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発売元 奈良・全適堂
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 2006年。帯つき。きれいな部類です。
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PLANET INDIA プラネット・インディア インド・エキゾ音楽紀行 単行本(ソフトカバー) – 2006/10/11

3.9 5つ星のうち3.9 4個の評価

「サラーム君、これからはインド音楽を
どんどん紹介してくれよ」

エキゾでナイスな音楽を探し求める「よろずエキゾ風物ライター」の著者が、今度はインドにハマった!
クラブ世代の眼から見たインドの音楽、映画、人々、料理とは?!

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商品の説明

著者からのコメント

「サラーム君、これからはインド音楽をどんどん紹介してくれよ」

01年8月東京、「よろずエキゾ風物ライター」サラーム海上はコンサート終了後のザキール・フセインにポンと肩を叩かれ、そんな無言のメッセージ(?)を勝手に受け取った。以来、サラームの足かけ5年にわたるインド音楽探求の旅が始まった。

訪れたのはチェンナイの古典音楽祭やカルカッタの寺院、デリーのアンダーグラウンド・クラブやラージャスターンの砂漠、ボンベイの映画館、etc。出会ったのは古典や民謡の音楽家、ポップ歌手やクラブDJなど、様々なジャンルの音楽家達。

掘っても掘っても掘り尽くせないインド音楽の魅力を既製の資料に頼らず、自分の足と耳と本能に従い探求した、サラームにしか書けなかったインド音楽紀行。

写真満載! ボーナストラック「サラーム流インド旅行術」収録!

