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チャペックの犬と猫のお話 (河出文庫 チ 1-1) 文庫 – 1998/11/1

3.3 5つ星のうち3.3 5個の評価

商品の説明

商品説明

著者は、チェコを代表する作家カレル・チャペック(1890-1938)。「ロボット」の名付け親としても知られる著者は、SF作品だけではなく、ユーモアと風刺を効かせた優れたエッセイも数多く残している。本国では1939年に出版された本書は、愛する動物に翻弄される飼い主の姿を描いた心温まるエッセイ集である。収録された26編には、著者自身と実兄のヨゼフによる挿し絵も添えられ、軽妙な文章をひきたたせている。

中でも著者の思い入れが感じられるのは、「ダーシェンカ、あるいは子犬の生活」の章である。階段を転げ落ち、靴を噛みちぎり、池にまで飛び込んでしまう、やんちゃな子犬ダーシェンカに「いまいましい」と悪態をつく毎日の著者。それでも、ダーシェンカがよその家にもらわれて行ったあと、「急に火が消えたようだ」と戸惑ってしまう。動物に対する著者のやさしい眼差しと、深い愛情がかいま見える場面だ。

そんなダーシェンカをはじめ、本書では母親のイリス、怪力で突拍子もない興味の持ち主のミンダなど、登場する動物たちが生き生きと描かれている。自然の声に導かれ、ダーシェンカが歩くお稽古をする場面などは、多くの動物好きの読者を楽しませるに違いない。また、人間と動物との愛と信頼をテーマにした「犬についてそれから、猫についてもう少し」の章も見逃せない。不信の育成によって生きる政治は蛮地の政治であると、ナチズム吹き荒れる当時の社会状勢を鋭く風刺している。(西山はな)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (1998/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 205ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309461883
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309461885
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 5個の評価

著者について

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カレル・チャペック
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この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生まれた子犬の「間引き」について、辛口批評があるが、チャペックの時代においては仕方の無いこと。(日本でもつい最近まで普通に行われていた)そういったことを考慮すれば、文章やイラストにチャペックの犬猫への愛情が十分に感じられて、あたたかな気持ちになる。ユーモラスな文体が好みである。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見本には帯がありましたが、届いた本には帯もなく、どこからみても中古品でした。
中古品という分かるようには記載なく、本もアマゾンの袋にそのまま放り込まれたような状態でした。
読む気も失せ、返品を考えています。
2006年10月29日に日本でレビュー済み
チャペックという作家のことは、

恥ずかしながら、よく知らなかったのですが、

「犬と猫」というタイトルに引かれて読んでみました。

「犬と猫」のかわいいお話しを期待するのではなくて、

チャペックさんはどういう人なのかな〜?という視点で

読んでみるといいと思います。(エッセイです)

ユーモアのある文章で、

チャペックさんはちょっと変わっています(笑)。

でも、犬と猫をとても愛しているのがわかります。

20世紀初頭のヨーロッパ情勢や、

当時のヨーロッパでの犬や猫の飼われ方などを

想像しながら読みました。

他の作品(小説)もちょっと読んでみたくなりました。

チャペックを読むきっかけの本としてもおすすめです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがとうございました。大変よかったです。とても喜ばれました。
2003年10月19日に日本でレビュー済み
なんとお伝えすればいいか分からない怒りを感じております。
この本のくだりで、著者は飄飄と仔犬を殺しているではありませんか。
私は、間引きせねばとレンガ職人に
いとも簡単に仔犬を殺させてしまう著者の気持ちが微塵も理解できません。
著者は果たして、生き物を心から愛する人間なのでしょうか。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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