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フィネガンズ・ウェイク 1 (河出文庫) 文庫 – 2004/1/7
ジェイムズ・ジョイス
(著),
柳瀬 尚紀
(翻訳)
20世紀最大の文学的事件,奇書の第一部.
- 本の長さ403ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2004/1/7
- 寸法10.6 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-104309462340
- ISBN-13978-4309462349
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商品の説明
著者について
1882年アイルランド生まれ。20世紀最高の小説家の一人。意識の流れ、神話、パロディ、造語といった小説技巧を駆使して、ダブリンの人々を描いた。本書のほか『フィネガンズ・ウェイク』『ダブリナーズ』など。
1943年根室生まれ。翻訳家・英文学者。著書に『日本語は天才である』『ユリシーズ航海記』など。訳書に、ジョイス『ユリシーズ1-12』『フィネガンズ・ウェイク』、ダール『チョコレート工場の秘密』など。
1943年根室生まれ。翻訳家・英文学者。著書に『日本語は天才である』『ユリシーズ航海記』など。訳書に、ジョイス『ユリシーズ1-12』『フィネガンズ・ウェイク』、ダール『チョコレート工場の秘密』など。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2004/1/7)
- 発売日 : 2004/1/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 403ページ
- ISBN-10 : 4309462340
- ISBN-13 : 978-4309462349
- 寸法 : 10.6 x 1.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 253,880位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても気にいりました。ハードカバーの本も所有してるのですが、文庫本の方がかさ張らなくて良いと思います。
2019年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よくも難解な原文を翻訳されたものだと感心しております。
原書と照らし合わせて読みました。傑作です。
原書と照らし合わせて読みました。傑作です。
2004年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言葉遊びも、もはやここまでくると、芸術的としか言いようがありません。
これを楽しまずして、何を楽しむのでしょう。
史上最大の怪作。
一行目から、脳みそがとろけます。なんというパワーを持った本なのでしょう!
ぜひとも、この素晴らしい異次元の世界を体験してください。
これを楽しまずして、何を楽しむのでしょう。
史上最大の怪作。
一行目から、脳みそがとろけます。なんというパワーを持った本なのでしょう!
ぜひとも、この素晴らしい異次元の世界を体験してください。
2023年6月18日に日本でレビュー済み
ほんとにこんなん読んだんか。
訳者に敬意を払うが、中身には賛同しかねる。
訳者に敬意を払うが、中身には賛同しかねる。
2016年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の、転落(パパベラ云々グッシャーン)、というところでいきなり脱力したが、そのあとはそれなりに面白く読めた。哲学、という人もいるが、「抽象的メタフィジック」な印象はなく、むしろ「集合的無意識」みたいなものがグツグツしているのをナマで見る面白さ、というところがポイントであると思うので、やはり「文学」という区分けが妥当であろう。ただそれだけに、ある意味、表現の仕方が違うだけで、従来からの「文学」というものからは一歩も出ていない、という印象で、ここにおいて「人間」というもの自体は少しも「拡張」されてはいない。そしてまさにそのことが(これだけ「難解」であるにもかかわらず)ジョイスが早々と「評価」された理由に他ならないのだ。もっとも、まだこの巻しか読んでいないので、最後まで一通り読んでからまた改めて感想を述べることにしたい。予想していたより「読み応えがあった」、ということで星4つ
2007年11月13日に日本でレビュー済み
『riverrun』が、『commodius vicus』によって、我々をお城に連れて帰る、
みたいな感じのことがジョイス原文の冒頭に書いてあり、手持ちの英和辞書の
語彙不足を恨めしく思っていたら、なんと和訳が文庫で出ている!
ところが、commodius vicus の訳語が「今も度失せぬ媚行(こんもどうせぬ・びこう)」
しばし、この訳語の由来を考えあぐねていた。
そうか、「表音」も「表意」も訳してあるのだ、とわかった時点で膝を打った。
アダムとイブから始まり、天国への鍵を貰うところで終わりかけ、また最初に戻る
この歴史輪廻小説は、どこの国の誰が読んでも異なる理解で読める暗号で書かれて
いたのだ。
前野良沢がオランダ語「解体新書」を翻訳中に、「顔の中の高まり」の部分が訳せず、朝
から頭を抱えていた。その時、下女が庭掃除で枯葉集めをしているのを見て、『鼻』で
あると思いついた、というエピソードがある。
当、柳瀬氏の翻訳作業は、さぞや『前野良沢的』であったろうと、苦労がしのばれます。
もう一冊、「表音」を無視した一意的なストーリーテリング訳が柳瀬氏の手で出ていても
良いのではないでしょうか。エッチングの挿絵付で。
みたいな感じのことがジョイス原文の冒頭に書いてあり、手持ちの英和辞書の
語彙不足を恨めしく思っていたら、なんと和訳が文庫で出ている!
