もともと1925-26年に花房春村名義で『少女倶楽部』に連載されたもの。底本は、『日本探偵小説全集第二篇 森下雨村集』(改造社,1930年)。ただし、新仮名遣いに改められている。
ロマノフ家のダイヤを巡る冒険物語である。探偵小説っぽさは薄め。
主人公の男女や薄幸のヒロインが次々と危難に遭い、なんとかくぐりぬけて事件を解決する。そのハラハラドキドキが読みどころ。ただ、現代の読者からすると、かなり物足りないのではないか。主人公たちに向かって、もっと考えてから行動しようぜ、と言いたくなる。
復刻してくれたのは価値があると思うが……。

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消えたダイヤ (河出文庫 も 9-2) 文庫 – 2016/11/8
森下 雨村
(著)
敦賀湾の海難事故で、ダイヤが忽然と消えた。若い男女が災難に巻き込まれる。意外な犯人とは? 傑作本格ミステリ。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2016/11/8
- ISBN-104309414923
- ISBN-13978-4309414928
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商品の説明
著者について
1890ー1965 探偵小説作家・編集者・釣エッセイスト。『新青年』初代編集長として、江戸川乱歩を世に出した。探偵小説の父。「丹那殺人事件」「青斑猫」「謎の暗号」「猿猴川に死す」など。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2016/11/8)
- 発売日 : 2016/11/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4309414923
- ISBN-13 : 978-4309414928
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,155,209位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,360位河出文庫
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