About this Title

05年正月・ジャイプール
05年正月、オレはインド北西部ラージャスターン州の州都ジャイプールにいた。5度目のインド訪問で、いつものように音楽を求めて回る旅行ではなく、この本を書くために一カ所に長期滞在していた。一年前にジャイプールを初めて訪れた時に一週間ほど泊まって気に入ったホテル、Aryaniwas Hotelのエアコン付きデラックスルームを日本から予約して、クリスマス前日に到着してから、そのまま年越しして、既に二週間以上もひたすらホテルに籠もって日々を過ごしていた。
Aryaniwas Hotelは200万都市ジャイプールの中心地にある二つ星ホテル。部屋は快適で24時間熱いシャワーが出て、広い芝生の庭があり、ホテル内に薄口のベジタリアン・レストランやインターネットカフェ、お土産屋、ヨガ教室まであって、部屋や建物の隅々まで掃除が行き届き、ロビーやレストランの壁には「NO TIPS TO STAFF PLEASE」と張り紙が張られ、従業員も客を見ると作業の手を休め、軽く微笑みながら「グッド・モルニング・サール」とインド訛りの巻き舌英語で挨拶してくる。そんなちょっとインドらしからぬホテルだ。値段はエアコン付きダブルのデラックスが一泊900ルピー(2250円)。東南アジアやトルコやモロッコ辺りに行けばこうした居心地の良い中級ホテルを見つけるのはそう難しくはないが、インドで見つけるのは本当に至難のわざなんだ。1000円以下で部屋にテレビも電話も付いてないような安宿、欧米や日本と変わらぬ値段の高級ホテルはすぐ見つかるが、2000円〜4000円クラスの中級ホテルがピンからキリ、というか99%がキリなんだ。電話はついていても壊れてる。ベッドのシーツが黄��个鵑納召辰討襦�曠奪肇轡礇錙爾賄喘罎任未襪�覆襦I�阿砲茲辰討倭襪發覆ぁ�轡礇錙爾両紊鉾靴�磴�辰討い襦I�庵罎�肇ぅ譴両弾能�ぁF�椶離�ぅ疋屮奪�砲蓮屮ぅ鵐匹砲禄匹呂い�蕕任發△襪�虱縮鵑鷲�廚覆ぁ廚覆鵑峠颪�譴討襪�△匹鵑壁�阿任眷颪泙譴譴个いい噺世Δ覆蕕修慮斥佞論気靴ぁ�任皺��巴傭覆眦�気淵曠謄襪箸覆襪罰禿垰圓飽譴弔�蕕い靴�覆い里任蓮�修ΔいΕ曠謄襪良�阿魍諒櫃垢襪里脇颪靴ぁ�舛覆澆��葬�鉗��被��ぢは基本的に毎日100%満室で、当日行っても空き部屋は確実にない。チェンナイで滞在したNEW WOODLANDS HOTELもそうだ。インドでは安くて快適な宿に確実に泊まりたいなら絶対に予約が必要だ。こんなこと日本語のガイドブックや旅行記には書いてないけど本当の話だ。信じろよ。
話が要らぬ方向にそれた。とにかくそういう快適なホテルで締め切りに追われることなく原稿を書けば、さぞかしイイ本が出来るだろうと勝手に思ってここまで来たんだが、二週間籠もっても全く原稿が進まない。そんなある日、これは完全な間違いだったと気づいた。宿の近くのレストランでウェイターに写真を撮ってもらったら、そこに写ってたオレは、ヴァラナシやデリーの安宿や安食堂の壁に貼られている「MISSING! この男性を捜しています」という張り紙に載ってる行方不明旅行者のような顔だったのだ。目がショボショボ小さくなってて弱々しげで、いかにもインドで弱ってますって感じ。モテなさそう。毎日机に向かっても書けないからこんな顔になったんだけど、逆にこんな顔じゃイイ原稿なんて書けるわけねえ! そう思ったら籠もってるのがバカらしくなってきた。やっぱりインドは作家先生が好んで籠もるお茶の水の山の上ホテルとは違う。ホテルはいくら快適でも一旦ホテルから一歩外に出れば、そこはインドだしね。
通りを歩けば無意味にギラついてるリキシャ引きからお土産屋の客引き、母子連れの物乞いが押し寄せてくるし、自動車、自転車、バイク、リキシャ、オートリキシャ、リヤカーから野良牛、ロバやラクダの牽く荷車、ここジャイプールでは象のタクシーまでが狭い道路を我先にと交通ルーツ無視して突っ込んでくる。
オレは観光地を回るようなことはしないが、町の目抜き通りやショッピングセンターやCD屋を覗くのは大好きだし、それにインド映画も大好きなので、新しい映画が封切りされるとすぐに見に行ってしまう。どこかに遠出しようと思って電車のチケットを取るとなると、駅の外国人専用予約オフィスに出掛けて半日がつぶれるし、新聞に情報が載った三日後のコンサートの日時、場所、チケット入手方法を知ろうとなると、カルチャーセンターや観光局をたらい回しにされ簡単に一日が過ぎてしまう。このことを旅行作家の蔵前仁一氏は80年代の名著「ゴーゴー・インド」の中で「一日一事」と書いていたが、今はインフラが進んで一日1.5事くらいまで出来るようになった。十年前と比べると物乞いはしつこくなくなったし、電車の予約センターはコンピューター化されたし、インターネットカフェも普及したので、随分と楽になってはいるのだが、日本のように一日にいくつものことをこなすことはかなり難しい。
そんなわけで毎日毎日なんらかの邪魔が入ったり、邪魔がなかったとしてもカレーで胃をやられ体調を崩したり、書く気が起こらなかったり、その上終いにはモテナイ男の顔になっていたり、原稿はこちらの思惑通りにはまったく進まない。
そんなとき、ちょうど一年前にカルカッタで会った日本人タブラ奏者U-Zhaanが言っていた言葉を思い出した。

「なにかに行き詰まってインドに来る人が多いけど、インドでそれは解決できないよ。日本できちっと解消してから来たほうがいいよ」

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2006/10/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309269265
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309269269
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 4個の評価

著者について

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サラーム海上
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音楽評論家/DJ/中東料理研究家/朝日カルチャーセンター講師

中東やインドを定期的に旅し、現地の音楽と料理シーンをフィールドワークし続けている。

10冊の著書、雑誌やWEBでの原稿執筆のほか、ラジオやクラブのDJ、オープンカレッジや大学での講義、料理教室講師等、活動は多岐にわたる。

選曲出演するJ-WAVE の中東音楽専門番組「Oriental Music Show」が2017年日本民間放送連盟賞ラジオエンターテインメント番組部門最優秀賞を受賞。