ところが、commodius vicus の訳語が「今も度失せぬ媚行(こんもどうせぬ・びこう)」
しばし、この訳語の由来を考えあぐねていた。
そうか、「表音」も「表意」も訳してあるのだ、とわかった時点で膝を打った。
アダムとイブから始まり、天国への鍵を貰うところで終わりかけ、また最初に戻る
この歴史輪廻小説は、どこの国の誰が読んでも異なる理解で読める暗号で書かれて
いたのだ。
前野良沢がオランダ語「解体新書」を翻訳中に、「顔の中の高まり」の部分が訳せず、朝
から頭を抱えていた。その時、下女が庭掃除で枯葉集めをしているのを見て、『鼻』で
あると思いついた、というエピソードがある。
当、柳瀬氏の翻訳作業は、さぞや『前野良沢的』であったろうと、苦労がしのばれます。
もう一冊、「表音」を無視した一意的なストーリーテリング訳が柳瀬氏の手で出ていても
良いのではないでしょうか。エッチングの挿絵付で。
2011年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おそらく、20世紀文学の最高峰であろう。広くそう言われている。そうなのかもしれない。きっとそうなんだろう。うん、そうだ。
そういうわけで私も読んでみた。はっきり言おう。全然わからなかった。
しかし私は、この作品をとても楽しく読めた。わからなかったが苦痛ではなかった。なぜだろうか。それは翻訳者の柳瀬氏が、難解極まりないとともに、あまりにもくだらないこの希代の奇書を、「当て字」「当て読み」「ルビ」などを駆使しながら、Joyce『Finnegans Wake』から、それとは別の、柳瀬『フィネガンズ・ウェイク』を創り出したからである。翻訳は第二の創作である、と言われる。この作品は、訳者の想像力、創造性、独創性、遊び心がいかんなく発揮された作品ではないだろうか。辻仁成の駄作がフランス語に訳され、かの国の栄誉ある賞に浴したのも、翻訳者の力量あればこそであった(んじゃないかな)。
私がこの本を手に取ったいきさつだが、それはある辞典との邂逅である。一時よくテレビ番組に出演していた漢字博士・笹原宏之篇『当て字当て読み漢字表現辞典』(三省堂)である。その中で、柳瀬『フィネガンズ・ウェイク』に登場した、多くの「当て字」「当て読み」の用例が紹介されていたからである。例えば「ハレルヤ[hallelujah]」→「晴れるや」、「頓痴気」→「豚ちき」、「厚顔無恥」→「睾丸無知」、「セックス[sex]」→「セッ躯ス」など、数え切れない「当て字」「当て読み」がある。ついでに柳瀬氏ののエセー『日本語は天才である』も奨めたい。
「20世紀最高峰の晦渋極まりない古典的名著」と敬遠しないで、軽い気持ちで読んで頂きたい。
そういうわけで私も読んでみた。はっきり言おう。全然わからなかった。
しかし私は、この作品をとても楽しく読めた。わからなかったが苦痛ではなかった。なぜだろうか。それは翻訳者の柳瀬氏が、難解極まりないとともに、あまりにもくだらないこの希代の奇書を、「当て字」「当て読み」「ルビ」などを駆使しながら、Joyce『Finnegans Wake』から、それとは別の、柳瀬『フィネガンズ・ウェイク』を創り出したからである。翻訳は第二の創作である、と言われる。この作品は、訳者の想像力、創造性、独創性、遊び心がいかんなく発揮された作品ではないだろうか。辻仁成の駄作がフランス語に訳され、かの国の栄誉ある賞に浴したのも、翻訳者の力量あればこそであった(んじゃないかな)。
私がこの本を手に取ったいきさつだが、それはある辞典との邂逅である。一時よくテレビ番組に出演していた漢字博士・笹原宏之篇『当て字当て読み漢字表現辞典』(三省堂)である。その中で、柳瀬『フィネガンズ・ウェイク』に登場した、多くの「当て字」「当て読み」の用例が紹介されていたからである。例えば「ハレルヤ[hallelujah]」→「晴れるや」、「頓痴気」→「豚ちき」、「厚顔無恥」→「睾丸無知」、「セックス[sex]」→「セッ躯ス」など、数え切れない「当て字」「当て読み」がある。ついでに柳瀬氏ののエセー『日本語は天才である』も奨めたい。
「20世紀最高峰の晦渋極まりない古典的名著」と敬遠しないで、軽い気持ちで読んで頂きたい。
2020年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予想以上に酷かった。文学云々の次元ではない。
頑張って読まなくてはならない次点で、少なくとも芸術でもない。翻訳するのが無理があった書のような気がする。
頑張って読まなくてはならない次点で、少なくとも芸術でもない。翻訳するのが無理があった書のような気がする。