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ヘヴン・アイズ 単行本 – 2003/6/20
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2003/6/20
- ISBN-104309203841
- ISBN-13978-4309203843
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
自由を求めて孤児院を抜け出し、筏に乗り込んだ3人の子どもたち。川を下ってたどり着いたのは、真っ黒な泥が広がるブラック・ミドゥン。黒い黒いその泥のなかには、たくさんの秘密と悲しみと、「奇跡」が埋まっていた…。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2003/6/20)
- 発売日 : 2003/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4309203841
- ISBN-13 : 978-4309203843
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,336,999位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上。訳書に『豚の死なない日』『青空のむこう』『国のない男』『不思議を売る男』『バーティミアス』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』『さよならを待つふたりのために』など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『翻訳のさじかげん』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』。
(写真撮影:根津千尋)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
孤児院を抜け出して、冒険に出かけようと意気込む、傷つきやすいけれど純粋な心をもつ少年少女たち。この世界は泥だらけで、でも優しさと美しさにあふれていて。幻想的で、愛おしい物語です。大人になってしまった人も、きっと琴線にふれる言葉に出会えるはず。私はアーモンド作品の中で一番この本がすきです。
2007年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
施設の管理人には「人生に障害を持った子ども」として扱われている毎日の中から、三人が飛び出して行く。
「自由だあーー−!」と叫びつつ漕ぎだした筏は、あっけなく沼地に乗り上げてしまうが。
登場する子どもたちの個性と老人の存在感、そして様々な情景描写は、この著者ならではの繊細かつ深いものがある。
幼い日の自分の小さな冒険や、世界の大きさの前で感じた不安と、友達と過ごした輝くような時間を思い出させてくれた。
子どもにも、大人になってしまった子どもの心にも残る、素晴らしい物語だと思う。
デイヴィッド アーモンドの作品中では、最高傑作とお薦めしたい。
「自由だあーー−!」と叫びつつ漕ぎだした筏は、あっけなく沼地に乗り上げてしまうが。
登場する子どもたちの個性と老人の存在感、そして様々な情景描写は、この著者ならではの繊細かつ深いものがある。
幼い日の自分の小さな冒険や、世界の大きさの前で感じた不安と、友達と過ごした輝くような時間を思い出させてくれた。
子どもにも、大人になってしまった子どもの心にも残る、素晴らしい物語だと思う。
デイヴィッド アーモンドの作品中では、最高傑作とお薦めしたい。
2006年1月22日に日本でレビュー済み
孤児院の子供たちが筏に乗って旅をするストーリーは、てっきりアメリカ小説かと思っていたら、作者はイギリス人だった。
Erin、 January 、Mouseは孤児院から脱走して、自由をみつけに行くのだが、廃工場へたどり着き、Heaven Eyesと知り合う。ここまでは、アメリカのほら話系。ただ主人公たちの無力感も伝わってきて、前半のテンポは悪い。読んでいてテンションがあがらないですね。
後半部分、廃工場の暮らしが魅力的だった。人目を避け、缶詰やチョコレートを食べ、死体を掘り出す。幻想的な話だ。
最後はハッピーエンドで終わる(でいいですよね、他の読者の方々)のだが、Erinや仲間の成長の物語として成立しており、さわやかに読了できます。
Erin、 January 、Mouseは孤児院から脱走して、自由をみつけに行くのだが、廃工場へたどり着き、Heaven Eyesと知り合う。ここまでは、アメリカのほら話系。ただ主人公たちの無力感も伝わってきて、前半のテンポは悪い。読んでいてテンションがあがらないですね。
後半部分、廃工場の暮らしが魅力的だった。人目を避け、缶詰やチョコレートを食べ、死体を掘り出す。幻想的な話だ。
最後はハッピーエンドで終わる(でいいですよね、他の読者の方々)のだが、Erinや仲間の成長の物語として成立しており、さわやかに読了できます。
2005年5月26日に日本でレビュー済み
不幸な境遇に生まれ育つ中で宝物を見つけることが出来た人・大人になってから読むと自分の過去がきらきらと蘇ります。心のおくの傷があったかく癒される感じになったらきっとあなたは本物の宝物を今でも持っているということの証明になるとおもいます。ぜひそっと夜に開いてみてください。
2003年6月30日に日本でレビュー済み
孤児院を抜け出した少年少女3人が筏に乗って川を下っている表紙の絵を見ると、ハックルベリフィンを始めとする冒険物語を連想する人も多いと思います。事実、この作品の第一部は、手に汗を握る冒険談としても楽しめます。ところが、彼らが流砂にのりあげ、泥の上に廃工場や倉庫のならぶ見捨てられた土地で、手に水かきのある小さな女の子ヘヴン・アイズと、彼女と暮らす不気味な老人に出会ってから、今まで誰も読んだことのないような不思議な物語へと変わっていきます。アーモンドの他の作品『肩胛骨は翼のなごり』『闇の中のシルキー』にも共通して言えることですが、作品中の少年少女は、闇や死の薫りのする危険な世界に近づき、時には惹かれながらも、生命の輝きに満ちて生きています。
少女「ヘヴン・アイズ」の奇妙で可愛らしいしゃべりかたも、見事に訳されています。
少女「ヘヴン・アイズ」の奇妙で可愛らしいしゃべりかたも、見事に訳されています。
2004年11月30日に日本でレビュー済み
最近「金原 瑞人」翻訳作品によく目を通すようになりました。
清すがしく、少し痛い感じの作品をコンスタンスに訳されています。
今作は何気なく手に取り、目を通したのですが
やはり甘くて痛くて、少年だったころを思い出しました。
作家さんの腕も確かです。
読み始めて二ページ目からラストまであっという間でした。
良作。
清すがしく、少し痛い感じの作品をコンスタンスに訳されています。
今作は何気なく手に取り、目を通したのですが
やはり甘くて痛くて、少年だったころを思い出しました。
作家さんの腕も確かです。
読み始めて二ページ目からラストまであっという間でした。
良作。
2007年1月28日に日本でレビュー済み
いかにもアーモンドらしい不思議で怖くてちょっと哀しくて、でも心に小さな灯りがともるようなお話です。見捨てられた印刷工場、お菓子の入った箱がいっぱいの誰も使っていない倉庫、泥沼を掘っての宝探し・・・一見ファンタジーとは関係がなさそうだけれど、子供だったら(大人も)絶対わくわくしてしまう。
2004年9月28日に日本でレビュー済み
可笑しな言葉のヘヴンアイズ。
とにかく美しいアーモンド節。自由に憧れる自由な魂。変わり始める世界。そこにはヘヴンアイズがいる。
とにかく美しいアーモンド節。自由に憧れる自由な魂。変わり始める世界。そこにはヘヴンアイズがいる。