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O嬢の物語 (河出文庫 レ 1-1) 文庫 – 2010/8/3
ポーリーヌ・レアージュ
(著),
澁澤 龍彦
(著)
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女主人公の魂の告白を通して、自己の肉体の遍歴を回想したこの物語は、人間性の奥底にひそむ非合理な衝動をえぐりだした真に恐れるべき恋愛小説の傑作として多くの批評家に激賞された。ドゥー・マゴ賞受賞!
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2010/8/3
- 寸法10.8 x 1.1 x 15 cm
- ISBN-104309461050
- ISBN-13978-4309461052
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商品の説明
著者について
1928~87年。東京生まれ。東大仏文科卒。マルキ・ド・サドの著作を紹介する一方、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は『高丘親王航海記』など小説に独自の世界を展開した。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社; 第13刷版 (2010/8/3)
- 発売日 : 2010/8/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4309461050
- ISBN-13 : 978-4309461052
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 116,571位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 158位フランス文学 (本)
- - 503位河出文庫
- - 5,308位楽譜・スコア・音楽書 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興奮しました
2019年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
約30年前に読んだらが、今回新しい感動を発見した。女は羞恥の中での苦痛は喜びになるのか。
2021年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・活字が小さいので、拡大鏡を使って読んでいるが、疲れてしまう。
・文章が長く、区切りが付かないので、途中の止めどころが見つからない。50頁くらいでとん挫している。
・再び読みたいと思うまで、まだまだ時間が掛かりそうである。
・文章が長く、区切りが付かないので、途中の止めどころが見つからない。50頁くらいでとん挫している。
・再び読みたいと思うまで、まだまだ時間が掛かりそうである。
2014年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サドマゾヒズムの恋愛小説の古典。女性のほうが楽しめる小説となっている。男性だと、誰に感情移入するかという部分で、ちょっと人によってはひっかかるのかな。また、古い小説なので暴力性ということではそこまで突き詰めきれていないかもしれない。
話の筋としては、Oという女性が恋人に導かれて「ロワッシーの館」という、ある種の社交サークルの館に短期間滞在することから始まる。そこは、SM愛好者(ただし、男性がSで女性はM限定)の紳士たちの社交場であり、女性は不特定多数の男性から犯されたり鞭打ちされることで、隷属の身を覚えこまされることとなる。ここまで1章。
奴隷としての振る舞いを身体で覚えこまされた主人公は、恋人から別の男に差し出され、そのステファン卿との関係がそこから始まることになる。ここまでが2章。過去の恋愛談なども語られる。
3章で、色々と心境の変化やかつての恋人との関係、同僚との関係の変化もありつつ、ラヴィアピアスと焼きごてをされて、4章では全身脱毛された後に夜会に連れられていく、というラストとなる。(書かれなかったラストとして、死ぬことを許可される、というのが示唆される。)
1章はひたすら動作が描写され、少し非現実的な感じがあるが、2章以降はフランス恋愛小説(心理小説)のオーソドックスな文体と言っていいのか、ちょっとテンションが違ってくる。三角関係の物語であったり、恋人への心変わりの部分であったり、心理的な部分の比重が大きくなってくる。そのあたり、女性作家っぽいなというのは感じる。
あくまでも、恋愛ーーつまり、関係性を軸とした、愛情をベースとしたサドマゾ行為であるので、嗜虐的な欲求を満たしたいと思って読んでいっても、期待には適わない。(そういう人には村上龍「イビサ」を薦めます)
また、女性がMというのは一般的な男女関係の延長線上にあるとも言えるので、衝撃性は薄い。マゾッホなんかと比べると特に。
