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NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫) 文庫 – 2010/12/4
- 本の長さ456ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2010/12/4
- ISBN-104309410553
- ISBN-13978-4309410555
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2010/12/4)
- 発売日 : 2010/12/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 456ページ
- ISBN-10 : 4309410553
- ISBN-13 : 978-4309410555
- Amazon 売れ筋ランキング: - 902,531位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,914位河出文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
1975年岐阜県生まれ。1996年、『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。
2003年発表の月面開発SF『第六大陸』が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として活躍を続けている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。
他の作品に『復活の地』『天涯の砦』『時砂の王』『フリーランチの時代』(以上、ハヤカワ文庫JA)、『導きの星』など。
ホームページは、小川遊水池 http://homepage1.nifty.com/issui
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大森望編集のNOVAシリーズ3冊目。 ちょうど1刊行から一年が経ち、このシリーズ自体いくらでも 長く続いて欲しいという想いがあります。 SF慣れしていない人向けに編されたのが2であるのに対し、 大森氏いわく3はガチガチの本格SF集。 確かに執筆者を見れば 日本SF界の第一線で活躍する方々が並んでいます。 個人的感触を述べれば、多少ベクトルが異なるように思えるのは浅暮三文くらいか。 デビュー作の印象(SFというよりファンタジー)が強いせいかもしれませんが。
以下、個人的に所感を述べたいものを
とり・みきの漫画作品、万物理論[完全版]は、SF本の雑誌に載った第一章を含んだ完結(?)編。 続きは期待していなかったので驚きは大きいです。いえ、もちろん万物理論なんて解明されませんよ?(笑
長谷敏司の作品「東山屋敷の人々」は大森氏いわく「アンチ・サマーウォーズ」モノ。 サマーウォーズでは前提として物語に広げられた「近未来日本における家族のあり様」を、 相続問題を中心に深く切り込み生々しく描く。 直接の関係はないですが、長谷氏は「円環少女」シリーズ以外の作品が非常に少ないため、 短編であろうとこうしたノンシリーズものには希少価値を感じてしまったりしまわなかったり。
NOVA1,2を買った、読んだという方(特に自分をSFファンと思わない方、 SF読まなきゃ!という強迫観念じみた衝動を抱えていない方)は、 3を最終審査してSFとの相性を測ってみてはいかがでしょう。 全体に最高水準であることは保証します。
収録作品は次のとおり。
・とり・みき『SF大将 特別編 万物理論[完全版]』
・小川一水『ろーどそうるず』
・森岡浩之『想い出の家』
・長谷敏司『東山屋敷の人々』
・円城塔『犀が通る』
・浅暮三文『ギリシア小文字の誕生』
・東浩紀『火星のプリンセス』
・谷甲州『メデューサ複合体(コンプレツクス)』
・瀬名秀明『希望』
まぁ、どれも面白かったけど、今回は東浩紀の「火星のプリンセス」は別格として(面白かったけど、自分が期待しすぎなのかな?)、とり・みきのコミック、瀬名秀明の「希望」が好み。特に瀬名秀明の「希望」は、読んでいて、何やらイヤな悪寒がするぐらいの圧迫感を感じる作品。瀬名秀明の作風が変わった?
それ以外では、円城塔も相変わらずだし、小川一水のバイクモノもかなり面白かった。しかし、いつまで、このハイレベルなアンソロジーは続くんだろう?日本SF、本当に頑張ってると、このアンソロジーのシリーズを読むと、つくづく感じる。
そして「ろーどそうるず」、バイクのことは全くわからないながら、あたたかくて切ない気分になりました。
他はこれから読むのですが、ここまでも充分★5つで、皆様にもおすすめしたく書き込みます。
4も買います。
できれば今回のように、SF漫画も1作入っているような形で作ってもらいたいです。