フランス人作者が、日本人の性についてを描いた本です。
当たり前だと思っていることが、意外とそうではないものだと気づく良い機会になると思います。
読み進むにつれて、見てはいけないものを真面目にみているかのような謎の脱力感に襲われました。
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エロティック・ジャポン 単行本 – 2010/12/18
ロリコン、援助交際、セクハラ、制服、人形愛、コスプレ、メイドカフェ……日本人でさえ理解しきれない「奇妙で豊饒な性文化」を論じる、気鋭のフランス人女性による大胆な〈性の日本論〉!
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2010/12/18
- ISBN-10430924534X
- ISBN-13978-4309245348
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商品の説明
著者について
1969年、フランスのジャーナリスト。パリ第三大学で現代文学を学んだ後、高等情報通信科学校で日本漫画とメディア論を専攻。日本関係の著書に『日本の〈愛と快楽〉辞典』『日本の〈欲望〉の対象』がある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2010/12/18)
- 発売日 : 2010/12/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 360ページ
- ISBN-10 : 430924534X
- ISBN-13 : 978-4309245348
- Amazon 売れ筋ランキング: - 594,182位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランス人が書いた日本のエロティシズムの比較文化論。海外から客観的に見ると、日本では普通に思われている性風俗・性文化は、きわめてユニークなのだということがわかる。この本で紹介されているのは、ブルセラショップ、切腹ビデオ、高級ダッチワイフ・ラブドール、コスプレ、フンドシやマッチョ、援助交際、アダルト・トーイの数々だ。既知のものもの多いが、海外の視線で語られると、再発見もあり新鮮に見える。統計によると、日本人のセックス回数は世界でも最低に近いという。しかし日本人は、性行為そのものよりも、性文化を高度にバラエティ豊かに発達させてきたのかもしれない。星を一つ減らしたのは、内容ではなくて、ちょっと値段がちょっと高いから。
2010年12月30日に日本でレビュー済み
本書は2006年にフランスの老舗出版社アルバン・ミッシェルから刊行された「日本のエロティックな想像力」の邦訳である。
原書は邦訳版よりも大判で全ページカラーの豪華本だ。かなりの高額本であったにも関わらずフランスで異例の売れ行きを示し、現在も版を重ねているという。私はこの本(原書)を数年前に知人から見せてもらったのだが、そこで紹介されている「日本のエロパワー」に正直驚愕し圧倒された。著者のアニエス・ジアール(女性)の日本の性風俗に対する博覧強記ぶりもさることながら、この本で紹介されている性的イコン・表象の多くは、私が見たことも聞いたこともないものであり、凄まじいエネルギーをもって迫ってきた。フランス語はわからないので、当時は図版をただ眺めているだけだったが、この本から、森口裕二の少女画や田亀源五郎のゲイ・エロティック・アートなどの存在をはじめて知った。
現在、日本の漫画・アニメ、カワイイ文化などが海外で受けていることから、御用学者や役所の連中も日本のソフト・パワーを世界に広めるのだと息巻いているようだが、そうした甘ちゃんたちが、この本の醸し出す毒気に晒されたひとたまりもないだろう。そもそも文化とは、連中が考えているような口当たりの良いものでもなければ、国威発揚の道具でもない。
かつて19世紀のヨーロッパで日本文化が紹介され、ジャポニズムと呼ばれるカルチャームーブメントが巻き起こったが、その大きな牽引役となったのが、浮世絵春画など、江戸のエロティック・カルチャーだった。
同様に、この21世紀において、日本のエロが世界のサブカルチャーを堂々とリードしていることをこの本は教えてくれる。国威発揚やソフト・パワーがお好きな方々は、先ずはこの本を教科書にして、世界に冠たる日本のエロ文化をお勉強してもらわないと、今後、大きな顔して日本文化を語ることなどできやしません。
原書は邦訳版よりも大判で全ページカラーの豪華本だ。かなりの高額本であったにも関わらずフランスで異例の売れ行きを示し、現在も版を重ねているという。私はこの本(原書)を数年前に知人から見せてもらったのだが、そこで紹介されている「日本のエロパワー」に正直驚愕し圧倒された。著者のアニエス・ジアール(女性)の日本の性風俗に対する博覧強記ぶりもさることながら、この本で紹介されている性的イコン・表象の多くは、私が見たことも聞いたこともないものであり、凄まじいエネルギーをもって迫ってきた。フランス語はわからないので、当時は図版をただ眺めているだけだったが、この本から、森口裕二の少女画や田亀源五郎のゲイ・エロティック・アートなどの存在をはじめて知った。
