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まっくら、奇妙にしずか 単行本 – 2008/7/12
アイナール トゥルコウスキィ
(著),
鈴木 仁子
(翻訳)
いつの話なのか、どこの話なのか。いつかどこかで起こりそうな、雲をつかむような話。不思議な男は、きょうもどこかで漁りをつづけている――ブラティスラヴァ世界絵本原画展2007年グランプリ受賞作の素晴らしい絵本。
- 本の長さ24ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2008/7/12
- ISBN-104309270298
- ISBN-13978-4309270296
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商品の説明
著者について
1972年、ドイツのキール生まれ。ギムナジウム卒業後、舞台美術を勉強。その後ハンブルク応用科学大学に入学、イラストレーションの講座を受講。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2008/7/12)
- 発売日 : 2008/7/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 24ページ
- ISBN-10 : 4309270298
- ISBN-13 : 978-4309270296
- Amazon 売れ筋ランキング: - 808,137位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 51,839位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
街はずれに男が住みついた。街の住民は、興味津々に見ているが、だれも関わろうとしない。ところが、その男が、雲から魚を獲っていることを知る。男がいなくなったあとで、人々はそれをまねようとする。そのあとでどんなことが起きたのか。奇妙な絵とお話の絵本。子ども向きではなく、大人向き。よくわからないが、なんとなく気を引かれる絵と話。黒のボールペンで描いたと言う絵がすごい。
2019年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年数をかけて描き上げたシャーペンがに驚き。ストーリーも幻想的な魅惑がある。
2016年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの“まっくら”とはこの島の日常的現象なのだろうか?作者の心理的イメージなのか?物語そのものを…というより、繰り広げられるイメージ[画]を楽しませてもらった。なによりその画力は圧倒的で素晴らしい!そして独特に表現された興味深い魚たちの造詣等、視ていて飽きない。些末な事ではあるが鉛筆を使って一つの面を同じトーンで塗りつぶす技術力も巧みとしか言い様がない!
2011年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とある田舎に、一人の奇妙な男が移り住むところから、物語は始まります。
町に住む人々は、彼と打ち解けようとせず距離をとり、訝しげに彼の生活を見張りつづける。
田舎特有の排他的な村社会を風刺したような、少し苦い後味の残る物語です。
デジタル全盛の時代に、シャープペンシルで描かれたという絵は非常に緻密で繊細。
この作品は、工業大学の学生だった作者の卒業制作として描かれたモノだそうで、
そのせいかメカニカルなガジェットがたくさん出てきます。
それがまたシャーペンという画材と相性もよく、
男の子ならそれらの機序を眺めているだけで、充分楽しめるのではないでしょうか?
人の暗面を描いた物語でもあるので、カタルシスがあるというより、
少し読み終わった後、内省を促されるような内容です。
なので、少し大きなお子様向け、或いは大人向けでも良いかもしれません。
町に住む人々は、彼と打ち解けようとせず距離をとり、訝しげに彼の生活を見張りつづける。
田舎特有の排他的な村社会を風刺したような、少し苦い後味の残る物語です。
デジタル全盛の時代に、シャープペンシルで描かれたという絵は非常に緻密で繊細。
この作品は、工業大学の学生だった作者の卒業制作として描かれたモノだそうで、
そのせいかメカニカルなガジェットがたくさん出てきます。
それがまたシャーペンという画材と相性もよく、
男の子ならそれらの機序を眺めているだけで、充分楽しめるのではないでしょうか?