ただ、その延長線上にあるというところで、女の人の場合だと主人公のO嬢に感情移入して読めて、なかなか揺さぶられる部分もあるのかもしれないですね。
話の筋としては、Oという女性が恋人に導かれて「ロワッシーの館」という、ある種の社交サークルの館に短期間滞在することから始まる。そこは、SM愛好者(ただし、男性がSで女性はM限定)の紳士たちの社交場であり、女性は不特定多数の男性から犯されたり鞭打ちされることで、隷属の身を覚えこまされることとなる。ここまで1章。
奴隷としての振る舞いを身体で覚えこまされた主人公は、恋人から別の男に差し出され、そのステファン卿との関係がそこから始まることになる。ここまでが2章。過去の恋愛談なども語られる。
3章で、色々と心境の変化やかつての恋人との関係、同僚との関係の変化もありつつ、ラヴィアピアスと焼きごてをされて、4章では全身脱毛された後に夜会に連れられていく、というラストとなる。(書かれなかったラストとして、死ぬことを許可される、というのが示唆される。)
1章はひたすら動作が描写され、少し非現実的な感じがあるが、2章以降はフランス恋愛小説(心理小説)のオーソドックスな文体と言っていいのか、ちょっとテンションが違ってくる。三角関係の物語であったり、恋人への心変わりの部分であったり、心理的な部分の比重が大きくなってくる。そのあたり、女性作家っぽいなというのは感じる。
あくまでも、恋愛ーーつまり、関係性を軸とした、愛情をベースとしたサドマゾ行為であるので、嗜虐的な欲求を満たしたいと思って読んでいっても、期待には適わない。(そういう人には村上龍「イビサ」を薦めます)
また、女性がMというのは一般的な男女関係の延長線上にあるとも言えるので、衝撃性は薄い。マゾッホなんかと比べると特に。
ただ、その延長線上にあるというところで、女の人の場合だと主人公のO嬢に感情移入して読めて、なかなか揺さぶられる部分もあるのかもしれないですね。
2021年4月8日に日本でレビュー済み
有名な作品なので読んでみました。
1954年発表当時にどのような読まれ方をされたのか、どのように評価をされたのかは分かりませんが、
私には誘拐、拉致、監禁、虐待、拷問、洗脳のお話でした。
血が滲むほどに鞭打たれ、鉄環、焼印・・
ごくごくノーマルの私は痛くて怖くて気持ち悪かったです。
もう鉄環のあたりで怖くて切なくて読むのを止めようと思ったくらい。
最後のステファン卿と司令官がOを犯すところは
まさに生贄を貪るデーモン(悪魔・魔物)の様でありました。
これを愛の物語と解釈する方もいらっしゃるみたいですが、
谷崎の春琴の方が100万倍美しい愛の物語だと私は思います。
1954年発表当時にどのような読まれ方をされたのか、どのように評価をされたのかは分かりませんが、
私には誘拐、拉致、監禁、虐待、拷問、洗脳のお話でした。
血が滲むほどに鞭打たれ、鉄環、焼印・・
ごくごくノーマルの私は痛くて怖くて気持ち悪かったです。
もう鉄環のあたりで怖くて切なくて読むのを止めようと思ったくらい。
最後のステファン卿と司令官がOを犯すところは
まさに生贄を貪るデーモン(悪魔・魔物)の様でありました。
これを愛の物語と解釈する方もいらっしゃるみたいですが、
谷崎の春琴の方が100万倍美しい愛の物語だと私は思います。
2020年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女性のおよそ9割はマゾヒストで、そのうちの多くが奴隷やレイプ願望を
抱いているという正確な統計が出ている現在、まったく驚くに当たらない。
文学を気取っているだけのC級官能小説、いや、文学でも官能でもない中途半端な代物である。
自由への惧れから、束縛、果ては奴隷願望に至る、どうってことない含意ならば、
もっと過激で淫猥な官能小説でも汲み取ることができる。
調教の概要ばかり見せつけられても、ちっとも興奮しない。
官能小説は、もっとグロく、細部描写に念が入っており、勃起をさそう。
純文学のえせ衣裳をまとったため、拡大鏡で見るきわどい部分にモザイクがかけられ、
終始、萎えっぱなしであった。
※画像・プロフィールは無視してください
抱いているという正確な統計が出ている現在、まったく驚くに当たらない。
文学を気取っているだけのC級官能小説、いや、文学でも官能でもない中途半端な代物である。
自由への惧れから、束縛、果ては奴隷願望に至る、どうってことない含意ならば、
もっと過激で淫猥な官能小説でも汲み取ることができる。
調教の概要ばかり見せつけられても、ちっとも興奮しない。
官能小説は、もっとグロく、細部描写に念が入っており、勃起をさそう。
純文学のえせ衣裳をまとったため、拡大鏡で見るきわどい部分にモザイクがかけられ、
終始、萎えっぱなしであった。
※画像・プロフィールは無視してください
2016年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても綺麗な状態で、大変嬉しく思っています。内容は期待通り、映画の数倍の魅力があります。