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さあ、犬になるんだ! (村上春樹の翻訳絵本集) 大型本 – 2006/12/16
C・V・オールズバーグ
(著),
村上 春樹
(翻訳)
カルヴィンは誕生日に催眠術のショーを見てさっそく妹に催眠術をかけてみた。「さあ、犬になるんだ! 」と……。村上春樹翻訳のシュールでブラックな笑いのある絵本。
- 本の長さ32ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2006/12/16
- ISBN-104309269338
- ISBN-13978-4309269337
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商品の説明
著者について
1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。『急行「北極号」』で1986年度コルデコット賞受賞。ほかに『ジュマンジ』(ほるぷ出版)など多数。
1949年生まれ。1979年『風の歌を聴け』でデビュー。著書に『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『螢・納屋を焼く・その他の短編』、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』など多数ある。
1949年生まれ。1979年『風の歌を聴け』でデビュー。著書に『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『螢・納屋を焼く・その他の短編』、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』など多数ある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2006/12/16)
- 発売日 : 2006/12/16
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 32ページ
- ISBN-10 : 4309269338
- ISBN-13 : 978-4309269337
- Amazon 売れ筋ランキング: - 511,667位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,645位英米文学研究
- - 8,482位絵本 (本)
- - 34,155位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セピア色の絵本は、アメリカのとある一日の出来事を淡々と描いています。そこに潜むちくりとした刺激がたまらない魅力です。村上さんの翻訳、邦題も素敵です。
2007年3月28日に日本でレビュー済み
怪しいポーズの女性が、セピア色のパステルタッチで描かれている表紙。
オールズバーグのファンならば、一目で彼の作品とわかるだろう。
村上さん訳による、タイトルも抜群にいい! 絵との相乗効果満点。
表紙をめくる手にもおもわず期待がこもる。
あのオールズバーグの奇妙な世界へ入っていけると… しかし
ーいたずら好きの少年とかしこい妹ー この一文と催眠術をめぐる話し
というところから、ラストの展開が途中でよめてしまうのが残念だった。
オールズバーグのファンならば、ほぼ99%の人が独特(毒特ともいえる)なラスト
の余韻を魅力としてあげるでしょう。ただ それを本作に期待すると60%の人は
がっかりするかもしれません。なぜならば、この話しは現実にもありうることだからです。
実際はありえない、でもひょっとしたら起こりえるかも?… という現実と非現実の狭間に
読者を誘い込み、不安や恐怖、あるいは夢や期待をあたえてくれる。
ボクは彼の作品にそんなことを求めるようになってしまった。まるで中毒のようにね。
だからこそ、現実的につじつまの合ったラストには少し不満が残った。
原題の「PROBUDITI !」は本作に登場する催眠術師が、術を解くときに唱えた言葉。
オールズバーグの魔術も、ひょっとして本作が最後? なんて、考え過ぎか。
ちなみに普通の絵本として見ればレベルは高いし 充分楽しめる作品であることは
間違いありませんので、本文は単なる1ファンのグチと受け取ってください。
オールズバーグのファンならば、一目で彼の作品とわかるだろう。
村上さん訳による、タイトルも抜群にいい! 絵との相乗効果満点。
表紙をめくる手にもおもわず期待がこもる。
