専攻が「社会学」という肩書ではあるが、この著者である加藤秀俊さんは、そのカテゴリーに縛られずに、いろんな分野のいろんな媒体から情報を得て、その研究対象に関する意義や意味づけを探し出している。
他の学者が行ったことに縛られずに、自分の視点で、自分の言葉で論述をしているので、どうしても興味深く読み進めてしまう。
この人の学問に対する永遠に変わらぬスタンスは、他の学者が言った二番煎じではなく、自分の頭で考えて練り上げた論拠を提示しているので、どの著作も、長時間読み過ごしてしまうのである。
そんな時に、静かな空間で贅沢な高価なコーヒーを飲めたら最高のひとときですらある。
明治のメディアに関する論じものではあるが、今そんなことを知ったり勉強したりしても何にもならないだろうと思われがちではあるが、我々が今接するメディアに対する永遠に変わらぬ接し方を見直すためには、ぜひとも読んでおいても意味は必ずあるはずだと、私は確信する。
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明治メディア考 単行本 – 2008/12/11
学問領域を軽やかに越境する仕事で時代をリードした二大碩学による贅沢な対話を復刊。博覧会や新聞から筆記具や絵葉書まで、「人と人とのかかわりの諸様式」を縦横無尽に語り合う。面白い歴史読み物にして研究アイデアの宝庫。
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2008/12/11
- ISBN-104309244602
- ISBN-13978-4309244600
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商品の説明
著者について
1930年、東京生まれ。社会学者。著書に、『整理学』『取材学』(以上、中公新書)、『見世物からテレビへ』(岩波新書)、『隠居学』(講談社)多数。また、『加藤秀俊著作集』(全12巻、中央公論新社)がある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2008/12/11)
- 発売日 : 2008/12/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4309244602
- ISBN-13 : 978-4309244600
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,062,421位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和5(1930)年東京渋谷生まれ。一橋大学卒。シカゴ大学大学院修了。社会学博士。京大、学習院大学、など国内外で研究・教育をおこなってきました。最終の職歴は日本育英会(学生支援機構)会長。いま(2018年)は米寿をむかえ毎日、庭いじりをしたり、寄席に落語をききにいったりしてノンキに隠居生活をおくっています。いままで50冊以上の書物をだしてきましたが、若いころからの著作のかなりの部分は電子化して「加藤秀俊著作データベース」としてネット上のhtp://katodb.coocan.jp/で公開しています。2018年4月に刊行された中公新書「社会学」はこれまで半世紀にわたるわたしの経験をとりまとめた一種の「社会学入門」のつもりで書きました。
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