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新教養主義宣言 (河出文庫 や 20-1) 文庫 – 2007/4/1

3.3 5つ星のうち3.3 16個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2007/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 331ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309408443
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309408446
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 16個の評価

著者について

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山形 浩生
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1964年生まれ。小学校1年生の秋から約1年半、父親の海外勤務でアメリカに居住。麻布中学校・高等学校卒業後、東京大学理科Ⅰ類入学。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻を経て、某調査会社所員となる。1993年からマサチューセッツ工科大学に留学し、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程を修了。1998年、プロジェクト杉田玄白を創設。

某調査会社で開発コンサルタントとして勤務する傍ら評論活動を行っている。また先鋭的なSFや、前衛文学、経済書や環境問題に関する本の翻訳を多数手がけている。

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が深いと思います。
2018年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 小谷・巽ご夫妻の件など、いろいろと問題のある著者ですが、訳者としては力量がおありだし(『21世紀の資本』にはお世話になりました)、この本はいくつかの書評で好意的に扱われていたので取り寄せたけれど、久しぶりにひどいものを読まされた気分。1990年代に書かれた文章が主ということを差し引いても、いかにも粗く、浅い分析ばかり。しかも相互に脈絡がない。それだけならば☆ひとつってことはないんだけど、とにかく文章が悪い。
 初めから終わりまで、オレは頭がいい、世間の奴らはオマエ(読者)も含めてバカだらけ、というノイズが鳴り響いていて、耳を塞ぎたくなりましたね。ときどきいるんだなあ、こういう書き手が。経歴は立派だから、コンプレックスのある若い人だと、簡単に引っかかって心酔してしまう。「教養」を身に付けたいなら、こんなのを読む前に、読むべき本が山のようにありますよ。
 そもそも教養とは、たんに知識量ではなく、人格を陶冶(とうや)するものですからね。こんな文章を書く人が「教養」なんて言葉を口にすることが、すでにしてブラックジョークだ。ここでの使い方ならば、せいぜい「共通知識」くらいかな。しかも、「共通知識」としてさえ、ぜんぜん不十分ですからね。
 寄せ集めのエッセイ集ではなく、たとえば宇野常寛氏の『ゼロ年代の想像力』(ハヤカワ文庫)みたいな、まとまった論考を上梓してください。それだけの力はお持ちなんだから。このたいそうなタイトルは、そんな書物にこそふさわしい。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月4日に日本でレビュー済み
1 人間・情報・メディアを考える(情報処理で世界は変わるか?―二十一世紀の生産性向上にむけて;生物としての限界を超えた自由を夢見て―スタニスワフ・レム『虚数』序にかえて ほか)
2 ネットワークと経済を考える(消費税を七%に上げよう!―スーパー・アクロバチック不景気脱出策;メディアと怪談とインターネット ほか)
3 ぼくたちの文化のあり方を考える(フリー翻訳マニフェスト―プロジェクト杉田玄白について;日本文化のローカル性を超えるために―青空文庫から読みとれるもの ほか)
4 平和・人権・民主主義―社会システムを考える(平和の危険性と戦争の効用;権利はただのお約束にすぎない ほか)
5 「おもしろさ」の秘密について考える(セックスは消滅するか?;おもしろさを伝えることのむずかしさについて ほか)
2003年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あいかわらず次元が違うとしか言いようのない著者が期待通りに暴走。
なんというか、みんなでサイクリングしている中に大型バイクで突っ込んでそのまま走り去っていくような、そういうイメージ。
中途半端な知識で読み始めると、自分の精神が蹂躙されるような、そんな気分。怖い怖い。氏に感化される若者が多いのも納得できる。自己防衛か。
それはともかく、本書は広範囲をカバーしているため、すべてを理解するのは自分には無理とすっぱり割り切った。読み終わるといつもと同じく、わかったようなわからないような、でもなんだか勢いに負けちゃったかな感を味わえる。だから内容にはあえて触れない(笑)。語り口はアレだけど、そこがまた麻薬的か。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年9月20日に日本でレビュー済み
読んでみて最後に残る印象は、山ほどの情報のなかで著者のもがいている様子だ。いろいろインプットして、いろいろアウトプットしているんだけど、なんかコレだ!ってのがわからなくて、もがいている。そんな印象。
多分そういった印象をもたせるのは、最後の二つのマンガ評よるものだろう。『リバーズ・エッジ』の書評では、「もどかしくて手をふりまわしてはみるけれど、それはいっこうに形になって現れてくれない」という。『日出処の天子』では、著者自身が書く文章に対する不安を吐露する。
そんな印象をもってどう思うか、というと、「よしオレもいっちょ飛び込んでもがいて、もがいて、もがきまくってやろうじゃないか」と。面白いです。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 正直、最初に読んだときは、嫌味な印象だけが残って、あまり影響を受けなかった。それなりにおもしろかった。ただそれだけ。けれども、インターネット上の文章なんかとどんどんつなげていくうちに、著者のやりたいことが見えてきたような気がした。 この本は取っ掛かりでしかない。著者のホームページに掲載されているたくさんの文章を読んでも、やっぱり取っ掛かりだ。でも、著者が書き込んでいるように、いろいろな細工がされていて、後で読み返すと新しい発見も・・・ある。だんだんと一つの像をとりつつある。そりゃ、著者と私とでは生きてきた年数も違うし、興味や関心も違うだろうけど、でも、どういうことが大事なのかという価値観はうっすらと見えてくる。あくまでも、淡いもんでしかないが、統一像が浮かんでくる。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月11日に日本でレビュー済み
政治・経済・情報・文化・セックス・マンガなど幅広い分野で発揮される氏の毒と饒舌をブレンドさせた文章と博識さに脱帽。
しかし、読後感は咀嚼不足で何かが物足りない。
いや、物足りないどころかお腹が空いて仕方がない。満たされない空腹感をどうしてくれよう。
なぜ、私は空腹感に苛まれているのか以下、説明しよう。
書き下ろし部分のプロローグでは、文化基盤や知的インフラを広めるはずの教養を説明し、まとめて組みあげて、皆に仕込むと意気込んでいた。つまり、啓蒙の表明である。さらに、そのための方法論が具体的だった。
「既存の結論があって、そこに話をこじつけていくことばかりみんな考えている」という透徹な認識をもとに、アレねアレねと皆がしったかぶってしまうことを筆者は批判する。たとえば、こんな風に。
「楽隊がグズみてぇな演奏しやがったときに「ブラボー」とかいって拍手してアンコールまで要求するタコは山ほどいる。」
痛い指摘である。たとえば、我々はせいぜい統一理論という言葉は知っていても、それが何かをきちんと説明できていない。
つまり、しったかぶりなのだ。
著者は、全員とは言わないまでも見込みのありそうな人だけ、うんちく談義ではなく価値基準としての教養を啓蒙するための方法を論じ、思考やアイデアの固まりを比喩化させたものとしてのミームのようにこうした啓蒙がどんどん複製して世に伝播していくことを画す。
超野心的ではないかと思ったのだ。だから、私もそれに乗じて、がつがつ教養というメシを食べてやろうと。いつも霞を食べていても仕方がないし。
しかし、本文では情報処理が意志決定迅速化・効率化に寄与していないという指摘や選挙権売買の提案など、独創的で奥深い論考で彩られているにも関わらず、それぞれのテーマをつなぐもの、つまり、著者がプロローグで意気軒昂に叫んでいた教養をつなぐ試みが実践されていない。既存の論考の収録の寄せ集め。なるほど、その一つ一つは卓越した論であるが、だったら、プロローグの宣言どおり、啓蒙活動を具体化させてみたらどうなのよというのが私の感想。
啓蒙とは明示的に教えられるものではないかもしれない。しかし、著者は明示的に啓蒙のための方法と実践をプロローグに書いているわけだから、これらを紡ぐ作業をすべきだった。
文庫版あとがきで、著者は文章の価値が落ちていないと言う。なるほど、個々の文章の価値は落ちていないとは思うが、教養を啓蒙すると宣言した以上は、自らの幅広い知見を統合化する手段を実践し、私のようなバカにも説明して欲しかった。
よって、知性の世界の広さは認識できたが、教養が統合化されていない私はいまでも空腹のままなのである。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月6日に日本でレビュー済み
ダサいタイトルでイケすかない内容なので、