あのオールズバーグの奇妙な世界へ入っていけると… しかし
ーいたずら好きの少年とかしこい妹ー この一文と催眠術をめぐる話し
というところから、ラストの展開が途中でよめてしまうのが残念だった。
オールズバーグのファンならば、ほぼ99%の人が独特(毒特ともいえる)なラスト
の余韻を魅力としてあげるでしょう。ただ それを本作に期待すると60%の人は
がっかりするかもしれません。なぜならば、この話しは現実にもありうることだからです。
実際はありえない、でもひょっとしたら起こりえるかも?… という現実と非現実の狭間に
読者を誘い込み、不安や恐怖、あるいは夢や期待をあたえてくれる。
ボクは彼の作品にそんなことを求めるようになってしまった。まるで中毒のようにね。
だからこそ、現実的につじつまの合ったラストには少し不満が残った。
原題の「PROBUDITI !」は本作に登場する催眠術師が、術を解くときに唱えた言葉。
オールズバーグの魔術も、ひょっとして本作が最後? なんて、考え過ぎか。
ちなみに普通の絵本として見ればレベルは高いし 充分楽しめる作品であることは
間違いありませんので、本文は単なる1ファンのグチと受け取ってください。
2009年1月17日に日本でレビュー済み
村上春樹が日本に紹介したオールスバーグの絵本の一冊だ。
オールスバーグの絵の素晴らしさは 言うまでもないが 一方ストーリーテラーとしての才能もなかなかのものである。考えてみれば 映画「ジュマンジ」の原作もオールスバーグの絵本だったわけだ。
本作は ひねりの効いたラストが楽しいわけだ。このラストが何を意味するかに関しては厳密に考えても二通りの解釈はあってしかるべきだと今なお思う。それを思わせるオールスバーグのテクニックということなのだと思う。
オールスバーグの絵の素晴らしさは 言うまでもないが 一方ストーリーテラーとしての才能もなかなかのものである。考えてみれば 映画「ジュマンジ」の原作もオールスバーグの絵本だったわけだ。
本作は ひねりの効いたラストが楽しいわけだ。このラストが何を意味するかに関しては厳密に考えても二通りの解釈はあってしかるべきだと今なお思う。それを思わせるオールスバーグのテクニックということなのだと思う。
2012年7月16日に日本でレビュー済み
さあ、犬になるんだ!と催眠術をかけてみましょう。
かけられた人は犬になりますね(当然、ですよね)。
戻したい時は解く呪文をとなえればよいわけです。
著者の作品群は「如何なるラストがあるのか」と
興奮しながら読み進めていってしまうものですが・・・
この絵本もラストが深いのですね。イイです、実に。
かけられた人は犬になりますね(当然、ですよね)。
戻したい時は解く呪文をとなえればよいわけです。
著者の作品群は「如何なるラストがあるのか」と
興奮しながら読み進めていってしまうものですが・・・
この絵本もラストが深いのですね。イイです、実に。
2007年5月1日に日本でレビュー済み
人間の内面を抉るようにグロテスクながら
どことなくキュートなオールズバーグの絵本。
最後のオチの魅せ方も高級。
それに加えて村上春樹の、
題名の訳ひとつでもう脱帽。
どことなくキュートなオールズバーグの絵本。
最後のオチの魅せ方も高級。
それに加えて村上春樹の、
題名の訳ひとつでもう脱帽。
2007年10月26日に日本でレビュー済み
淡い記憶を辿れば、兄弟の面倒をみなければならなかった事がある方も多いことでしょう。自分達で思いっきり遊びたいのに、弟や妹がいると好き勝手に遊ぶわけにいきません。遊びかたも制限されてしまう・・・。本当は弟や妹を置いて逃げてしまいたい、けどそういう訳にもいかないと納得もしています。だけど面白くない・・・。
こんな堂々巡りのような子供の気持ちが、この絵本の中核となっているようです。兄弟間の駆け引きのような、どちらが勝つかどうかの真剣勝負のような話の展開が、カルヴィンの誕生日の特別な日の出来事と美味く絡み合っています。
さて、このカルヴィンとトゥルーディーの兄と妹。催眠術にかかったトゥルーディーの最後の一言は、いたずらし放題の兄に一発逆転の打撃となったかどうかの結末は書いてありませんが、きっと妹のほうに勝負あった、って感じでしょうか。
こんな堂々巡りのような子供の気持ちが、この絵本の中核となっているようです。兄弟間の駆け引きのような、どちらが勝つかどうかの真剣勝負のような話の展開が、カルヴィンの誕生日の特別な日の出来事と美味く絡み合っています。
さて、このカルヴィンとトゥルーディーの兄と妹。催眠術にかかったトゥルーディーの最後の一言は、いたずらし放題の兄に一発逆転の打撃となったかどうかの結末は書いてありませんが、きっと妹のほうに勝負あった、って感じでしょうか。