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不幸な子供 単行本 – 2010/8/3
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・版型:B5変
・総ページ数:64
・ISBNコード:9784309264974
- 本の長さ64ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2010/8/3
- 寸法19 x 1.1 x 23.6 cm
- ISBN-104309264972
- ISBN-13978-4309264974
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商品の説明
商品説明
ある日、軍人の父親にアフリカ行きの命令がきた。それが、主人公シャーロットの不幸のはじまりだ。以来、父の戦死、落胆してたちまちやつれ死ぬ母、ただ1人頼みの叔父は、こともあろうにレンガの落下で脳天を割られ、あっという間に孤児になるシャーロット。寄宿学校へ入れられるが、そこでもいじめられて脱走、悪人の中へ。ところが、死んだと思われていた父が生還。あろうことかそれがさらなる不幸のきっかけになろうとは…。
苦労や不幸があっても、ハッピーエンドでカタルシスにもっていくのがお話の定型だとすれば、これは、ページを繰るたび不幸また不幸、不幸のどん底へまっしぐらの、型破りなお話。でも、これだけ徹底して悪いことが続くと、「ここまでやるか!」といっそ小気味よく、しまいに笑いがこみあげて、それなりに浄化もされるから不思議だ。有無を言わさずどんどん進むテンポのせいか、気品ある訳文のおかげか、それとも、私たちの心の奥に隠れていた、人の不幸を喜ぶ悪いタネが、意地悪なゴーリーに暴かれての苦笑なのか。
白黒の、緻密なペン画の1コマごとに、トカゲとコウモリが合わさったような、怪しい生き物が見え隠れしている。そいつが、シャーロットの不幸をいつものぞいている。そしてその小怪獣の目は、絵の中から、本書を見ている私たちのことも、見つめ返してくるようだ。(中村えつこ)
内容(「MARC」データベースより)
著者について
1954年生まれ。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』(上・下)で日本翻訳文化賞を受賞。著書に『翻訳教室』他。訳書に、ポール・オースター『幻影の署』他多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2010/8/3)
- 発売日 : 2010/8/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 64ページ
- ISBN-10 : 4309264972
- ISBN-13 : 978-4309264974
- 寸法 : 19 x 1.1 x 23.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 96,132位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 212位こどものSF・ファンタジー
- - 1,907位日本文学研究
- - 2,234位絵本 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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読んでいて、色々考えさせられる
当たり前の事が幸せだと思えるように
子供たちに読ませました
主人公がことごとく不幸に見舞われるという、アメリカの児童文学『小公女』を髣髴とさせる物語であり、「ゴーリー版小公女」ともいわれるが、実際に本作品のモデルとなったのはフランス映画『パリの子供 (L'enfant de Paris)』とされる。『小公女』と『パリの子供』の共通点は、不幸のどん底に陥った主人公が最終的には善人に救われるという展開であり、特に『パリの子供』は寄宿舎から無頼漢へといった主人公の経緯が本作と共通しているが、最終的に主人公が救われるという、ヴィクトリア朝時代の物語に多く見られる定型が、本作では無情に覆されていることが大きな特徴である。
あまりの不幸の連続に、読者は最終的には主人公がどこかで助かることを想像せずにはいられないが、結局は不幸のままで物語が終わっており、不幸の連鎖と救いようのない主人公を徹底的に描いた無類の傑作との評価もある。実際に本作を読んだ読者からも、非常に暗い物語にもかかわらず、前述の『小公女』のようにハッピーエンドに終わらず、現実的に暗いままで物語が終わることを評価する声が多い。日本の絵本作家・荒井良二は、読むうちに様々なことを想像できる作品として、本作品を強く推している。日本の大阪狭山市立図書館では、2010年に「泣ける本」として推薦された40作品の中に本作の名が挙げられている。
またゴーリーの作品の挿絵は、細い線を多用した暗い背景がトレードマークといえるが、本作では主人公の暗い運命の暗示のごとく、その特徴的な絵が一際強調されており、ゴーリーがこの画の描写に力を使い果たしたために本作の製作が4年間も中断されたという説すらある。さらにどの背景画にも小さな怪物の姿が描かれており、これが悲劇的な雰囲気に一役買っていることも特徴的である。
本作はゴーリーが大学時代の友人の女性に捧げた作品とされる。その女性は32歳の若さで他界しており、その点が本作の主人公と共通しているといえなくもないが、性格は本作の主人公とはうってかわって奔放であったようで、ゴーリーが本作を捧げた理由は、ゴーリーが他界した現在では知る由もない。”
とにかく、衝撃的。
絵本なのに白黒!?
から始まり、、、
え、最後の終わり方。。。
など、これまでに読んだ絵本の常識を覆す絵本でした。
とても面白いです!
是非。
ハマりそうです
語彙力がなくてすいません
各ページに隠れている悪魔がポイント。
タイトルどおりの不幸としか言いようのないお話で、絵の隅々まで読むとさらに不気味です。
ここまで徹底するともう芸術です。