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四天王寺の鷹 謎の秦氏と物部氏を追って 単行本 – 2006/5/19
谷川 健一
(著)
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2006/5/19
- ISBN-104309224520
- ISBN-13978-4309224527
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2006/5/19)
- 発売日 : 2006/5/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4309224520
- ISBN-13 : 978-4309224527
- Amazon 売れ筋ランキング: - 424,871位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 935位文化人類学一般関連書籍
- - 2,627位自伝・伝記
- - 5,675位日本史一般の本
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
谷川先生を初めて知ったのは昭和59年9月号の歴史読本の邪馬台国の地名と民俗でした。それで、四天王寺の鷹を読んでみるきになりました。四天王寺から田川(福岡)など日本全国、宇佐八幡宮から道鏡事件真相まで奥深く、筆者の深い知識には感服いたします。
2006年7月14日に日本でレビュー済み
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谷川健一氏の最新作『四天王寺の鷹・謎の秦氏と物部氏を追って』は宇佐神宮と秦氏、物部氏の関係を、独自に探索した、学者としては初めての宇佐周辺の渡来問題に切り込んだ意欲作です。ここで谷川氏は、私個人とは一部異なる見方も示され、かつより詳細に証拠を提示されております。すでに民俗学の領域をはるかに越えて新しい人間行動学的歴史学の傑作と言える。
2012年11月12日に日本でレビュー済み
北風家中興の祖、北風荘右衛門貞幹は青木村(おおぎむら)の北風家の親戚から養子に来ているが、雅号が「来屯」(きむら)である。この本によれば青木村の木村家は蘇我・物部戦争で敗死した物部守屋大連の子孫とのこと。北風家と物部氏との関係が気になるところだ。北風家の先祖が仕えた神功皇后の愛馬の名前が白鷹といい、新羅(しらぎ)、白藤(北風家の旧名)氏など、謎の「白」の世界が展開する。また、「たか」あるいは「たけ」という言葉は大和朝廷の始祖に関係している言葉のようだ(石上神宮の出雲タケ雄神社の存在など)。
大王への中央集権化を図った雄略天皇の晩年、豊受大神の伊勢神宮合祀・豊国法師など、「トヨ」の復権が行われるが、これは、雄略天皇が勢力を削ごうとした市辺押磐皇子(石上神宮)、葛城氏などの復権と重なる。
守屋大連敗死後、子息たちが広瀬で狩りをするふりをしながらどこかに隠れたとしているが、石上神宮と馬見古墳群に分かれて隠れたと私は考えている。物部氏の氏神でもある石上神宮は精神的アジール(避難所)として有名であり、葛城の馬見古墳群では堀をもつ古墳へ物理的に立て籠もれる。広瀬はこの2所の丁度中間にある。また、この2所は「とよ」と関係が深いと考える。
本中、赤染(常世)氏が祀る常世岐姫という女神は「とよきひめ」と読むような気がする。初代伊勢神宮斎宮「豊鋤姫;とよすきひめ」に非常に似ているが、偶然だろうか?
大和高田市築山の隣村の神楽(じんらく)は、昔「秦楽」と書いたらしいが、秦氏と関係があるのだろうか?
大王への中央集権化を図った雄略天皇の晩年、豊受大神の伊勢神宮合祀・豊国法師など、「トヨ」の復権が行われるが、これは、雄略天皇が勢力を削ごうとした市辺押磐皇子(石上神宮)、葛城氏などの復権と重なる。
守屋大連敗死後、子息たちが広瀬で狩りをするふりをしながらどこかに隠れたとしているが、石上神宮と馬見古墳群に分かれて隠れたと私は考えている。物部氏の氏神でもある石上神宮は精神的アジール(避難所)として有名であり、葛城の馬見古墳群では堀をもつ古墳へ物理的に立て籠もれる。広瀬はこの2所の丁度中間にある。また、この2所は「とよ」と関係が深いと考える。
本中、赤染(常世)氏が祀る常世岐姫という女神は「とよきひめ」と読むような気がする。初代伊勢神宮斎宮「豊鋤姫;とよすきひめ」に非常に似ているが、偶然だろうか?
大和高田市築山の隣村の神楽(じんらく)は、昔「秦楽」と書いたらしいが、秦氏と関係があるのだろうか?
2006年8月1日に日本でレビュー済み
四天王寺では、合戦で敗死した物部守屋の怨魂が悪禽(啄木鳥)となって危害を及ぼし、聖徳太子は鷹となって追い払ったとも伝えられる。物部氏は正史『日本書紀』でも近代史家の間でも不当に遇せられている。本書では民俗学の立場から物部氏と金属文化との関係を追求し、秦氏の役割も重視している。秦氏は鉱山開発等に貢献した帰化人で、「秦姓の舞」と称する四天王寺の楽人として活躍した。また、らい病者の救済に挺身した僧忍性は四天王寺の別当であったという。著者は広々と開放的な四天王寺に人間の精神の解放を感じるという(雅)