コミュニケーション言語は英語、フランス語、ヒンディー語、日本語。

群馬県高崎市出身、明治大学政経学部卒。

著書

*美味すぎる!世界グルメ巡礼(双葉社 2020)

*MEYHANE TABLE More! 人がつながる中東料理(LD&K 2019)

*ジャジューカの夜、スーフィーの朝(DU Books 2017)

*MEYHANE TABLE 家メイハネで中東料理パーティー(LD&K 2016)

*イスタンブルで朝食を オリエントグルメ旅(双葉文庫 2016)

*おいしい中東 オリエントグルメ旅(双葉文庫 2013)

*21世紀中東音楽ジャーナル(アルテスパブリッシング 2012)

*エキゾ音楽超特急 完全版(文化放送メディアブリッジ 2008)

*PLANET INDIA インド・エキゾ音楽紀行(河出書房新社 2006 )

*エキゾ音楽超特急 とびだせジャパニ!(双葉社 2003)

共著

*アラブ・ミュージック その深遠なる魅力に迫る(東京堂出版)

ラジオ

*NHK FM 音楽遊覧飛行 エキゾチッククルーズ ナビゲーター(2012〜)

*J-WAVE Oriental Music Show (2016~)2017年日本民間放送連盟賞ラジオエンターテインメント番組部門最優秀賞受賞

*ラジオ高崎 Musique Sans Frontieres (2019~)

*J-WAVE Tokio Hot 100 もちこみレコメン(2004〜)

*文化放送 くにまるジャパン ゲスト(2009〜2012)

*文化放送デジタル Unique The Radio オリエントエクスプレス (2007~2009)

レクチャー

*朝日カルチャーセンター新宿校 ワールド音楽入門講座(2012〜)

*和光大学オープンカレッジぱいでいあワールド音楽入門講座(2008~2011)

*獨協大学オープンカレッジ中東音楽講座(2012〜)

DJミックス&コンピレーションCD

*Cafe Bohemia~Relaxin’ With Shisha(LD&K 2014)

*Yallah! Yallah! 1&2(EMI Music Japan 2005)

*Shanti Shanti (EMI Music Japan 2004)

*Club Bollywood(Sony Music Direct 2006)

*Very Belly Dance 3 (Ahora Corp 2006)

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北インド・南インド古典、ボリウッド、エイジアン・アンダーグラウンドまで網羅したディープな音楽漬けのインド旅。
とはいっても初心者のために バックグラウンドをちゃんと解説してくれているところが嬉しい。
音楽ライターならではの辛口批評も読みどころです。
彼のあくなき音楽への探究が存分に味わえるので、他のインド紀行本で満足できない方、
インド音楽に興味のある方にはおすすめ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インド古典音楽にそれほど興味がなくても、

「聴かなきゃ損する」と思わせるほど、

エネルギーが詰まった一冊。

次の旅行はインドだな、と思う一冊。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月11日に日本でレビュー済み
著者の新書「21世紀中東音楽ジャーナル」が届く前に再読してみた。
大変興味深い貴重な一冊であることを再確認する。
本書はよろずエキゾ風物ライターである著者がインドの音、古典から現代の
音を探し求めた記録であるが、単にワールドミュージックに精通した音楽ライター
の一著書というものを軽々と凌駕したものになっている。
タブラやボリウッドに反応する者は読み始めたら一気にラストまで行くだろう。
一方、旅のガイドとしても有益な一冊であることは間違いない。
なぜなら著者のインドにおける行動の全てが如実に描かれているからだ。
それは従来の観光ガイドには決してないような独特の視点で書かれている。
それが音を求める旅の随所に散りばめられているから読んでいて楽しい。
特に巻末のインド旅行術は秀逸。これだけでも一見の価値あり。
読み終わるとなぜプラネット・インディアなのかが分る。
一国の話でなくインドとはプラネットなのだ。
ちなみにプラネットとはギリシャ語で「彷徨うもの」という意味もあるらしい。
という意味では追体験本でもあるなぁ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート