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NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SFコレクション) 文庫 – 2009/12/4
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「オリジナル・アンソロジー『NOVA』開幕編となる本書では、2010年代の日本SFの中軸を担うべき作家たちに新作を依頼し、それぞれの書き手が「これぞSF」と思う作品を全力で書いてもらった。ここに収められた11編は、“新星(nova)”の名にふさわしい強烈な輝きを放っていると信じている」――大森望
収録先品(全11編)
●北野勇作「社員たち」
得意先から帰ってきたら、会社が地中深くに沈んでいた
●小林泰三「忘却の侵略」
「冷静に観察すればわかることだ。姿なき侵略者の攻撃は始まっている」
●藤田雅矢「エンゼルフレンチ」
ひとり深宇宙に旅立ったあなたと、もっとミスドでおしゃべりしてたくて
●山本弘「七歩跳んだ男」
その男は死んでいた。初の月面殺人事件か? 本格SF的と学会的本格ミステリ開幕
●田中啓文「ガラスの地球を救え!」
……なにもかも、みな懐かしい……SFを愛する者たちすべての魂に捧ぐ
●田中哲弥「隣人」
家庭を襲い胃を満たし脳に染み入るこの臭い……恐ろしい非常識が越してきた
●斉藤直子「ゴルコンダ」
先輩の奥さん、めちゃめちゃ美人さんだし、こんな状況なら憧れの花びら大回転ですよ
●牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
戦え! 対既知外生命体殲滅部隊ジューシーフルーツ!!
●円城塔「Beaver Weaver」
海狸(ビーバー)の紡ぎ出す無限の宇宙のあの過去と、いつかまた必ず出会う
●飛浩隆「自生の夢」
七十三人を死に追いやった稀代の殺人者が、かの怪物を滅ぼすために、いま、召還される。
●伊藤計劃「屍者の帝国」
わたしの名はジョン・H・ワトソン。軍医兼フランケンシュタイン技術者の卵だ。――圧巻の絶筆、特別収録
- 本の長さ446ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2009/12/4
- ISBN-104309409946
- ISBN-13978-4309409948
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2009/12/4)
- 発売日 : 2009/12/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 446ページ
- ISBN-10 : 4309409946
- ISBN-13 : 978-4309409948
- Amazon 売れ筋ランキング: - 956,486位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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2000年『仮想の騎士』第12回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。
単著:『仮想の騎士』(新潮社・惑星と口笛ブックス)、『ゴルコンダ』(惑星と口笛ブックス)
共著:『NOVA』1, 4, 6, 9(河出書房新社)、『万象』『万象ふたたび』『万象3』(惑星と口笛ブックス)、『年刊日本SF傑作選 おうむの夢と操り人形』(東京創元社)、Sci-Fi Lampoon Spring-Summer 2020(「Golconda」English translation by Toshiya Kamai)
メディア・ミックス:NHK-FM 青春アドベンチャー 仮想の騎士(2001年5月28日 - 6月8日、出演 : 小林愛、佐々木蔵之介ほか)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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<SFがこれだけ浸透した現在、本格SFの短編が定期的に載る媒体がもう少しあってもいいんじゃないですか。だれもつくらないなら自分でつくってしまえ──ということで立ち上げたのがこのシリーズ。(中略)編者である大森がいきなりメールまたは口頭で依頼し(一部、自薦・他薦あり)、届いた原稿を読んで勝手な注文をつけ(大幅な改稿はもちろん、最初の作品をボツにして別の作品を送ってもらったケースもある)、最終的に揃ったのが、ここに収められた十一編。> 「序」 p.5〜6より
宇宙を行く無人探査機のモチーフ(『 スターシップ (新潮文庫―宇宙SFコレクション) 』所収のイングリス「夜のオデッセイ」みたいな、ああいうの)に、タイムトラベル・ロマンス風味の邂逅とをブレンドさせて、胸熱くなる小品に仕立てた、藤田雅矢の「エンゼルフレンチ」。
月面で起きた最初の殺人事件か?! 小松左京ちっくな読みごたえもあり、本格ミステリとしてもよく出来ていて読ませる、山本 弘の「七歩跳んだ男」。
ぶぶっと噴き出すアホらしさも、ここまで大真面目に、かつ、手塚治虫をからめて壮大にやられると、もはや、わくわくするしかなかった、田中啓文(ひろふみ)の「ガラスの地球を救え!」。
私には全然わけ分からん作品もいくつかあったなかで、「これは、面白いなあ。読んだ甲斐があったなあ。」と気に入った作品は、この三つでした。
巻末の「編集後記」に、<今後は、その新城カズマ氏を筆頭に、山田正紀、神林長平、恩田陸、津原泰水、西崎憲、岸本佐知子、東浩紀、曽根圭介、法月綸太郎、伊坂幸太郎など各氏が登場予定(交渉中/三巻以降含む)。ご期待ください。>とあって、いやあ、この作家のラインナップの魅力的なこと。シリーズ第二巻以降も、思いっきり期待したいっ!
「お、なかなかおもしろいなあ。この作家の他の作品も読みたいなあ」
と思ったのが5編、
「ん〜、波長が合わないなあ。読むのに忍耐を要したなあ」
と思ったのが4編(うち2編は長い!)、
でした。
第2巻も出るようですが、少し待って古本で安く買ったほうが無難かな。
収録されているのは、北野勇作「社員たち」、小林泰三「忘却の侵略」、藤田雅矢「エンゼルフレンチ」、山本弘「七歩跳んだ男」、田中啓文「ガラスの地球を救え!」、田中哲弥「隣人」、斉藤直子「ゴルコンダ」、牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」、円城塔「Beaver Weaver」、飛浩隆「自生の夢」、伊藤計劃「屍者の帝国」。
何を書いてもいいという条件で執筆依頼がなされたためか、みんな自由にはちゃめちゃに作品をつくっている。20世紀SFの目指しているものとか、その本質みたいなものが垣間見えるように思った。
「エンゼルフレンチ」が一番好きです。切ない純愛と宇宙を絡めたお話。
「社員たち」は日常と非日常が混じって妙なおかしさがありました。
「ガラスの地球を救え!」、SFファンのお祭りみたいで楽しかったです。
他の作品も、いかにもSFらしい作品を久しぶりに読んだよ、という感じで、全部読んだ後は満足感に浸りました。
NOVA2 NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫) 、NOVA3 NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫) も購入。まだまだ続くことを期待しています。
彼らの想像力が脳にいい刺激になる.
その第1巻は、新作10作と昨年の3月に亡くなった伊藤計劃氏の未完の遺作、『屍者の帝国』の全11作。この『屍者の帝国』は早川書房のSFマガジンに掲載されたのを読んだことがあったが、改めて、読み直すと、これはやはり大傑作の予感がする内容。スチームパンクの装いだが、伊藤計劃氏らしく、死というものをメインテーマに置いたもの。これは、誰かが完成させるべき。いや、これは未完のまま、有り得べき小説世界を想像し、楽しむべきものなのか。
その他の10作も、私のお気に入りの、円城塔氏、飛浩隆氏、山本弘氏などが収録され、本当に楽しめるアンソロジーになっている。
特に良かったのは飛浩隆氏の「自生の夢」。語ることにより73人を死に追いやったシリアルキラーとの対話とGoogleを思わせる検索エンジンが支配する世界とで、この時代にしか書けないSFだ。
第2巻もすでに出版され、さらに第3巻ももうすぐ出版されるとのこと。長く続くことを期待したいシリーズだ。