マルキ・ド・サドの本を読んでいくうちに、「あれ、この人の名前ばっか書いてある」と気付き、興味を持ちました。
で、買ってみました。写真を見てびっくり。若い。なんかかっこいい。
え、1928年生まれ? 大江健三郎を若者呼ばわり? なんか凄い。
オルガスムやコンプレックス。なによりエロティック図書館。また一つ、素晴らしい知識が増えました。
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エロスの解剖 (河出文庫 121V) 文庫 – 1990/7/1
渋澤 龍彦
(著)
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1990/7/1
- ISBN-104309402771
- ISBN-13978-4309402772
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (1990/7/1)
- 発売日 : 1990/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4309402771
- ISBN-13 : 978-4309402772
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,544,362位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,828位河出文庫
- - 21,510位近現代日本のエッセー・随筆
- - 65,225位評論・文学研究 (本)
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2009年12月27日に日本でレビュー済み
さすが澁澤先生、「愛の死について」という、アンドレ・ブルトンの「自由な結合」という詩をとり上げた項がいい。特にサルトルからの引用が面白い。
「猥褻とは、裸体になることでもなければ、肉体の秘密を見ることでもないのである。『むしろ、歩いている人が尻を左右に振ることのほうが、猥褻である』とサルトルが語っている。『というのも、その場合には、歩いている人のうちで行為の状態にあるのは両脚だけであり、尻は両脚によって運ばれていく一つの孤立したクッションであって、その揺れ方はまったく重力の法則に従っているように見えるからである』と。」
こんなこと考えているサルトルも変な人だが、ブルトンの詩を読んでこんなことに思いをめぐらせる澁澤龍彦も変な人だ。たまにこんな本を読むとくすくす笑ってしまう。
「猥褻とは、裸体になることでもなければ、肉体の秘密を見ることでもないのである。『むしろ、歩いている人が尻を左右に振ることのほうが、猥褻である』とサルトルが語っている。『というのも、その場合には、歩いている人のうちで行為の状態にあるのは両脚だけであり、尻は両脚によって運ばれていく一つの孤立したクッションであって、その揺れ方はまったく重力の法則に従っているように見えるからである』と。」
こんなこと考えているサルトルも変な人だが、ブルトンの詩を読んでこんなことに思いをめぐらせる澁澤龍彦も変な人だ。たまにこんな本を読むとくすくす笑ってしまう。