日本髄一のオシャレ知識人、山形浩生の名前で買わない限りは、本を壁に投げつけたくなりそうです。

駄目押しのようについているダサイ表紙など、売る気ゼロなミスマッチング、彼は本業があるから執筆業はどうでもいいのか。

もしくは、教養主義、へへん、などと鼻息を荒くして買う真面目くんに打撃を与えることを目論んでいるか。

オシャレ、オシャレ、オシャレ、最先端、そういう世界です。

海外の人には教養のベースがあって、洋楽のミュージシャンにインタビューをすると、物理の統一理論なんてタームが唐突に出るそうです。

で、音楽しか知らない、洋楽バカ、ポカーン、とか。

それで、山形さんみたいなインテリに、副業でインタビュアーの仕事が回ってくるそうです。

シェイクスピアが元ネタの映画を、素人が嗜むとか。その日本人ヴァージョンが芭蕉とか紫式部かといえば、それも何か違う。

中身は、SFから漫画まで、戦争の報告書から、一人10票で売り買いできる制度、とか、傍流の学説が紹介されて飽きません。

右翼とか左翼とか、安易な色分けを拒むインテリジェンス、どう見ても、万人共通の素養ではありません。

岡崎京子とか日出ずる処の天子とか、アメリカの流行目線でみた、日本の漫画の紹介もあります。

消費税やインフレターゲティングに至っては、ただの山形浩男の好みです。

俺の教養は世界の教養と宣言できる、センスと頭の良さは羨ましいです。

でも教養主義っていう名前で出ている本の内容は、絶対、こうじゃないですよ。

そういうテンションの、立花隆とか佐藤優などの看板に、殴りこんで欲しいです。恐らく、IQは同じくらいです。

どういう会話になるのか見てみたいというか、知の首脳会談が読みたいです。

出版社のフィクサーの人、このリクエスト聞いてください。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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