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女嫌いのための小品集 (河出文庫 ハ 2-7) 文庫 – 1993/1/1
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1993/1/1
- ISBN-104309461212
- ISBN-13978-4309461212
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (1993/1/1)
- 発売日 : 1993/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 203ページ
- ISBN-10 : 4309461212
- ISBN-13 : 978-4309461212
- Amazon 売れ筋ランキング: - 598,256位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男から見る女の性格、嫌なところもあればやっぱりかわいらしいところもある。そんな女性という生物を色んな視点でロマンチックに憎々しく恋い焦がれ狂おしく求めて突き放し逃げ出す作品です。
2019年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ショートショート小説集でした。
タイトルにあるような過激な人間描写はあまり感じられず、不思議な世界に放り込まれて行くような割とおとなしい物語でした。
ハイスミスの、やりすぎ・凝りすぎにも見える執拗な女性描写はここでは全然発揮されていなくて、女に振り回される馬鹿男や、自分を全くコントロールできない馬鹿女を、虫を観察するようにじっくり見つめて、要約だけをすぱっと切り抜いてこちらに差し出されるようなクールさがあります。
とっても短いし薄い本なので、どっぷり浸って読みたい人にはがっかりされると思いますが、天才作家が片手間にあっさり書いたような肩の力が抜けた作品には、むしろ彼女の作家性の本質が、不純物なしで凝縮されているようにも感じられます。
タイトルにあるような過激な人間描写はあまり感じられず、不思議な世界に放り込まれて行くような割とおとなしい物語でした。
ハイスミスの、やりすぎ・凝りすぎにも見える執拗な女性描写はここでは全然発揮されていなくて、女に振り回される馬鹿男や、自分を全くコントロールできない馬鹿女を、虫を観察するようにじっくり見つめて、要約だけをすぱっと切り抜いてこちらに差し出されるようなクールさがあります。
とっても短いし薄い本なので、どっぷり浸って読みたい人にはがっかりされると思いますが、天才作家が片手間にあっさり書いたような肩の力が抜けた作品には、むしろ彼女の作家性の本質が、不純物なしで凝縮されているようにも感じられます。
2009年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは短編集とはいえないでしょう。短いものは2−3ページ、長いものでも10ページ以下。110ページの作品集ですが、実際は60ページしかないのでは。短編というより、人間群像のスケッチといったほうがいいのかもしれません。そしてこの作品集のタイトルもかなりquestionableです。作者がつけたのではなく、おそらく後で出版社が勝手につけたのではないのでしょうか。「女嫌い」というタイトルですが、必ずしも女性だけではなく、男性という存在も女性との関係性の中で重要な役割を占めているのです。最初の作品から頭を悩ませてしまいます。2−3度読み返してみたほどです。30ページを過ぎるころから、著者の文体にもなれて、後は最後まであっという間です。どの作品にも共通するのは、結末のやるせなさです。ハッピーエンドはここには存在しません。散文的な物理的な結末が繰り返されます。ここには悲劇性のかけらもありません。どのパーソナリティもアメリカという社会が生み出した病理を象徴しています。そしてそれを支える著者の文体は限りなく乾いています。淡々とアメリカという郊外の白人の中産階級の社会の病理が様々なヴァリエーションで反映されていきます。これじゃ、著者の作品がアメリカで受けることがなかったというのがよくわかります。
2005年2月8日に日本でレビュー済み
女は「普遍的理性」がないので、すぐにボロを出す。
しかし、本人は「美しく生きている」と確信している。
女に何を言っても無駄なのだ。
「美しく生き」「何を言っても無駄」なのは、天から与えられた女の本質である。
女のふてぶてしさがある故に、人類は滅亡せずに済んだのかもしれない。
女の欲望など与えられた枠組のなかで右往左往するだけだが、
縦に貫く理想がないので、余計汚らしさを露呈するのだ。
女嫌いの人には、三島由紀夫の「反貞女大学」もお勧めです。
三島由紀夫評論全集に入っている「女嫌い系」のエッセイもお勧め。
と言うより、三島の本は「女嫌いの通奏低音」が流れている。
