殺人受刑者とて、考えたり悩んだりしながら獄中で暮らしていることがよくわかります。
一度永山則夫の作品を読んでみたかったので取り寄せました。
特にこの本を研究などに使うわけではありませんが、貧困のみが罪を増幅させることではなく、当時はまったく言われなかった虐待も一人の人間の行動や心理を形成する上で非常に大きな要素であることがわかりました。
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無知の涙 (河出文庫―BUNGEI Collection) 文庫 – 1990/7/10
永山 則夫
(著)
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4人を射殺した少年は獄中で、本を貪り読み、字を学びながら、生れて初めてノートを綴った――自らを徹底的に問いつめつつ、世界と自己へ目を開いていくかつてない魂の軌跡として。従来の版に未収録分をすべて収録。
- 本の長さ540ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1990/7/10
- 寸法10.6 x 2 x 15 cm
- ISBN-104309402755
- ISBN-13978-4309402758
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商品の説明
著者について
1949年生まれ。連続射殺事件をおこし69年逮捕。獄中手記「無知の涙」や新日本文学賞受賞作「木橋」等によって注目されつづけた存在。著書『捨て子ごっこ』『異水』他。死刑執行される。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社; 増補新版 (1990/7/10)
- 発売日 : 1990/7/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 540ページ
- ISBN-10 : 4309402755
- ISBN-13 : 978-4309402758
- 寸法 : 10.6 x 2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 37,127位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 170位河出文庫
- - 791位近現代日本のエッセー・随筆
- - 945位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不遇な環境に生まれ学がなかったが、刑務所に入り死刑になるまでの思いを記した本
結構なボリュームだが、日記であるため特にストーリー性があるわけでもなく、
中には文章として成立していないような内容もあり、もういいかなと思って途中で読むのを辞めた
本書とは関係ない永山基準という手抜き裁判の基準の呼称となっている
結構なボリュームだが、日記であるため特にストーリー性があるわけでもなく、
中には文章として成立していないような内容もあり、もういいかなと思って途中で読むのを辞めた
本書とは関係ない永山基準という手抜き裁判の基準の呼称となっている
2023年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思っていたのと違う
2023年11月21日に日本でレビュー済み
興味本意で買うな!一般人には面白くない!
この本には詩を用いた表現が多く、哲学的な話、貧困、教育などの難しい事が書いています。教養人向けです。
とにかく、一般人には難しい本です。
(個人的に本が面白いから星5)
この本には詩を用いた表現が多く、哲学的な話、貧困、教育などの難しい事が書いています。教養人向けです。
とにかく、一般人には難しい本です。
(個人的に本が面白いから星5)
2015年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人との会話で、永山則夫の話になり、詳しく知りたくなり「木橋」と一緒に購入しました。永山死刑囚の心の奥底、人間の本質に迫れるのではないかと期待しています。
2024年5月15日に日本でレビュー済み
永山則夫(1949~97年)は、北海道網走市で、8人兄弟姉妹の第7子(四男)として生まれ、幼い頃に父親は家からいなくなり、母親や兄弟からも疎まれて育ち、小学校、中学校にはほとんど通わなかった。集団就職で上京した後、仕事を転々としながら、ときに窃盗事件を起こし、また、外国船に乗って密航を企てたりしたが、一時通った明大付属中野高校夜間部では上位の成績だったという。そして、1968年、19歳のときに、在日米軍・横須賀基地内の住宅で盗んだ小型拳銃を使って、4件(東京都・京都市・函館市・名古屋市)の連続殺人事件を起こし、最終的に死刑判決を受け、1997年に死刑が執行された。
本書は、ほとんど学校に通うことのなかった(高校の一時期を除き)永山が、拘置所の中で、本を貪るように読みながら、1969年7月~1970年10月の一年余りの間に、自分の思いを大学ノート10冊に書き綴った手記で、1971年に出版された。出版直後からベストセラーとなり、1970年代前半は、本書を持ち歩くことが「反権力」を通す若者にとって、ある種のファッションだったともいう。永山は、その後も獄中で小説家として創作活動を続け、小説の『木橋』(1983年新日本文学賞受賞)、『捨て子ごっこ』等を残した。
私は、随分前に、堀川惠子氏の『死刑の基準』を読んで、永山と連続殺人事件のことを詳しく知り、そのときも本書には興味が湧いたものの、(パラパラめくってみて)読み切る自信がなくて止めたのだが、今般、新古書店で手に入れ、評論家・秋山駿氏の解説を参考にしつつ、飛ばし読みしてみた。
