小谷野敦の『退屈論』が、ゼロ年代の批評を考える上でとても予言的だったという話。 まず小谷野が批判する「快楽主義」という文脈の確認。小谷野は80年代の浅田彰が言った「逃げろや逃げろ」、90年代の宮台真司が言った「意味より強度」というディケイド哲学を、19-20世紀においてニーチェ-フロイト-ホイジンガ以降繰り返されてきた近代批判という大きな文脈の小さな支流だと位置づけている。「19世紀はあまりに<ま 続きを読む
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