岩田準一の『男色文献書志』 に列挙された書物群を見ていくと、同じ人物を扱ったものが三作あることに気づく。それらは岡本起泉の『澤村田之助曙草紙』(島鮮堂、明治十三年)、矢田挿雲の『澤村田之助』(報知新聞出版部、大正十四年)、林和の「田之助色懺悔」(『早稲田文学』大正十五年十月号所収)である。これは表題に澤村田之助の名前が付されていることからわかったのだが、この三作の他にも彼がテーマになったり、モデル 続きを読む
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