1ページ当たり三段組で細かい字でびっしりと映画の概要、淀川さんのコメントがあり、読み応えがある。アイウエオ順なので、制作時期はむちゃくちゃだが、映画の場合このほうがいいとおもう。様々なテーマがランダムにあるので飽きがこない。
淀川さんの没後に刊行された本だが、以前の版であればかなり安価に売られているし、中のボリュームを見ると文庫化はほぼ無理だろうなと思わせる。文庫版の大言海があるがあれに近いものになるだろうし、これを普通のフォントサイズで文庫化したら相当な冊数になるだろう。
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淀川長治映画ベスト1000 単行本 – 2009/5/14
淀川長治生誕100年を記念する、名作の増補新版。淀川長治が愛したオールタイム・ベスト1000を、1作品300字で読む映画作品事典。「映画の伝道師」淀川さんの名調子が再びよみがえる。
- 本の長さ383ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2009/5/14
- ISBN-104309270883
- ISBN-13978-4309270883
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商品の説明
著者について
〈銀幕の語り部〉〈映画の伝道師〉と称される映画の生き字引。TV日曜洋画劇場の“サヨナラおじさん”としてあまりにも有名。鋭い映画の鑑識眼と絶妙の語り口で映画の魅力を伝えてくれる。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2009/5/14)
- 発売日 : 2009/5/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 383ページ
- ISBN-10 : 4309270883
- ISBN-13 : 978-4309270883
- Amazon 売れ筋ランキング: - 739,583位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 66,652位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一時代を築いた淀川氏による、映画のタイトルとコメントが掲載されています。
2016年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
淀川 長治さんの映画紹介を編集したもの。
気軽に過去の作品のことを知りたいとき重宝します。
氏の知識の豊富さには感心します。
何より「映画が好き」ということを感じる評論家として
この方の右に出る者はいなかったと思います。
気軽に過去の作品のことを知りたいとき重宝します。
氏の知識の豊富さには感心します。
何より「映画が好き」ということを感じる評論家として
この方の右に出る者はいなかったと思います。
2016年6月11日に日本でレビュー済み
タイトルの通り、淀川長治さんが映画について書いたレビューを1000本分
まとめた本。
最初にストーリーなどの概要が書いてあり、その後に淀川さんの解説が書いてある
。淀川さんの解説はネタバレしているので、内容を知りたくなければストーリーのみ
読めばよい。 と思ってたら、ストーリーだけでも結構ネタバレしてました(笑)
独特な語り口と、ゲイだったと言われている淀川氏の男へ注ぐ目線が印象的。
結構露骨に反応しています。 すでに観た作品について読むのも面白いし、
ストーリーを読んで新しい作品を知るのもまた楽しい。
手元に置いて長く愛読したい一冊です。
まとめた本。
最初にストーリーなどの概要が書いてあり、その後に淀川さんの解説が書いてある
。淀川さんの解説はネタバレしているので、内容を知りたくなければストーリーのみ
読めばよい。 と思ってたら、ストーリーだけでも結構ネタバレしてました(笑)
独特な語り口と、ゲイだったと言われている淀川氏の男へ注ぐ目線が印象的。
結構露骨に反応しています。 すでに観た作品について読むのも面白いし、
ストーリーを読んで新しい作品を知るのもまた楽しい。
手元に置いて長く愛読したい一冊です。
2014年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画ガイドの参考書としては最適です。 難をいえば、邦画が少ないの小津安二郎の作品が一本もないのが気に入りません。
淀川さんの好みといえば、それまでですが、何故小津の作品が1000本の中に一本も入っていないのか、不思議です
淀川さんの好みといえば、それまでですが、何故小津の作品が1000本の中に一本も入っていないのか、不思議です
