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『ユダ福音書』の謎を解く 単行本 – 2013/10/29

4.0 5つ星のうち4.0 13個の評価

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世界を震撼させた話題の書、待望の邦訳!!

裏切り者か? 最も寵愛された弟子か? 1800年間封印されていた「禁断の書」が今よみがえる! キリスト教はなぜ、ユダを抹殺したのか? 発見されたパピルスに記された、真実とは?

長期にわたって失われてきた『ユダ福音書』の出現は、
ユダの物語を最悪の裏切り者の物語ときめつけてきた
すべての人びとのあいだに論争を巻き起こしている。
いったいどうすればあのユダを、イエスの最も信頼する
弟子であったなどと想像することができるのか。
なぜ『ユダ福音書』の著者は、他の弟子たちへの激しい怒りに燃えているのか。
ここには、まさに、キリスト教の核心に迫る問題が提起されている。

【ニューヨーク・タイムズ書評】
「ペイゲルスとキングのふたりのすぐれた研究は、キリスト教の主流が、
なぜかくも長期にわたって、裏切り者の福音書を貶めつづけてきたかを見事に解明する」
スティーヴン・プロテロ

【ワシントン・ポスト書評】
「すばらしいの一語に尽きる!
エレーヌ・ペイゲルスとカレン・L・キングは、写本にたいする現代の
曲解された歴史ではなく、古代の、きわめて挑発的な神学にまさに
焦点をしぼって解明している」
ジョン・ドミニク・クロッサン

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商品の説明

著者について

カレン・L・キング
ハーヴァード大学神学部教授。古代キリスト教史を担当。主な著書に『マグダラのマリアによる福音書』(河出書房新社)、『グノーシス主義とは何であるのか』(ハーヴァード大学)等で学会の高い評価を得る。

エレーヌ・ペイゲルス
プリンストン大学教授。著書に『ナグ・マハディ写本 初期キリスト教の正統と異端』(白水社)『禁じられた福音書 ナグ・マハディ文書の解明』(青土社)『悪魔の起源』(青土社)など。

山形孝夫[訳]
1932年生まれ。宗教人類学者。東北大学文学部宗教学科大学院博士課程中退。宮城学院女子大学名誉教授。『砂漠の修道院』で日本エッセイストクラブ賞受賞。『聖書の起源』(筑摩書房)、『聖書物語』(岩波書店)等、著書多数。

新免貢[訳]
1953年、沖縄県に生まれる。関西学院大学大学院神学研究科修了、現在、宮城学院女子大学教授、神戸国際支縁機構理事。最近の著書・論文・翻訳に『「キリスト者」が良き名前となる為に----“使徒行伝"に歴史の中の教会を問う』(共著 関西神学塾)、『滅亡の予感と虚無をいかに生きるのか----聖書に問う』(共著 新教出版社)、『マグダラのマリアによる福音書----イエスと最高の女性使徒』(共訳 河出書房新社)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2013/10/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/10/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 260ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309226027
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309226026
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 13個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年9月3日に日本でレビュー済み
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3つの書籍の読書感想より、『ユダの福音書』の箇所を抜粋します。

なぜイエスはゲッセマネで盃(十字架刑)を恐れたのだろうか? (マルコ14:33-14:36)
私にとって永年の疑問でした。
今回、『ユダの福音書』を読んで、イエスは過ぎ越し子羊にされて、殉教者達が後に続くことを予見されたのだと理解しました。
(残りの二つは関連しますが、参考にて略)

1."Beyond Belief"
I believe that the Gospel of Thomas is true and real teaching of Jesus. One scholar of Japan had also said the Gospel of John was a preaching manual of old John, and I agree with him.
"Only Jesus is the son of God" in the Gospel of John.
"We are the children of God" in the Gospel of Thomas.
I think that's an important difference.

2. “Reading Judas”
Why was Jesus afraid of the cup in Gethsemane? (Mark 14:33-14:36)
That was a longtime question for me.
I read "Reading Judas" this time and understood that Jesus foresaw he would be a lamb of the Passover and many martyrs would follow him.

