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出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 単行本 – 2018/4/17
購入オプションとあわせ買い
「変人の面白エッセイかと思いきや、凡人(と思っている人)全員が刺激される強烈な自己啓発本です。もはや実用書! 」
ーー能町みね子
「シューフィッターみたいに、一人ひとりに対面で本を紹介する。これは究極の書評の形なのかもしれない。」
ーー岸本佐知子
「あなたのことが知りたい」と思うことは簡単だけれど、生きてきた時間も場所も異なる誰かに近づく術を、本当は、誰も知らない。
そしてだからこそ自らの人生を形作ったものの力を借りて、飛び込んでいくしかなかった。
花田さんが「本」を信じ、その力で、人という存在を信じ抜くことができたように」
ーー最果タヒ
◎
読 め ば 勇 気 が 湧 い て く る
「とんでもなく面白い」「続きが早く読みたい! 」「もう映画化とか決定してるんじゃ……?」
ネットで話題沸騰のあの衝撃の連載が、まさかの書籍化!
悩みまくる書店員・花田菜々子が初めて書いた、大人のための青春実録私小説。
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【内容】
夫に別れを告げ家を飛び出し、宿無し生活。どん底人生まっしぐらの書店員・花田菜々子。仕事もうまく行かず、疲れた毎日を送る中、願うは「もっと知らない世界を知りたい。広い世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい」。そんな彼女がふと思い立って登録したのが、出会い系サイト「X」。プロフィール欄に個性を出すため、悩みに悩んで書いた一言は、「今のあなたにぴったりな本を一冊選んでおすすめさせていただきます」———。
実際に出会った人達は魑魅魍魎。エロ目的の男、さわやかに虚言癖の男、笑顔がかわいい映像作家……時には自作ポエムを拝見し、かわいい女子に励まされ、優しい女性のコーチングに号泣しながら、今までの日常では絶対に会わなかったような人達に、毎日毎日「その人にぴったりの」本を紹介。え、もしかして、仕事よりもこっちが楽しい! br>
サイトの中ではどんどん大人気になる菜々子。だがそこに訪れた転機とは……。
これは修行か? 冒険か? 「本」を通して笑って泣いた、衝撃の実録私小説!
◎目次
プロローグ 2013年1月、どん底の夜0時
第1章 東京がこんなにおもしろマッドシティーだったとは
第2章 私を育ててくれたヴィレッジヴァンガード、その愛
第3章 出会い系サイトで人生が動き出す
第4章 ここはどこかへ行く途中の人が集まる場所
第5章 あなたの助言は床に落ちてるホコリみたい
第6章 私が逆ナンを身につけるまで――――そしてラスボス戦へ
第7章 人生初のイベントは祖父の屍を越えて
エピローグ 季節はめぐる、終わりと始まり
あとがき 2017年秋、本屋の店先で
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2018/4/17
- 寸法13.1 x 1.8 x 18.9 cm
- ISBN-104309026729
- ISBN-13978-4309026725
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
夫と別れ“出会い系"で知り合った人に本をすすめた書店員の話
刺激的なタイトルの通り、本書は出会い系サイトを介して知り合った人に本を薦めまくった実体験に基づく仰天の実録小説。作者の花田菜々子さんは現役の書店員というから驚きだ。
「私の体験談をおもしろがって聞いてくれる方もいれば、『危険だ』と苦言を呈する方も勿論います。物騒なニュースが報じられることもありますが、出会い系サイトで事件に巻きこまれる確率と路上で交通事故に遭う確率はきっと同じ位ではないでしょうか。ツイッターのオフ会でも知らない人と会えるけど、もっと荒っぽい手段でなければ、私の“傷"は癒えないという直感があったのです」
2013年冬、夫に別れを告げて家を飛び出した花田さんは、当時働いていた「ヴィレッジヴァンガード」の仕事にも行き詰まりを感じていた。ままならぬ日々を送る中、ふと目に留まったのが「知らない人と30分だけ会って話してみる」という出会い系サイト「X」だった。