私は三島由紀夫が好きである。
しかし、本人は「美しく生きている」と確信している。
女に何を言っても無駄なのだ。
「美しく生き」「何を言っても無駄」なのは、天から与えられた女の本質である。
女のふてぶてしさがある故に、人類は滅亡せずに済んだのかもしれない。
女の欲望など与えられた枠組のなかで右往左往するだけだが、
縦に貫く理想がないので、余計汚らしさを露呈するのだ。
女嫌いの人には、三島由紀夫の「反貞女大学」もお勧めです。
三島由紀夫評論全集に入っている「女嫌い系」のエッセイもお勧め。
と言うより、三島の本は「女嫌いの通奏低音」が流れている。
私は三島由紀夫が好きである。
2003年8月24日に日本でレビュー済み
女嫌いのための、というより、あなたも女嫌いになる(笑)小品集。
女の嘘、エゴ、恐ろしさのオンパレード。
しかし女性作家だからこそここまで描けるのだし、女を知る女が書いているのだから納得。
怖い、腹の立つ、もうサイテーな女ばかり。
・・・でも、面白い。
女の嘘、エゴ、恐ろしさのオンパレード。
しかし女性作家だからこそここまで描けるのだし、女を知る女が書いているのだから納得。
怖い、腹の立つ、もうサイテーな女ばかり。
・・・でも、面白い。
2010年8月13日に日本でレビュー済み
女流作家ならではの冷徹な視点で、女性の嫌らしさをP.ハイスミス一流の筆致で描き出したショート・ショート集。残酷で皮肉な描き方はハイスミスらしく、女性は読むのがイヤになり、男性は女性に幻滅を覚えると言った趣きになっており、そこが狙いの作品なのかもしれない。「女嫌いにするための小品集」と題した方が相応しい気がした。
浮気症の女、ウーマンリブと家庭的女、子宝を望み続ける女、自分にない芸術性を求め続ける女、結婚を天下公認の娼婦の道具と考える女、部屋の置物としての価値しかなく男同士の対価として使われる女、生まれながらの聖堕天使、娘夫婦に気を使い過ぎる沈黙の義母、純潔主義に凝り固まった母、突然神の啓示を受けた主婦、完璧主義の主婦等など。
ショート・ショートにするのが惜しいくらいの題材が多いが、そこを割り切って書いてある所に歯切れの良さがあるのだと思う。自由奔放に生き過ぎるのもダメ、道徳に縛られて杓子定規に生きるのもダメとなって、じゃあどう生きれば良いのかと尋ねたくなる。しかし、登場する男達に尊敬に足る人物が一人も登場しない点も考慮すると、結局、作者は「人嫌い」なのかもしれない。「人嫌いの作家が綴った小品集」と題するのが一番相応しいのかもしれない。
浮気症の女、ウーマンリブと家庭的女、子宝を望み続ける女、自分にない芸術性を求め続ける女、結婚を天下公認の娼婦の道具と考える女、部屋の置物としての価値しかなく男同士の対価として使われる女、生まれながらの聖堕天使、娘夫婦に気を使い過ぎる沈黙の義母、純潔主義に凝り固まった母、突然神の啓示を受けた主婦、完璧主義の主婦等など。
ショート・ショートにするのが惜しいくらいの題材が多いが、そこを割り切って書いてある所に歯切れの良さがあるのだと思う。自由奔放に生き過ぎるのもダメ、道徳に縛られて杓子定規に生きるのもダメとなって、じゃあどう生きれば良いのかと尋ねたくなる。しかし、登場する男達に尊敬に足る人物が一人も登場しない点も考慮すると、結局、作者は「人嫌い」なのかもしれない。「人嫌いの作家が綴った小品集」と題するのが一番相応しいのかもしれない。
2005年1月7日に日本でレビュー済み
人間(主人公は全て女性だが)のいやらしさ、エゴイズムを、批判するでも揶揄するでも無く、突き放して淡々と描いた1冊。その自分勝手さは経験によって生まれたものでは無く天性の資質であり、浅薄な知恵はあれども理性が無い様は女の本質を突いているかも………と思わせられてしまうところが読んでいて精神的にちょっとしんどい。ハイスミス女史、同性なのに(同性だから?)手厳しいなあ。
他の国からのトップレビュー
Dorian Gray
5つ星のうち5.0
Little Tales of Misogyny ... Maleficient
2020年5月30日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Wimmin take centre stage in Patricia Highsmith's Little Tales of Misogyny.
Vamps + Tramps .
Harlots + Hellcats.
Misfits + Muses.
Harpies + Heroines
Dangerous Dames + Dead Dames .
Maniacs + Murderers.
Mothers + Martyrs.
Saints + Sinners.
Victims + Vixens.
Something of the restrained fury of these Little Tales makes them Maleficient !
Vamps + Tramps .
Harlots + Hellcats.