3. John the Baptist
Scholars have underscored the resemblances between John and his teachings Qumran residents and doctrine of Essenes.
The covenanters of Qumran apparently did not offer animal sacrifice. Instead, the members sent up prayer and praise as sacrifices of the lips to God.
John did baptism to Jesus with pleasure and Jesus said “Among them that born of women there has not risen a greater than John the Baptist.”
For the above reasons, if Jesus was a member of Essenes or its sympathizer, he would strongly refuse the cup.
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月7日に日本でレビュー済み
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ユダヤ教を引き継いだキリスト教にとって、『ユダの福音書』の発見は衝撃的な出来事であったろう。なぜならば、キリストが唱えた宗教はユダヤ教を批判し、そこから脱却するものであったということがこの福音書によって明らかになってしまうからだ。それにもかかわらず、この著者は真摯にこの福音書に向き合って、出来るだけ忠実に翻訳・解釈を行っている。だが、何せ発見された文書はほとんど断片的なもので、その翻訳は極めて専門的なものにならざるを得ない。背景を十分に理解していればともかく、単に興味本位に読もうとする者にとってはかなり重過ぎる本であろう。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年3月8日に日本でレビュー済み
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本書は2世紀に書かれ、1970年代に発見された『ユダ福音書』の解説である。全編は解説・原典・注釈の3部から成る。原典はわずか15頁で欠落が多く、『新約聖書』の福音書とは趣が異なり、ほぼ全編がイエスと弟子達との会話から成る。『聖書』を『論語』とすると、『ユダ福音書』は『荘子』の中で寓話として孔子が登場するのに似ている。注釈はかなり専門的で、吾人が主に読むのは冒頭の解説150頁と考えてよい。

イエス信奉者に対する迫害が間断なく続いていた古代ローマ時代に、「キリスト教の指導者たちは、あたかも神みずからがキリスト教徒の痛ましい死体を自己自身の栄光のために欲しているかのように、殉教を志として受け入れるよう奨励」していた。本福音書は、教会指導者が「キリスト教徒が生贄を伴うローマの宗教儀式の遵守を拒否するように教えているのに、――一方ではイエスの死は人間の罪を償う犠牲であると断言し、殉教者として死を選んだキリスト教徒は神に喜ばれる犠牲であったと主張することにより――、結果として生贄の犠牲をキリスト教の礼拝式の中心に戻してしまっている」という矛盾を告発している。

コンスタンティヌス帝は、キリスト教の統一的定義に同意する集団にかぎって資金を提供するやり方を採用した。「それに異議を唱える者は“呪われた者”として追放された……彼らの多くの文書はその後も読まれ、数世紀にわたって筆写されていったが、それらもまた・・・異端をめぐる戦いの無言の犠牲者たちとして強制的に地下に追いやられた」。『ユダ福音書』は、人びとの振り向かない生き方として棄てられてしまったのだ。しかし、千年を超えて蘇った本福音書の主張は意外にも現代に通じるものだ。そろそろカトリック(普遍的)も多様性を受け容れてよい時期ではないか。イエスの権威はそれで揺らぐようなちっぽけなものではあるまい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年11月14日に日本でレビュー済み
グノーシス主義者によって、3〜4世紀頃に書かれたというこの『チャコス写本』。
ただし、『ユダの福音』そのものは、それ以前から成立していたと言われる。

グノーシス派では、信仰によらず、直知により、内なる永遠の生命、内なる完全性、内なる叡智そのものを体現することが救いである。
信仰や、創造主への崇拝行為は愚かとされる。

この『ユダ福音』の中のイエスもまた最終的に救われるためには、肉体からの解放を必要とし、ユダがそれを手伝い成し遂げた英雄となる。

グノーシス主義では、内なる叡智そのものだけが真理であり、この物質世界は悪の世界であり、肉体・個は障害物でしかないのだ。

これは、ヴェーダンタとも酷似している。
永遠の生命に目覚め、肉体・個を否定・消滅させる方向に向かう。
実際に肉体を虐める苦行や断食を実践し、解脱したまま死んでゆくのを理想とする。
つまりこの世に生まれ落ちたことが、そもそも失敗・堕落なのだ。

オーソドックスチャーチでは、この世界は神が創造した善なる世界であり、
サーンキヤでも、この肉体・個は、神の顕現であると受け入れ、謳歌する方向へ向かう。 肉体を神の宿る神殿であるとみなし、肉体・物質・世界を祝福する。

最近、日本でも普及されつつあるACIMでも、時間・空間・世界・創造するヴェーダンタアドバイタ的世界観を展開しながらも、肉体・個・世界を否定してゆく指導者と、むしろ(現象として、顕れとして)肉体・個・世界を受け入れていく指導者たちが混在しているようである。