2009年5月16日に日本でレビュー済み
稀代の映画批評家淀川長治さんの批評コメントで全編を構成した名作映画辞典。選ばれた1000作品をあいうえお順に配列している。1作品ごとに日本語作品名、原語作品名、製作情報、解説と『ハイ淀川です』という300字程度の批評文で構成する。テレビ番組淀川長春の映画の部屋で同僚であった岡田喜一郎が編集している。淀川さん亡き後に公開された作品でも彼が批評したであろう作品をも含めて千作品。本文のはじまりの前のページに、エピグラフとして「映画を頭で見たら、つまらないね。もっと感覚的に見て欲しい。」という著者の言葉が引用されている。映画は、ある面で総合芸術的な枠組みがあり、映像と音で構成される。その感覚的な危うさを、4歳から89年間見続けた幸福さに裏付けられた名言であろう。
彼はフレームをそのものを記憶するかのごとく見方をしておられるのを、テレビ解説の語りで暗示されてのを思い出す。それにしても、情感あふれる語り口は、包容力と短いながら全体を髣髴させる適切な口語表現で、まとめ上げるあの語りの名手振りは活字でも健在。懐かしさが込みあげる。今年は淀川さん生誕百年の由、天国で俳優やシネアストたちを作品鑑賞に浸りながら、ソフトでシャープな批評を語り続けていらっしゃるのであろう。名画を鑑賞するポイントのヒントを最上の語りで読める映画百科事典で、おしゃれな映画ガイドブックである。もちろん索引があり、スティール写真がテーマごとに挿入されている。映画を楽しむための重要な日本語ガイド。
彼はフレームをそのものを記憶するかのごとく見方をしておられるのを、テレビ解説の語りで暗示されてのを思い出す。それにしても、情感あふれる語り口は、包容力と短いながら全体を髣髴させる適切な口語表現で、まとめ上げるあの語りの名手振りは活字でも健在。懐かしさが込みあげる。今年は淀川さん生誕百年の由、天国で俳優やシネアストたちを作品鑑賞に浸りながら、ソフトでシャープな批評を語り続けていらっしゃるのであろう。名画を鑑賞するポイントのヒントを最上の語りで読める映画百科事典で、おしゃれな映画ガイドブックである。もちろん索引があり、スティール写真がテーマごとに挿入されている。映画を楽しむための重要な日本語ガイド。
2009年11月2日に日本でレビュー済み
1人の手による1000本もの映画の寸評をまとめたものも貴重なら、それが古今東西の映画を見てこられた淀川さんによるものであるのだから、このうえない1冊と言えるでしょう。
しかし、淀川さんが「これぞ」というものを1000本選んだように思うには、ちょっと苦しいです。淀川さんの許可を得て選定を始めたようですが、本人でさえ収拾がつかなくなるであろうことを、他人がやるのですから、アラが出るのもしかたがないのでしょうか。せめて、タイトルだけでも変えてほしいです。
淀川さんの評論は、リアルタイムでは最晩年しか知らないのですが、淀川さんが絶賛されていて、当然ベスト1000に入るであろう作品がいくつも抜け落ちています。淀川さんが絶賛されていたからこそ見ることになり、実際に自分も感動した作品が抜け落ちていてガッカリさせられることが、私に限らずあると思います。逆に、散々批判していた作品が載っていたりもします。寸評を読んでも、依然、何でベストに入ってくるのかがわからないものもありました。
1000にこだわらず、総覧のような方向に発展してくれることを願います。
なお、この増補版で加えられたのは、世界・日本の各オールタイムベスト10の計2ページのみです。
しかし、淀川さんが「これぞ」というものを1000本選んだように思うには、ちょっと苦しいです。淀川さんの許可を得て選定を始めたようですが、本人でさえ収拾がつかなくなるであろうことを、他人がやるのですから、アラが出るのもしかたがないのでしょうか。せめて、タイトルだけでも変えてほしいです。
淀川さんの評論は、リアルタイムでは最晩年しか知らないのですが、淀川さんが絶賛されていて、当然ベスト1000に入るであろう作品がいくつも抜け落ちています。淀川さんが絶賛されていたからこそ見ることになり、実際に自分も感動した作品が抜け落ちていてガッカリさせられることが、私に限らずあると思います。逆に、散々批判していた作品が載っていたりもします。寸評を読んでも、依然、何でベストに入ってくるのかがわからないものもありました。
1000にこだわらず、総覧のような方向に発展してくれることを願います。
なお、この増補版で加えられたのは、世界・日本の各オールタイムベスト10の計2ページのみです。
2009年6月8日に日本でレビュー済み
H21.6.7新品をゲット。300字コラムがどんぴしゃで、どのページを開いてもにんまりの映画紹介ベスト本です。2400円はバーゲンですね。まるで映画の百科事典。