人の暗面を描いた物語でもあるので、カタルシスがあるというより、
少し読み終わった後、内省を促されるような内容です。
なので、少し大きなお子様向け、或いは大人向けでも良いかもしれません。
2008年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、その画力に圧倒される。
1本のシャープペンシルと3年の月日、そして400本の芯を消費したと聞けば納得。
しかも、この機械仕掛けの魚といい、不思議な人物といい、
デザインという分野でも観るものを魅了するではないか。
ストーリーは排他的で欲深い人間の本質を風刺した寓話。
しかし全く重くなく、緻密な絵と裏腹にさらりと描かれている。
大人向けだと括ることなくどなたにも隅々まであまねく堪能して戴きたい絵本。
その絵に惚れたフィリップ・プルマンが" Die Abenteuer des Baron von Kraehenschreck "
(邦題『 かかしと召し使い 』)の表紙を依頼したほどのイラストレーター。
ブラティスラバ世界絵本原画展2007年グランプリ受賞作品。
国内で開催される「2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」では
この絵本の原画も特別展示され、巡回することも決まっている。
もっとほかのイラストも観たい作家である。
1本のシャープペンシルと3年の月日、そして400本の芯を消費したと聞けば納得。
しかも、この機械仕掛けの魚といい、不思議な人物といい、
デザインという分野でも観るものを魅了するではないか。
ストーリーは排他的で欲深い人間の本質を風刺した寓話。
しかし全く重くなく、緻密な絵と裏腹にさらりと描かれている。
大人向けだと括ることなくどなたにも隅々まであまねく堪能して戴きたい絵本。
その絵に惚れたフィリップ・プルマンが" Die Abenteuer des Baron von Kraehenschreck "
(邦題『 かかしと召し使い 』)の表紙を依頼したほどのイラストレーター。
ブラティスラバ世界絵本原画展2007年グランプリ受賞作品。
国内で開催される「2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」では
この絵本の原画も特別展示され、巡回することも決まっている。
もっとほかのイラストも観たい作家である。
2009年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好みは分かれると思いますが、他の追随を許さない強烈なオリジナリティがあります。
目を見張るのは、ひもとビス・ハトメ打ちなどによる「用をなさないモノ」の緻密な描写です。それらからは、作者の手動式機械への異常なまでの執着、偏愛を感じます。過剰な細密描写をしたくなる気持ちがわかる人(私も含め)には、作者がこの本の世界を描いている時、とても楽しかったであろうことが容易に想像できます。
見るだけで心がざわめくような、ふしぎな世界を堪能できる絵本です。
目を見張るのは、ひもとビス・ハトメ打ちなどによる「用をなさないモノ」の緻密な描写です。それらからは、作者の手動式機械への異常なまでの執着、偏愛を感じます。過剰な細密描写をしたくなる気持ちがわかる人(私も含め)には、作者がこの本の世界を描いている時、とても楽しかったであろうことが容易に想像できます。
見るだけで心がざわめくような、ふしぎな世界を堪能できる絵本です。
2008年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
★ブラティスラヴァ世界絵本原画展2007年グランプリ受賞
★レーゼペーター賞 ★トロイスドルフ絵本賞2席
★画材は1本のシャープペンシルのみで、3年を費やした。
という事実はたしかにすごいでしょうが、ボクにとってはささいなことです。
なぜなら賞や制作方法なんて知らなくても、絵をみた瞬間に
作者の狂気的才能が一直線に伝わってきたから。
モノクロームの静かな空間は「メタフィジカル・ナイツ:たむらしげる」
と相通じるものがあり、緻密に構築された確固たる世界が生み出されています。
そこに心をゆだねて空想旅行するのも、ひとつの楽しみ方ですね。
ただし、画面全体を支配する退廃感と、欲が破滅をもたらす展開は
末期を迎えた人類の未来をみているようで、危険なエネルギーが
放射されていることはまちがいないです。
狂気的美しさに汚染されないよう注意してよまれたし。
★レーゼペーター賞 ★トロイスドルフ絵本賞2席
★画材は1本のシャープペンシルのみで、3年を費やした。
という事実はたしかにすごいでしょうが、ボクにとってはささいなことです。
なぜなら賞や制作方法なんて知らなくても、絵をみた瞬間に
作者の狂気的才能が一直線に伝わってきたから。
モノクロームの静かな空間は「メタフィジカル・ナイツ:たむらしげる」
と相通じるものがあり、緻密に構築された確固たる世界が生み出されています。
そこに心をゆだねて空想旅行するのも、ひとつの楽しみ方ですね。
ただし、画面全体を支配する退廃感と、欲が破滅をもたらす展開は
末期を迎えた人類の未来をみているようで、危険なエネルギーが
放射されていることはまちがいないです。
狂気的美しさに汚染されないよう注意してよまれたし。
2009年4月22日に日本でレビュー済み
これほど強力な世界の描写は、そうお目にかかれるものではないだろう。たとえば文章をメインにした小説ならば、あるいはその細部に多少のブレがあったとしても、そこは曖昧に遣り過ごすことが出来るかもしれない。しかし、こと絵となると、そうはいかない。それでも、作者はひたすらに描き続ける。400本のシャープペンシルを費やして・・・。おそらく、この絵本に文章がなかったとしても、物語は成り立つだろう。それほどまでに、描かれた世界は饒舌だ。