ページをめくり終えて、まず驚いたのは、思索のボリューム・密度と、わずか一年余りでのその向上ぶり(という言い方が適切かは疑問だが。。。)であった。全体のイメージとしては、ノート4までは、自分の思いついたこと・感じたことを、詩の形式で断片的に描いたものが多く(義務教育もまともに受けておらず、文章を書く力がなかったのだろう)、ノート5あたりから、本を読んで得た言葉・表現や知識(ドストエフスキー、カント、フロイト、マルクス等の著書を次々と読んでいるのだ)を使って、人の生や社会・世界について自分の考えたことを、散文形式で表現するようになっている。
そして、犯罪者の手記として最も知りたいことは、当然ながら、なぜこのような凶悪犯罪を起こしたかであるが、この事件は典型的な「動機・理由なき殺人」と言われ(幼少期からの不遇が背景との分析は為されたが)、その原因は永山本人にすらわからず、秋山氏によれば、この手記は、「いったいそこに何が在ったかへの、なぜ自分がそこにいたのかへの、果てのない追求の手記」なのである。そういう視点で見た場合、最も気になるのは、ノート5の「この108号事件は私が在っての事件だ。私がなければ事件は無い。事件が在る故に私がある。私はなければならないのである。・・・死刑になるなら自殺した方が最良だと考えた・・・自殺は出来なかった。・・・世論の同情する私であるために出来なかった。」という文章なのだが、これは、その後も後を絶たない無差別殺人の犯人がしばしば口にする、「注目される事件を起こして、死刑になりたかった。相手は誰でもよかった」という考えと大きく違わないようにも聞こえる。
永山は、もともと知的作業に向いた知力を持ち、それ故に、驚くべき短期間で思索し、それを表現することができるようになったが、これは、間違いなく永山に特有のことであり、本手記に散りばめられた様々な思索は、他の動機・理由なき凶悪犯罪に通じるのだろうか。。。
本手記をどう読む(べきな)のか。。。現時点ではよくわからない。
機会があれば、永山の書いた小説を読んでみたいと思う。
(2024年5月了)
本書は、ほとんど学校に通うことのなかった(高校の一時期を除き)永山が、拘置所の中で、本を貪るように読みながら、1969年7月~1970年10月の一年余りの間に、自分の思いを大学ノート10冊に書き綴った手記で、1971年に出版された。出版直後からベストセラーとなり、1970年代前半は、本書を持ち歩くことが「反権力」を通す若者にとって、ある種のファッションだったともいう。永山は、その後も獄中で小説家として創作活動を続け、小説の『木橋』(1983年新日本文学賞受賞)、『捨て子ごっこ』等を残した。
私は、随分前に、堀川惠子氏の『死刑の基準』を読んで、永山と連続殺人事件のことを詳しく知り、そのときも本書には興味が湧いたものの、(パラパラめくってみて)読み切る自信がなくて止めたのだが、今般、新古書店で手に入れ、評論家・秋山駿氏の解説を参考にしつつ、飛ばし読みしてみた。
ページをめくり終えて、まず驚いたのは、思索のボリューム・密度と、わずか一年余りでのその向上ぶり(という言い方が適切かは疑問だが。。。)であった。全体のイメージとしては、ノート4までは、自分の思いついたこと・感じたことを、詩の形式で断片的に描いたものが多く(義務教育もまともに受けておらず、文章を書く力がなかったのだろう)、ノート5あたりから、本を読んで得た言葉・表現や知識(ドストエフスキー、カント、フロイト、マルクス等の著書を次々と読んでいるのだ)を使って、人の生や社会・世界について自分の考えたことを、散文形式で表現するようになっている。
そして、犯罪者の手記として最も知りたいことは、当然ながら、なぜこのような凶悪犯罪を起こしたかであるが、この事件は典型的な「動機・理由なき殺人」と言われ(幼少期からの不遇が背景との分析は為されたが)、その原因は永山本人にすらわからず、秋山氏によれば、この手記は、「いったいそこに何が在ったかへの、なぜ自分がそこにいたのかへの、果てのない追求の手記」なのである。そういう視点で見た場合、最も気になるのは、ノート5の「この108号事件は私が在っての事件だ。私がなければ事件は無い。事件が在る故に私がある。私はなければならないのである。・・・死刑になるなら自殺した方が最良だと考えた・・・自殺は出来なかった。・・・世論の同情する私であるために出来なかった。」という文章なのだが、これは、その後も後を絶たない無差別殺人の犯人がしばしば口にする、「注目される事件を起こして、死刑になりたかった。相手は誰でもよかった」という考えと大きく違わないようにも聞こえる。
永山は、もともと知的作業に向いた知力を持ち、それ故に、驚くべき短期間で思索し、それを表現することができるようになったが、これは、間違いなく永山に特有のことであり、本手記に散りばめられた様々な思索は、他の動機・理由なき凶悪犯罪に通じるのだろうか。。。
本手記をどう読む(べきな)のか。。。現時点ではよくわからない。
機会があれば、永山の書いた小説を読んでみたいと思う。
(2024年5月了)
2022年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼は詩人か? それとも宗教学者? 単なる殺人者? 様々な考えが及ぶが所詮人殺しである以上 どんなにきれいな詩を書いても 殺戮した事実や亡くなった犠牲者が戻るわけではない あの大量の詩は単なる自己満足であり、エゴの塊である
2015年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幼き頃より恵まれない状況で育つと大半はこうなるのではないのか?
人は環境で育つ生き物だ。
人は環境で育つ生き物だ。