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一人の芭蕉の問題: 日本ミステリ論集 (河出文庫 え 1-6 江戸川乱歩コレクション 3) 文庫 – 1995/4/1
- 本の長さ334ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1995/4/1
- ISBN-10430940443X
- ISBN-13978-4309404431
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (1995/4/1)
- 発売日 : 1995/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 334ページ
- ISBN-10 : 430940443X
- ISBN-13 : 978-4309404431
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,222,618位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品自体が刊行年数があまり経っていないところですぐ絶版になったため、乱歩が好きな人は買うと良いでしょう。一つのテーマずつに分かれており、従来の単行本を踏襲したところで発売されていないため、「テーマ」で読みたい人に最適のシリーズです。
2009年1月9日に日本でレビュー済み
乱歩の論説を集めた「江戸川乱歩コレクション」の第3巻。
「日本ミステリ論集」と銘打たれており、2巻の『クリスティーに脱帽 海外ミステリ論集』と対になるもの。
昭和初期〜30年代くらいに書かれた、日本の推理小説についての論説23篇が収められている。同時代の推理作家たちと、日本の推理界が進むべき道について論じたものが大部分。
前者としては、夢野久作、木々高太郎、横溝正史、甲賀三郎、浜尾四郎などが俎上に挙げられ、文体、トリックやプロットについて、個別の作品論と、かなり詳しく取り上げられている。当時の推理界が俯瞰できて面白い。
また後者としては、推理小説が文学であるべきか、プロレタリア小説との関係、海外の状況との呼応が語られる。こちらも日本の推理小説史を考えるには不可欠の文献だろう。
しかし、全体としてはもうひとつ魅力に欠けるというのが、正直な感想だ。読んでいて面白くないのである。思うに、日本の推理界を負っているのだという意識が強すぎ、内容が肩肘張ったものになっているのではないか。また、「紹介・概説」の色が強すぎるためか。
横溝正史『本陣殺人事件』への批判はうなづけるものがあった。
「日本ミステリ論集」と銘打たれており、2巻の『クリスティーに脱帽 海外ミステリ論集』と対になるもの。
昭和初期〜30年代くらいに書かれた、日本の推理小説についての論説23篇が収められている。同時代の推理作家たちと、日本の推理界が進むべき道について論じたものが大部分。
前者としては、夢野久作、木々高太郎、横溝正史、甲賀三郎、浜尾四郎などが俎上に挙げられ、文体、トリックやプロットについて、個別の作品論と、かなり詳しく取り上げられている。当時の推理界が俯瞰できて面白い。
また後者としては、推理小説が文学であるべきか、プロレタリア小説との関係、海外の状況との呼応が語られる。こちらも日本の推理小説史を考えるには不可欠の文献だろう。
しかし、全体としてはもうひとつ魅力に欠けるというのが、正直な感想だ。読んでいて面白くないのである。思うに、日本の推理界を負っているのだという意識が強すぎ、内容が肩肘張ったものになっているのではないか。また、「紹介・概説」の色が強すぎるためか。
横溝正史『本陣殺人事件』への批判はうなづけるものがあった。