「私の人生を客観的に見ると、夫婦関係は上手くいっていないし、仕事も楽しくない。かといって、夢中になれる趣味や充実したプライベートがあるわけでもない。『あ、何もない! 』とゾッとしました。ヴィレッジにいる限りは、話す内容も考えていることも、だいたい同僚と一緒です。もし違う空間に身を置いたら、どんな言葉を他人から聞けるんだろう? 逆に私は他人に対してどういう言葉を発するんだろう? と思って。今いる場所から抜け出したいという気持ちから、『X』に登録しました」
プロフィール欄に個性を出すため、悩んだ末に書いたのは「今のあなたにぴったりな本を1冊選んでおすすめさせていただきます」。エロ目的の人、平気で嘘をつく人――「X」は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界かと思いきや、フリーの写真家を目指す女の子に励まされ、笑顔のすてきな映像作家と意気投合し、優しい女性のコーチングを受けて号泣もした。人との出会いを繰り返すうちに、本の薦め方にも変化が生まれたという。
「アマゾンのレコメンド機能のような主観のない紹介が主流になりつつある今、人間が本を薦める意義を考えると、生の言葉を混ぜ込むことなのかな、と。『なぜこの人に、この本を紹介するのか』という部分を省略せず、ポジティブな言葉で伝えることが、本と人を繋ぐ接着剤になる。読書のモチベーションも高まるし、その本の付加価値になると思うんです」
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2018年06月21日号掲載)著者について
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2018/4/17)
- 発売日 : 2018/4/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4309026729
- ISBN-13 : 978-4309026725
- 寸法 : 13.1 x 1.8 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 116,951位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,113位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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この本は実話を元にした小説で、著者で主人公の花田菜々子さんが出会い系サイトで出会った人達に片っ端から本をお勧めしていくという物語。
僕がいちばん好きな話は、エピローグでの遠藤さんとの会話。花田さんが遠藤さんに「私とセックスしたいと思うもの?」と尋ねた時のその回答が秀逸だし共感出来る話で心にぶっ刺さり、遠藤さんと一緒に飲みに行きたくなりました。
もし東京に行く事があれば、高円寺の蟹ブックスに立ち寄ってみたいと思います。
本書は例えばホメロスのオデッセイアであるとかダンテの神曲といった、ある種の「地獄巡り冒険譚」
という古典的な伝統の延長上に位置している本だと言える。著者の筆致が軽妙なので、そう見えないが
著者がくぐってきた一年間は、ある種の地獄と言える。巡り方が出会い系であったり、冒険時の著者の
「武器」が「本の紹介」であったりするので、新しい物語に見えてしまうが、かような道具立てを
取り外して眺めてみると極めて古典的な作品だ。冒険譚の終わりには著者がしっかりと救われており、
現世に戻って新しい一歩を踏み出したところで本書は終わっている。
僕は道具立てを取り外せと上記では言った。但し、著者が武器とした「本」については
実は外すわけにはいかない。それだけ本書は「本の力」を抜き出しているからだ。
「力」という言葉には善悪の両義性が含まれている。「力」にはどうしても暴力がつきまとう
からだ。その意味では本とは、そもそも相当暴力的と言える。歴史を辿ると焚書であるとか禁書
という言葉はごろごろしていた。時の支配層がいかに本の力というものを知悉していたことの
証左である。
若しくは本書を読んで思い出した方がいる。二階堂奥歯という筆名で「八本脚の蝶」という著書を
残した若くして自殺した女性編集者である。花田という方が二階堂奥歯を知っていていたかどうか
は僕にはわからない。但し、結構近い地点にいたような気がしてならない。
本書を読む限り、著者が地獄巡りを強いられた原因は過剰な読書と過剰な本への愛情があったと
僕は断言したい。つまり地獄巡りの結果ではなく原因としての「本の魔力」という
