頭脳警察が結成される前からの、当時関わった人たちからの証言。
意外な人物の意外な関わり方。
レコードのこちら側からじゃあ想像できないエピソードが読める。
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頭脳警察 単行本 – 2004/8/5
須田 諭一
(著)
1969年に結成され「銃をとれ」と歌って発売禁止となった伝説のバンド“頭脳警察”の全軌跡をPANTAらメンバー、関係者らのインタビューによって構成した音楽ドキュメント。時代の熱、音楽の熱を伝える全音楽ファン待望の一冊。
- 本の長さ398ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2004/8/5
- ISBN-10430926770X
- ISBN-13978-4309267708
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2004/8/5)
- 発売日 : 2004/8/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 398ページ
- ISBN-10 : 430926770X
- ISBN-13 : 978-4309267708
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,054,975位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,632位エンターテイメント音楽のJ-POP
- - 45,407位楽譜・スコア・音楽書 (本)
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2019年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本のロックに関心があるなら必読じゃないかと思える内容。
頭脳警察については政治性・話題性より音楽性に目を向けるべきだとする評は多い。本書では本当はノンポリと明記されてるところもあるが、体制でない側(あるいは弱い側なのかも)へのシンパシーは明らかではないか。この時代、政治運動が激しかったのでその感覚から言えばそこまでコミットしないという意味ではノンポリといえるだろうが、音楽をやるうえでそういった心情も表面化したというに過ぎず(そこがメインではなく)、これを今風に「左翼」「反日」等と記号化しても汲み取りきれるものではないだろう。
一方、本書の真価は日本のロック黎明期のいろいろな状況(情況)が伝わってくるところにあると思う。殊に、四人囃子とか村八分とか掘ればどんどん出てくる70年代について。
個人的な関心としては、「はっぴいえんど」を毛嫌いしていた人もいたと分かる。それはパンクやよりハードなロック指向からすればそうだろうなと共感はできる。細野晴臣・YMOの方向からだけ掘り下げても見えない側面だと思う。
とても読む価値が高い。
頭脳警察については政治性・話題性より音楽性に目を向けるべきだとする評は多い。本書では本当はノンポリと明記されてるところもあるが、体制でない側(あるいは弱い側なのかも)へのシンパシーは明らかではないか。この時代、政治運動が激しかったのでその感覚から言えばそこまでコミットしないという意味ではノンポリといえるだろうが、音楽をやるうえでそういった心情も表面化したというに過ぎず(そこがメインではなく)、これを今風に「左翼」「反日」等と記号化しても汲み取りきれるものではないだろう。
一方、本書の真価は日本のロック黎明期のいろいろな状況(情況)が伝わってくるところにあると思う。殊に、四人囃子とか村八分とか掘ればどんどん出てくる70年代について。
個人的な関心としては、「はっぴいえんど」を毛嫌いしていた人もいたと分かる。それはパンクやよりハードなロック指向からすればそうだろうなと共感はできる。細野晴臣・YMOの方向からだけ掘り下げても見えない側面だと思う。
とても読む価値が高い。
2004年10月14日に日本でレビュー済み
伝説で語られるバンド 頭脳警察は70年代、90年代の復活(1年限り)、そして21世紀以降の現在と3つの活動時期に分けることが出来る。この本は「PANTA FUN CLUB」会報誌の編集長であった人物が、頭脳警察にかかわった人物たち+頭脳警察のPANTAとTOSHIにインタビューをし、作り上げた本だ。「過激!」や「パンクの元祖」という一言で括られがちなバンドだが、僕も含め彼らの音楽のファンはそういった部分に違和感を感じているはずだ。著者もそういった違和感を大きく持っていたらしく、レコーディングエンジニア、音楽評論家、イベンターなどにそういった部分を踏まえながら、頭脳警察体験と当時の時代の空気、それを経過した今を問い詰めていく。PANTAとTOSHIのインタビューはそういった結果を受けてのものなので、ちょっと薄くも感じるのだが、関係者による証言は当時の時代、彼らから見た頭脳警察の位置づけなどが見えてきて非常に興味深い。こういった部分だけどもあの時代というもの、頭脳警察、当時のロックの立ち位置というものが分かってくる(この関係者のインタビューに際し、著者は相当な想いを持ち、整理して望んでいるはずだ)。2500円という価格は高いと感じるかもしれないが、頭脳警察や当時のロックに関心のある方には十二分に価値内容を持っている。最近、やっとこの時代のロックがこういった形で冷静に描かれるようになってきた。伝説なんか吹っ飛ばすべきだと常々思っているので、こういった本の発刊は本当にうれしい。そして頭脳警察は現在進行中であることもお忘れなく。