Misfits + Muses.
Harpies + Heroines
Dangerous Dames + Dead Dames .
Maniacs + Murderers.
Mothers + Martyrs.
Saints + Sinners.
Victims + Vixens.
Something of the restrained fury of these Little Tales makes them Maleficient !
Dorian Gray
2020年5月30日に英国でレビュー済み
Vamps + Tramps .
Harlots + Hellcats.
Misfits + Muses.
Harpies + Heroines
Dangerous Dames + Dead Dames .
Maniacs + Murderers.
Mothers + Martyrs.
Saints + Sinners.
Victims + Vixens.
Something of the restrained fury of these Little Tales makes them Maleficient !
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Cliente Amazon
5つ星のうち5.0
Buen libro de relatos cortos
2019年11月4日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Me ha gustado. Buen libro de relatos cortos
mara
5つ星のうち3.0
Serie di racconti
2019年3月10日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Versione kindle.
Una serie di racconti che descrivono piccoli mostri che si nascondono nel conformismo di versioni stereotipate di ciò che viene identificato con le parole uomo e donna.
Interessante ma poco incisivo.
Una serie di racconti che descrivono piccoli mostri che si nascondono nel conformismo di versioni stereotipate di ciò che viene identificato con le parole uomo e donna.
Interessante ma poco incisivo.
Ricardo
5つ星のうち5.0
but in English was even much better! Strongly recommend to read it
2017年1月10日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I read this book many years ago in Spanish, my mother tongue, but in English was even much better!
Strongly recommend to read it.
Strongly recommend to read it.
Doctor Moss
5つ星のうち4.0
What If That Is All There Is?
2022年1月15日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This is definitely a strange little book. Seventeen stories, some of them microstories of just a couple of pages. And each is a kind of fable about a role, an identity occupied by a female character — The Coquette, The Dancer, The Female Novelist, The Breeder, The Prude, . . .
And each is its own kind of tragic, deflating descent. “The Female Novelist”for example relives her past marriage in her writing while her third husband works up to heading out the door with pajamas and toothbrush to try his luck elsewhere. “The Coquette” is murdered in a fight staged by two suitors who maneuver her between them to make it look as if she died trying to interfere. And so it goes.
The men don’t find happy endings in some of the stories either, like the husband of “The Breeder” who ends up in an insane asylum, the father of so many children that he has lost count. And Elaine (“The Breeder” herself) says, in Highsmith’s sarcastic voice, “But I do feel fulfilled, dear.”
Even when things work, as they do for a while for example, for Mildred (“The Mobile Bed-Object”), they don’t really work. And then they don’t work even more.
It’s as if you took a torch to male/female relationships of all sorts, but then you realized it was always that way. It was always happening, it just happened behind closed doors.
What if the roles and identities actually exhausted all of the ones available to women? It’s a nightmare, a city of nothing but dead ends. And it’s not even just something we can attribute to modern, western culture — see, for example, “Ooona, the Jolly Cave Woman.” She was killed by a jealous wife and became obsessively enshrined in songs, images, and statues created by the wife’s husband.
The stories are darkly funny in their tragic way. It’s a little disturbing, and it makes you ask a good question — what if this is really all there is?
And each is its own kind of tragic, deflating descent. “The Female Novelist”for example relives her past marriage in her writing while her third husband works up to heading out the door with pajamas and toothbrush to try his luck elsewhere. “The Coquette” is murdered in a fight staged by two suitors who maneuver her between them to make it look as if she died trying to interfere. And so it goes.
The men don’t find happy endings in some of the stories either, like the husband of “The Breeder” who ends up in an insane asylum, the father of so many children that he has lost count. And Elaine (“The Breeder” herself) says, in Highsmith’s sarcastic voice, “But I do feel fulfilled, dear.”
Even when things work, as they do for a while for example, for Mildred (“The Mobile Bed-Object”), they don’t really work. And then they don’t work even more.
It’s as if you took a torch to male/female relationships of all sorts, but then you realized it was always that way. It was always happening, it just happened behind closed doors.
What if the roles and identities actually exhausted all of the ones available to women? It’s a nightmare, a city of nothing but dead ends. And it’s not even just something we can attribute to modern, western culture — see, for example, “Ooona, the Jolly Cave Woman.” She was killed by a jealous wife and became obsessively enshrined in songs, images, and statues created by the wife’s husband.
The stories are darkly funny in their tragic way. It’s a little disturbing, and it makes you ask a good question — what if this is really all there is?