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謎の空海: 誰もがわかる空海入門 単行本 – 2007/1/1
三田 誠広
(著)
なぜ遣唐使とともに唐に渡ることができたのか。その独自の思想
はどこから生じたのか。空海入門の決定版。
はどこから生じたのか。空海入門の決定版。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2007/1/1
- ISBN-104309230776
- ISBN-13978-4309230771
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商品の説明
出版社からのコメント
小説『空海』で話題をよんだ著者が、謎の多い空海の人生とその
思想を、時代的背景も含めて解説。
仏教とは何か、空海とはいかなる人物か、また日本の歴史の流れの中で、空海と
はいったい何者なのか。
空海初心者にも分かりやすく全体像がつかめる最適な入門書。
思想を、時代的背景も含めて解説。
仏教とは何か、空海とはいかなる人物か、また日本の歴史の流れの中で、空海と
はいったい何者なのか。
空海初心者にも分かりやすく全体像がつかめる最適な入門書。
著者について
1948年、大阪生まれ。
早稲田大学文学部卒業。1977年、『僕って何』を「文藝」に発表し、芥川賞
受賞。以降、小説、評論、エッセイと幅広く活躍している。著書に、『いち
ご同盟』『鹿の王』『パパは塾長さん』『地に火を放つ者』『ウェスカの結婚
式』『桓武天皇』『空海』他多数。
早稲田大学文学部卒業。1977年、『僕って何』を「文藝」に発表し、芥川賞
受賞。以降、小説、評論、エッセイと幅広く活躍している。著書に、『いち
ご同盟』『鹿の王』『パパは塾長さん』『地に火を放つ者』『ウェスカの結婚
式』『桓武天皇』『空海』他多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2007/1/1)
- 発売日 : 2007/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4309230776
- ISBN-13 : 978-4309230771
- Amazon 売れ筋ランキング: - 486,282位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40位空海
- - 84位密教(一般)関連書籍
- - 2,033位仏教入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年5月12日に日本でレビュー済み
だいぶ前に読んで、アゼンとした記憶があります。
けど他の作品だったかも。
あ、星の王子さんの本やったかな。
三田さんは評論の分野で何冊か傑作を書いてる。
登山をしていて美しい高原に出たような、不思議な風景が広がる。
感動というより…解放、自由という感じ。
高くつきぬけてゆく。
やわらかく包み込む。
ムリがない。
悠久のキャリアを築いてるところも尊敬します。
独自の境地。
けど他の作品だったかも。
あ、星の王子さんの本やったかな。
三田さんは評論の分野で何冊か傑作を書いてる。
登山をしていて美しい高原に出たような、不思議な風景が広がる。
感動というより…解放、自由という感じ。
高くつきぬけてゆく。
やわらかく包み込む。
ムリがない。
悠久のキャリアを築いてるところも尊敬します。
独自の境地。
2007年2月4日に日本でレビュー済み
著者には「空海」という小説がある。想像力の産物である。本書は史実と推理を明確に区別して、謎の人物の全貌が実体としてとらえられるように展開している。
空海は謎の人物である。偉大な人物がどのようにして出現したのか、そのこと自体が謎であるが、さまざまな謎がある。
第一の謎は、長く中断されていた遣唐船が派遣され、空海は留学僧として乗船したことである。派遣されるのは、最初はとびきりの優等生最澄が行く予定であった。非合法の私度僧であった空海が行けたのがなぜか。短期間の研修、受戒で特別扱いされたのは謎である。十八歳で大学に入り、中退して三十歳を過ぎて遣唐使船に乗りこむまでの十年間、どこで何をしていたのか、という謎でもある。
もっと大きな謎もある。唐の都長安で秘宝密教が日本という後進国に伝授されたことは、ありえないことであり、奇蹟としか言いようがない。更に驚くべきことがある。最澄には還学僧という資格が与えられた。空海は留学僧であるから二十年は滞在しなければならないところ二年で帰国しているのも謎である。留守中に桓武天皇と伊予親王が亡くなっていた。
肝心の空海の功績…ただ恵果の密教を持ち帰っただけではない。膨大な仏教ほか思想書、空海独自の世界観がまた謎なのである。
これらの謎は多くの学者・宗教者によって解明を進めてきたが、いまだ謎である。推理したものは自分の書いた小説「空海」に描いていると宣伝している。
本書は小説ではなく、解説書で史実と推理をさび分けて述べている。「誰もがわかる空海入門」はサブタイトルとして、遠慮深くしているのだと思う。「謎(に満ちた)の空海」にはひそかなる空海通の誇りを匂わせている。
空海は謎の人物である。偉大な人物がどのようにして出現したのか、そのこと自体が謎であるが、さまざまな謎がある。
第一の謎は、長く中断されていた遣唐船が派遣され、空海は留学僧として乗船したことである。派遣されるのは、最初はとびきりの優等生最澄が行く予定であった。非合法の私度僧であった空海が行けたのがなぜか。短期間の研修、受戒で特別扱いされたのは謎である。十八歳で大学に入り、中退して三十歳を過ぎて遣唐使船に乗りこむまでの十年間、どこで何をしていたのか、という謎でもある。
もっと大きな謎もある。唐の都長安で秘宝密教が日本という後進国に伝授されたことは、ありえないことであり、奇蹟としか言いようがない。更に驚くべきことがある。最澄には還学僧という資格が与えられた。空海は留学僧であるから二十年は滞在しなければならないところ二年で帰国しているのも謎である。留守中に桓武天皇と伊予親王が亡くなっていた。
肝心の空海の功績…ただ恵果の密教を持ち帰っただけではない。膨大な仏教ほか思想書、空海独自の世界観がまた謎なのである。
これらの謎は多くの学者・宗教者によって解明を進めてきたが、いまだ謎である。推理したものは自分の書いた小説「空海」に描いていると宣伝している。
本書は小説ではなく、解説書で史実と推理をさび分けて述べている。「誰もがわかる空海入門」はサブタイトルとして、遠慮深くしているのだと思う。「謎(に満ちた)の空海」にはひそかなる空海通の誇りを匂わせている。