著者の真骨頂
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2017/9/14
- 寸法13.3 x 1.8 x 19.2 cm
- ISBN-104309026036
- ISBN-13978-4309026039
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商品の説明
著者について
1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2017/9/14)
- 発売日 : 2017/9/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 233ページ
- ISBN-10 : 4309026036
- ISBN-13 : 978-4309026039
- 寸法 : 13.3 x 1.8 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,717位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,586位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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5 星
不思議な暗い世界
不思議な暗い世界。宮木あや子らしい作品。ただ、校閲ガールのノリでは、まっったくない。そこかしこに滲むスパイスもきいている。変な娼館の話がめちゃくちゃすき。
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2020年10月22日に日本でレビュー済み
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切ないような羨ましいような、それでいて閉塞感のある日常が描かれていてとても素敵です。小さな独特な世界観に惹かれます。
2018年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これぞ宮木あや子という世界観で、雨の塔や官能と少女が好きな方は買って損はないです
2017年9月30日に日本でレビュー済み
一読して難解という印象でした。そして、非常に暗い。
著者はもしかすると、なにかの文学賞を狙って、自作の中からブンガク寄りの作品を選んで寄せ集めたのでは?
と、勘ぐりたくなるような本でした。
4作品とも舞台は日本です。
しかし、初めの3作は、パラレルワールド上の、異次元宇宙に存在するニッポンを舞台にしている感じです。作風も幻想小説のような感じでした。
最後の1作はケータイ小説とあって、いくらか現実の日本に近いです。ただし、陰鬱な集団劇で、これが本当にケータイ小説なんだろうか、と思いました。私などはケータイ小説というと若い女の子が読むものというイメージがあります。でも、こう作品を若い女の子が喜んで読むのでしょうか。よくわかりません。
帯に「儚くも美しい恋愛小説集」とうたってあります。
私にはそんなふうには読めませんでした。
少なくとも、楽しいラブコメを期待する人は、読まない方が賢明でしょう。
著者はもしかすると、なにかの文学賞を狙って、自作の中からブンガク寄りの作品を選んで寄せ集めたのでは?
と、勘ぐりたくなるような本でした。
4作品とも舞台は日本です。
しかし、初めの3作は、パラレルワールド上の、異次元宇宙に存在するニッポンを舞台にしている感じです。作風も幻想小説のような感じでした。
最後の1作はケータイ小説とあって、いくらか現実の日本に近いです。ただし、陰鬱な集団劇で、これが本当にケータイ小説なんだろうか、と思いました。私などはケータイ小説というと若い女の子が読むものというイメージがあります。でも、こう作品を若い女の子が喜んで読むのでしょうか。よくわかりません。
帯に「儚くも美しい恋愛小説集」とうたってあります。
私にはそんなふうには読めませんでした。
少なくとも、楽しいラブコメを期待する人は、読まない方が賢明でしょう。
2021年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少女を主人公に据えた耽美的な短編集で読了後、繊細なガラスのような小説という印象を持った
まだ子供であるが故に周りの環境や大人達に依存しなければ生きて行けず、時に暴力によって奪われ傷付けられる少女達の姿。大人に対する不信感や純粋さから来る脆く儚い感性が感じられた。
まだ子供であるが故に周りの環境や大人達に依存しなければ生きて行けず、時に暴力によって奪われ傷付けられる少女達の姿。大人に対する不信感や純粋さから来る脆く儚い感性が感じられた。