ノーベル文学賞作家の鳴りモノいり”FT”というので、正直かなり期待しました。
プロローグは、実に興味深い出だしで始まり、その後、今まで先夜一夜で語られた
主人公が次々に搭乗します。イフリート、アラジン、シンドバッド。
シェヘラザートは父に王を愛していないと嘆き、体は許しても心を捧げられない
と思い、意外なストーリー展開の後、結局心を開く頃には王は過去の虐殺のせいで
後悔で一杯な心が病んでいる様子で、王との仲が最後にあっけなく終わってしまう
のでした。
決してロマンチックな話の展開ではありません。
正直、スルタンは人間的。
このお話、結末がこんなエンドだったら読まずに千夜一夜の読後に勝手に
想像していただけの方が余程マシだった。。。。と、思ってしまいました。
残念!!
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シェヘラザードの憂愁 単行本 – 2009/2/6
ナギーブ マフフーズ
(著),
塙 治夫
(翻訳)
アラブ人作家として初めてノーベル文学賞を受賞した著者の晩年の代表的小説。『アラビアン・ナイト』が終わった翌日から始まる「続編」といえる作品。シンドバードやアラディンなども登場する奇想天外でファンタジックな物語。
- 本の長さ358ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2009/2/6
- ISBN-104309205127
- ISBN-13978-4309205120
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商品の説明
著者について
1911-2006年。1988年にアラブ人として初めてノーベル文学賞を受賞した現代アラブを代表するエジプト人作家。代表作は『バイナル・カスライン』を始めとする大河小説「カイロ三部作」。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2009/2/6)
- 発売日 : 2009/2/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 358ページ
- ISBN-10 : 4309205127
- ISBN-13 : 978-4309205120
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,192,389位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,460位中国文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年9月1日に日本でレビュー済み
アラビアンナイトの語り終わられた翌日から始める物語。
アラビアの華麗で不可思議な雰囲気に浸って読むなら
非常に面白い話だった。
訳が現代的で、歯切れ良いが、
その雰囲気を壊さないので読みやすいと思う。
男たちが次々に主人公として交代する。
どれだけ語り手が変わろうとも、
アッラーへの深い信仰と裏腹の
人間くさい望みや欲求にはかわりはないのだと
教えるような物語が繰り広げられる。
ただ、前話で善良だった者さえも
あっさりと罰されてしまったり、
少し読者にはめまぐるしいかも。
アラビアンナイトをきちんと読み直してみたくなった。
アラブの詩などは、本当に香り高い美しいものが多数ある。
もっと日本でも紹介されないものだろうか。
アラビアの華麗で不可思議な雰囲気に浸って読むなら
非常に面白い話だった。
訳が現代的で、歯切れ良いが、
その雰囲気を壊さないので読みやすいと思う。
男たちが次々に主人公として交代する。
どれだけ語り手が変わろうとも、
アッラーへの深い信仰と裏腹の
人間くさい望みや欲求にはかわりはないのだと
教えるような物語が繰り広げられる。
ただ、前話で善良だった者さえも
あっさりと罰されてしまったり、
少し読者にはめまぐるしいかも。
アラビアンナイトをきちんと読み直してみたくなった。
アラブの詩などは、本当に香り高い美しいものが多数ある。
もっと日本でも紹介されないものだろうか。