ものがある。そんな著者に吸い寄せられた70名の人の中にも同様に魔力に絡め取られている
人が見つかっていく。著者が同志を獲得していく様は感動的と言える。
上記で何度も「地獄」という表現を出した。著者には違和感がありそうな気がする。冒険の
果てに新生を遂げた著者にとって地獄ではなかったのかもしれない。但し、実はまだ冒険は
途中かもしれないと著者には言いたい。それ程に本の魔力は底知れないからだ。
人に読書を安易に勧めるべきかどうか考えてしまったところだ。
本の中でおすすめ本として出てきた本を、最後にリスト化してくださっているのと、この本を読んだ人に対するおすすめの本も載せてくださっていて、本好きな人には嬉しいし、実際に著者さんから本を勧めてもらう擬似体験ができて楽しい気分になれる本でした。
こんな勇気のいる、自分には一生できないかもしれない貴重な経験を、本にしてくださってありがとう、と言いたいです。
本を軸に出会い系サイトを通じて知り合った人たちと話すことで自分を見る。
見つめ直すというほどではなくて、あ、こんなこともあるんだ程度に、見る。
そのうち、自分と世の中との関係なども見えてくる。
1年の間に見えてきたことが素直に綴られていて、とても面白く読めた。
著者は対話のようにして本に接する人なのではないかな。
初読の本との出会いのように知らなかった人と話す中で、自分とも対話する。
そうやって、いろいろな気づき、さまざまな思いを得ることで、次のステップに移る。
ちょっとロードムービーのようでもあった。
70人に紹介した本についての紹介本ではありません。最後のページに本書で取り上げた
本の一覧があるだけです。
著者の自伝、あるいは私小説です。
この読書感は…と考えて、そうだ、電車男を読んだ時と同じだと思いました。まるで画面を
スクロールするようにどんどん進んでそのまま読み終わった感じです。あとがきにもともと
Web連載だったことが書いてあってなるほど、と思いました。
これを書籍化する意味とは、本好きの著者にとって、何だったのでしょうか。
画面をスクロールするように読んで、何も残らない、というのが読後の感想です。
本書で1万冊紹介できると仰っていましたが、この本が著者にとって1万1冊目になるのでしょうか。
著者にとっての「本と」は何か、最後まで分かりませんでした。本を沢山知っていることが嬉しいのか、
自慢なのか、ツールなのか。大抵の人にとっては「本当に好きな本」は数冊あるかどうかだと思います。
結局は占い師が他人の運勢を見るように本を勧めているように思えました(流れ作業感)。
著者の考えに共感できれば良いのかもしれませんが、自分はそうではありませんでした。
出会い系で本を勧めていることが恥ずかしいのか、アピりたいのか。変な男と関わって、
それでいちいち落ち込んでいたと思えば、ここぞ、という時には出会い系で…とそれを
利用したり、都合が良いです。
また本人の貞操観念も気になりました(誤解の無いように。女だから、とかではなく)。
一線があるような感じもすれば、そのような雰囲気になったらすぐやってしまうようでもあり。
結局、出会い系って…悩んでいるようで(本のことはおいといて)SEXするならするでよかったんかい、
と思いました(一応、既婚者であることを意識していた…とも思えないんだよね)。
2013年の話ですから、もう6年前のことです。それを改めて今書くことも気になりました。
要するに、本の内容に集中できないような、内容なんですね。なんでしょ。読後に徒労感を覚えるのでした。
著者と波長が合う人には勧められるのでしょう。なので★3つです。
個人的には自分自身もオンオフ共に(もちろん出会い系サイトではないが)【出会った人には必ず本をオススメする】そんな毎日をおくっている事から気になって本書を手にとったわけですが。正直【インターネット老人会メンバー】としてネット黎明期から様々なカオスな人たちにオフ会などで会ってきた自分としては、著者自身がサイトを通じて出会った人たちに一喜一憂する姿にはあまり驚きはなく、どこか懐かしさすら覚えました。
一方で、著者が相手に応じて試行錯誤しながら【どんな本をすすめるべきなのか?】短く本の紹介や選んだ理由を述べてくれているくだりには、自分の好きな本も何冊か含まれていて嬉しくなったり、もちろん未だ知らない本もたくさんあったりで、やはりそこは流石の現役書店員さんの情熱や知識(一万冊の記憶ストックがあるらしい!)が感じられて素晴らしいなと思いました。
何かしら【現状を変えたい】と感じている誰かに、あるいは本を誰かに紹介するのが好きな誰かにオススメ。