現在、日本の漫画・アニメ、カワイイ文化などが海外で受けていることから、御用学者や役所の連中も日本のソフト・パワーを世界に広めるのだと息巻いているようだが、そうした甘ちゃんたちが、この本の醸し出す毒気に晒されたひとたまりもないだろう。そもそも文化とは、連中が考えているような口当たりの良いものでもなければ、国威発揚の道具でもない。
かつて19世紀のヨーロッパで日本文化が紹介され、ジャポニズムと呼ばれるカルチャームーブメントが巻き起こったが、その大きな牽引役となったのが、浮世絵春画など、江戸のエロティック・カルチャーだった。
同様に、この21世紀において、日本のエロが世界のサブカルチャーを堂々とリードしていることをこの本は教えてくれる。国威発揚やソフト・パワーがお好きな方々は、先ずはこの本を教科書にして、世界に冠たる日本のエロ文化をお勉強してもらわないと、今後、大きな顔して日本文化を語ることなどできやしません。
2011年3月6日に日本でレビュー済み
下ネタ得意の河出らしいスマッシュヒットです。逆のことを考えてみてください。これほどまでの情熱と好奇心をもってフランス・エロティカを語れる日本人がいますか? 皆無です。つまりこの著者はそこらの日本の大学教師ができないことを難なくやってのけているのです。日本語も満足にできないのにね。すばらしい。
美しい誤解? いいじゃないですか。うちこみと惚れっぷりの強度が肝腎なのですから。それに、この人、基本的に知的で、ピジョーとかヴァルテルとかスクリーチなどからアカデミックな情報も仕入れていることは付言しておくべきでしょう。受け狙いの放言ではないということ。
それにしても、おフランスの女に、持ち上げられたりいじられたりですっかりいい気分になってしまう日本人(わけても男)って何? 思わず苦笑してしまうのでした。All Japanese are perverse!
美しい誤解? いいじゃないですか。うちこみと惚れっぷりの強度が肝腎なのですから。それに、この人、基本的に知的で、ピジョーとかヴァルテルとかスクリーチなどからアカデミックな情報も仕入れていることは付言しておくべきでしょう。受け狙いの放言ではないということ。
それにしても、おフランスの女に、持ち上げられたりいじられたりですっかりいい気分になってしまう日本人(わけても男)って何? 思わず苦笑してしまうのでした。All Japanese are perverse!
2011年2月13日に日本でレビュー済み
日本語版よりでかくてカラーらしいので、仏語版が欲しかったのですが、期待していたようなレゾネっぽいな感じではなく大量で長いの文字列!読めないフランス語の本買わなくて良かったっス。
内容は、著者であるフランス人女性ジャーナリストが日本の性をストレートに語った評論。文字が多く期待はずれかと思ったんですが、結構噛みごたえのある文章に引き込まれましたよ、半ば強引ですが。日本人が持つ特有の価値観や美学をまったく取っ払った形で、ガツンとこの手の題材を見せられるとちょっとビビリます。だけど面白い事に、それで「気付き」が起こったりするわけです。自分の意識してなかったフェティズムを突然認識させられたり。
全体の文章の雑さ、洋書ならではの日本語訳のニュアンスが気になる所などあったんですが、最後の訳者のあとがきを読んで膝を打ちましたよ。著者の極端な日本の認識を上手に訳し直し、かつ比較文化的な側面を壊さぬよう不自然なテキストをあえて残し違和感のある文章にしてあるようです。この匙加減は理解出来そうも無いけど凄い事だってことはわかります。
数多くの側面から箇条書きされたこの本、著者は総括するような文章を残しておりません。フランス人の為の日本性風俗百科とでも言いましょうか?内容は兎も角として、この本がフランスで沢山売れている事に何かがあるのでしょう。彼らが日本の何かに強い欲求を持ち、私たちは多少の誤解を受けながらも発信し続けているのです。
内容は、著者であるフランス人女性ジャーナリストが日本の性をストレートに語った評論。文字が多く期待はずれかと思ったんですが、結構噛みごたえのある文章に引き込まれましたよ、半ば強引ですが。日本人が持つ特有の価値観や美学をまったく取っ払った形で、ガツンとこの手の題材を見せられるとちょっとビビリます。だけど面白い事に、それで「気付き」が起こったりするわけです。自分の意識してなかったフェティズムを突然認識させられたり。
全体の文章の雑さ、洋書ならではの日本語訳のニュアンスが気になる所などあったんですが、最後の訳者のあとがきを読んで膝を打ちましたよ。著者の極端な日本の認識を上手に訳し直し、かつ比較文化的な側面を壊さぬよう不自然なテキストをあえて残し違和感のある文章にしてあるようです。この匙加減は理解出来そうも無いけど凄い事だってことはわかります。
数多くの側面から箇条書きされたこの本、著者は総括するような文章を残しておりません。フランス人の為の日本性風俗百科とでも言いましょうか?内容は兎も角として、この本がフランスで沢山売れている事に何かがあるのでしょう。彼らが日本の何かに強い欲求を持ち、私たちは多少の誤解を受けながらも発信し続けているのです。