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NOVA 5---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫) 文庫 – 2011/8/5
- 本の長さ442ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2011/8/5
- ISBN-104309410987
- ISBN-13978-4309410982
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2011/8/5)
- 発売日 : 2011/8/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 442ページ
- ISBN-10 : 4309410987
- ISBN-13 : 978-4309410982
- Amazon 売れ筋ランキング: - 334,618位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,325位河出文庫
- - 1,796位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)ほか多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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上田早夕里の「ナイト・ブルーの記憶」から始まり伊坂幸太郎の『密使』までの8編が収録されてるが、大森望氏大絶賛の「密使」がそれほどではなかった以外は大満足。期待していた東浩紀の「火星のプリンセス 続」はもちろんのこと、上田早夕里の「ナイト・ブルーの記憶」も最近の上田早夕里の良さは継続しているし、訳の分からない友成純一の「アサムラール バリに死す」のハチャメチャぶりも良かった。
でも、今回のオドロキは宮内悠介の「スペース金融道」。「盤上の夜」しか読んだことのない人だったけど、かなりいい。でもまさか直木賞候補に上がるとは思えなかったけど。これから目が離せない人になりそうだ。
そのほか、図子慧の「愛は、こぼれるqの音色」と須賀しのぶの「凍て蝶」も拾い物。まだまだ読んだことのない面白い作家がいるものだ。
伊坂さんの小説が読みたくて、購入しました。
SFコレクション とのことでしたが、
SFなどは気にせず楽しめました。
まずは、伊坂さんの小説が「期待通り!」で面白かったです。
ネタは「タイムトラベル」「パラレルワールド」「止まった時間を動ける男」
そして、「みんなが知るあの黒いアイツ」がキーになりますw
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他に好きな短編は
「凍て蝶」(須賀しのぶ)が面白かったです。
「凍結して時間が止まった少女」「北壁の絵を売る少年」の話
北壁を探す少女と少年が、どうなるのか!?
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「スペース金融道」は、いかにもなSFです。
惑星間での時間差などが考慮された世界でのSFなお話。
マンガとかアニメが面白そうだなー。
アイデアストーリーありミステリよりありですが、どれもSF的な要素を含んでいます。
自分の好みで上位半分は、
「凍て蝶」
幻想譚的に進むがカタルシスが良い。
「三階に止まる」
なぜか常に三階に止まるエレベーターの不具合の理由を解いていく過程が気持ちいい。
「スペース金融道」
アンドロイドの設定が良く効いています。ユングの無意識について、金融工学について知っているとより楽しいか。
「密使」
そうだったのか・・・と、アイデアと筆力にやられました。
また「アサムラール」も忘れられない印象です。
様々な作家の書き下ろしの新作短編が文庫で読めるのは、非常に嬉しい
末永く続けてほしいです
「ナイト・ブルーの記録」上田早夕里著
最近、上田氏にはまっています
この作品を読みたいから、本著を手に取りました
「魚舟・獣舟」のような現在とは大きくことなった世界が描かれた作品も大好きですけど、この作品のように現在より少し未来の作品も凄く良い
本作は海洋SFでもあり、機械と神経接続をすることによる人間の感覚拡張を描いている
まだまだ神秘の残る深海の魅力と恐ろしさ
感覚が拡張される歓び、そして従来の人々とのギャップ
密度が濃い作品でした
「アサムラール バリに死す」友成純一著
著者の作品を初めて読みました
全然SFじゃない!?
大森氏の知り合い枠なのかなとも思いましたが、オチはSFだったかな
でも、全体の印象としてはバリの土着的雰囲気が満載なホラーだった
半分(それ以上か)は実話か
「愛は、こぼれるqの音色」図子慧著
図子氏の作品も初めて読みました
脳波を記録・再生する技術の進歩と少し荒廃した(と思われる)東京が描かれる
感覚と神経に関わる技術という点では上田氏の作品と共通するものがあったが、作品の雰囲気は全く異っていた
乾いた空気感で良かった
「凍て蝶」須賀しのぶ著
須賀氏の作品を読むのも初めてです
様々な作家さんの作品に触れることが出来るのもアンソロジーの魅力ですよね
図子氏も須賀氏もコバルト・ノベル大賞出身とのこと
現代のアメリカを舞台とした、伝奇ホラー的な作品であった
日本の民話「雪女」を思い出しました
こういったモチーフの話は海外にもあるのかな
戦争の暗い話などもありましたが、ラストはけっこう明るくかったです
少しホッとしました
「三階に止まる」石持浅海著
タイトルそのままですが、なぜか必ず3階に止まるエスカレーターの謎にせまる
まさに“日常の謎”系なネタですし、当初は本格ミステリー的なロジカルな展開をみせる
しかし、謎は解けません
そこで、超常現象が起きているという前提で再びロジカルに謎を解いていきます
SF的でもあり、ホラー的でもあった
「スペース金融道」宮内悠介著
宮内氏も初めてです
タイトルから察するに“ナニワ金融道”のパロディーかと思いながら読みましたが、全然そうじゃありませんでした
ロボットSFと金融工学という大きなネタが2つも投入されていますが、見事に絡まりあっています
しかし、異星人の描写や語り口などはユーモラスで、肩の力を抜いて楽しく読めました
本著のなかで、もっとも好きな作品です
「密使」伊坂幸太郎著
“僕”と“私”のふたつの視点で話が展開します
“僕”の方はチョット特殊な能力を持った青年の話で、超能力SF
“私”の方は耐性菌の蔓延を防ぐ為、歴史の改変を試みる話で、時間SF
ふたつがアっと驚く展開をみせます
「火星のプリンセス 続」東浩紀著
NOVAで今のところ唯一の連載作品
単行本にまとまってから読みたいと思い、今回は読みませんでした
しかし、そこからが面白かったです。
凍て蝶:大きなファンタジー
三階に止まる:奇妙な出来事への納得できる論理性
アサムラール:真実味あり
スペース金融道:面白い
その後の2作品は、私にとっては今一