オーソドックスチャーチへの執着には違和感を感じるが、 だからといってグノーシス主義への偏向へもまた違和感を感じてしまう。

グノーシス主義もまた、当時の思想の潮流の1つにすぎない。

真理とは、『永久に言語化されない深層言語』なのだ。


また、グノーシス主義は、真理に目覚めさえすれば、世界に戦争があろうが、貧困があろうが、差別があろうが知ったこっちゃない、

目の前で幼児虐待があろうが、暴力があろうが、すべて幻想です、と通りすぎる。

オウム麻原彰晃の『解脱した人間は、人を殺しても業を作らない』という思想と重なってくる。

グノーシス主義は危険を孕んでいる。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分がいままで真実と意識しなくても思っていた事が、いかに違うかということが分かりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月12日に日本でレビュー済み
私が仏教やキリスト教に関する書籍を読むのは、その教義を信じているからではなく、新しい宗教を創始した釈迦、イエスという歴史上の人物の言動に興味があるからである。そして、彼らの当初の教えが大きく変貌していく仏教形成史、キリスト教形成史に関心を抱いているからである。

この意味で、『「ユダ福音書」の謎を解く』(エレーヌ・ペイゲルス、カレン・L・キング著、山形孝夫、新免貢訳、河出書房新社)は、非常に読み応えのある一冊だ。

「イスカリオテのユダを主人公とする伝説の福音書が発見されたとの噂を耳にしてから、かれこれ20年以上が経過していた。2006年4月、米国地理学協会はついに、考古学上の一大発見があったことを公表した。わたしたちは今日、1970年代のある時期に、2世紀のギリシア語本文からコプト語に翻訳された『ユダ福音書』の写本がミニヤ県に近いエジプト中部で発見されたことを知っている」。

「『ユダ福音書』のもつ特別な意義は、ユダの裏切りとイエスの教えの意味をめぐる2世紀のキリスト教徒たちの生き生きした論争の実態を垣間見させてくれるところにある」。

『ユダ福音書』の著者は、正統派キリスト教が絶対視している「神がイエスと彼の信奉者たちの血による犠牲の死を欲しているという信仰」に、激しい怒りを表明している。正統派キリスト教の指導者たちは、「信者たちにたいしては、いかなる迫害にも屈することなくしっかりと立つように励まし、不信仰者たちにたいしては、キリスト教信仰がいかに確固不動であるかを認識させるために、殉教者を英雄として賞賛する話を書いた。このような指導者たちは、殉教を美化する多くの著作を書き残し、それらは、今もキリスト教徒のあいだで広く読まれている」。「キリスト教の伝統的歴史は、もっぱら勝ち組(=マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネによる福音書)の観点から記述されている。勝ち組は、他のさまざまな声(=ユダによる福音書など)を封印し、あるいは、曲解し、彼らの諸文書を破棄し、自分たちと意見の合わない者はすべて危険かつ頑迷な『異端』として摘発し、弾圧することに成功した」のである。

『ユダ福音書』は、正統派キリスト教では、師のイエスを裏切り、ローマ帝国の手先であったユダヤ総督にイエスを売り渡したとされるユダが、実はイエスの真意を理解した唯一の弟子であるとしている。一方、イエスの教えを正しく伝える弟子として崇められてきた十二使徒は、イエスの深遠な教えを理解できなかった者たちだと厳しく告発している。

「いったい、(『ユダ福音書』に登場する)イエスはなぜ怒るのか。誰に向かって怒るのか。殉教者を神に喜ばれる犠牲者であると賛美し、生贄をともなうユダヤの神殿儀礼を礼拝の中心にとり戻そうとする弟子たちに向かってである。そうした弟子たちの指導者の中には、辱めや拷問に耐え、公開処刑さえも引き受けることを推奨する者もいた。イエスの怒りは、そうした弟子たちに向かって炸裂している」、「殉教者の数が多ければ多いほど、教会の名声は高められ、おそらく祭司たちの位階は上昇し、(その背後にいる)権力者の究極の勝利が現実に約束されるものとなる」と、訳者・山形は手厳しい。

もう一人の訳者・新免も、「『ユダ福音書』は、動物犠牲のイメージが深く刻印された贖罪論を原理的に問い直している貴重な古代キリスト教文書の一つです。『ユダ福音書』は、贖罪論と結びつけて迫害下での肉体的犠牲を奨励する教会指導者たちの見解にたいして並々ならぬ怒りを表明しています。それだけではなく、イエスの犠牲の死を強調する正統派キリスト教の論理に抗い、やがては見る影もなく朽ち果てる肉体の限界を突き破る霊的救済への道が提示されています」と述べている。『ユダ福音書』は、まさに、「神のために死ぬ=殉教」という論理に対する怒りの書なのである。
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