一般書ということですが、中途半端な感じがします。
一般書ならもう少しやさしくしたほうがいいとおもいます。
かといって大学の教科書につかえるほどの詳しさや広がりがない・・・。
なるほどと思えるほどの視点もない
まあ、可も不可もない普通の本です。
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中国の歴史 単行本 – 2010/10/16
山本 英史
(著)
超大国・中国の4000年以上に及ぶ歴史を平易な記述で解説。王朝の興亡、近隣諸国との交流、そして今日の中国を理解するうえで役立つよう現代史にも多くのページを割いた中国通史の決定版!
- ISBN-104309225349
- ISBN-13978-4309225340
- 出版社河出書房新社
- 発売日2010/10/16
- 言語日本語
- 本の長さ350ページ
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商品の説明
著者について
山本 英史 略歴 1950年、滋賀県生まれ。慶應義塾大学文学部教授(文学博士)。東京大学大学院人文科学研究科博士課程。専攻は明清社会経済史、中国近代史。著作に『現代中国の履歴書』(慶應義塾大学出版会、2003年)などがある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2010/10/16)
- 発売日 : 2010/10/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 350ページ
- ISBN-10 : 4309225349
- ISBN-13 : 978-4309225340
- Amazon 売れ筋ランキング: - 623,001位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,431位世界史 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月16日に日本でレビュー済み
タイトルのとおり、現在の中国として認識される文化圏の歴史を、その起源(三皇五帝の神話を含めて)から現在の中華人民共和国までの概要を整理したものです。
このため、時代の背景と移り変わりの必然性について読み進めていくことができます。また、そのように歴史を読むことで中国の文化、伝統、思想がいかに醸成されていったかが理解しやすく整理されています。
例えば、中国はユーラシア大陸に属しています。このため、日本とは異なり、人種の異なる様々な国々との接点・文化的衝突を繰り返します。そのなかで、黄河文明・長江文明からの文明的先進者として、中華思想と呼ばれる考え方、柵冊体制を確立していきます。このことは、日本人には理解しづらい考え方ですが、漢民族の文化的背景からは見過ごせない点だとおもいます。また、このような漢民族を中心とした世界の概念を醸成するに値した、文明・文化をもったスケールの大きな歴史を持っていたことが理解できます。
個人的感覚ですが、中国の政治家は日本人の政治家よりも、外交手腕が優れていると感じていました。これだけ、国が乱立し、勃興を繰り返し、諸外部民族との権謀術数を実践でやっていれば、お手の物になるというのが、本書を読んでの感想です。
また、日本における天皇と異なる、専制君主としての皇帝の概念が非常にわかりやすかったです。
基本的には中国の国は以下の流れで作られます。
1.国(地域)が混乱し、民は飢え、権力者は腐敗
2.戦国時代 or クーデター
3.リーダー現る
4.謀略と戦争
5.統一
6.リーダーが皇帝になる
7.皇帝の子孫が愚者 or 配下の野心 により国が乱れる
8.1へ戻る
この辺は、日本と同じなのですが、日本との違いは天皇は象徴であり、冒される存在ではないが、中国は平気で廃し、次の皇帝を樹立する点です。この辺の違いが何故なのか非常に興味深いです。
五常五倫をよしとする、儒教(朱子学も含め)が日本に定着したのは、江戸時代とされています。なお、儒教については5世紀頃に日本へ到着しています(wikipedia)。
また、清という統一王朝の成立と文化がとても興味深かった。
同じ女真族の金王朝を背景として考えるととても興味深い、映画で馴染みのあるキョンシー時代の王朝です。清は元と同じく、漢民族ではない異民族が樹立した王朝です。中国の王朝が変わるために必要となる、易姓革命の大義名分もなかなか知恵を絞っています。また、民族融和を図り、歳出を抑えた康熙帝が、唐の太宗と並び中国歴代最高の名君と呼ばれる点など非常に面白いです。
本書に記載されていますが、有名な「満漢全席」は康熙帝が満州族(女真族)と漢民族の融和を図るために作らせたとあります。
ただし、前述のとおり、各時代の概略から中国の歴史を理解することを主眼にしている本であるため、個々の時代についての内容は比較的薄い物とならざるをえません。このため、中国の歴史理解の入門書として位置づけるべき本だと思います。
このため、時代の背景と移り変わりの必然性について読み進めていくことができます。また、そのように歴史を読むことで中国の文化、伝統、思想がいかに醸成されていったかが理解しやすく整理されています。
例えば、中国はユーラシア大陸に属しています。このため、日本とは異なり、人種の異なる様々な国々との接点・文化的衝突を繰り返します。そのなかで、黄河文明・長江文明からの文明的先進者として、中華思想と呼ばれる考え方、柵冊体制を確立していきます。このことは、日本人には理解しづらい考え方ですが、漢民族の文化的背景からは見過ごせない点だとおもいます。また、このような漢民族を中心とした世界の概念を醸成するに値した、文明・文化をもったスケールの大きな歴史を持っていたことが理解できます。
個人的感覚ですが、中国の政治家は日本人の政治家よりも、外交手腕が優れていると感じていました。これだけ、国が乱立し、勃興を繰り返し、諸外部民族との権謀術数を実践でやっていれば、お手の物になるというのが、本書を読んでの感想です。
また、日本における天皇と異なる、専制君主としての皇帝の概念が非常にわかりやすかったです。
基本的には中国の国は以下の流れで作られます。
1.国(地域)が混乱し、民は飢え、権力者は腐敗
2.戦国時代 or クーデター
3.リーダー現る
4.謀略と戦争
5.統一
6.リーダーが皇帝になる
7.皇帝の子孫が愚者 or 配下の野心 により国が乱れる
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この辺は、日本と同じなのですが、日本との違いは天皇は象徴であり、冒される存在ではないが、中国は平気で廃し、次の皇帝を樹立する点です。この辺の違いが何故なのか非常に興味深いです。
五常五倫をよしとする、儒教(朱子学も含め)が日本に定着したのは、江戸時代とされています。なお、儒教については5世紀頃に日本へ到着しています(wikipedia)。
また、清という統一王朝の成立と文化がとても興味深かった。
同じ女真族の金王朝を背景として考えるととても興味深い、映画で馴染みのあるキョンシー時代の王朝です。清は元と同じく、漢民族ではない異民族が樹立した王朝です。中国の王朝が変わるために必要となる、易姓革命の大義名分もなかなか知恵を絞っています。また、民族融和を図り、歳出を抑えた康熙帝が、唐の太宗と並び中国歴代最高の名君と呼ばれる点など非常に面白いです。
本書に記載されていますが、有名な「満漢全席」は康熙帝が満州族(女真族)と漢民族の融和を図るために作らせたとあります。
ただし、前述のとおり、各時代の概略から中国の歴史を理解することを主眼にしている本であるため、個々の時代についての内容は比較的薄い物とならざるをえません。このため、中国の歴史理解の入門書として位置づけるべき本だと思います。