ドゥルーズがカフカを語る中に、カフカが懸命に読んだとありました。
カフカの文学がどういうものかよくわかりませんでしたが、
クライストの引き締まった文章に触れ、カフカが
よくわからないふわふわしたものを書く人だというわたしの認識は
誤りであったろうと感じています。
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チリの地震---クライスト短篇集 (KAWADEルネサンス/河出文庫) 文庫 – 2011/8/5
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- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2011/8/5
- 寸法10.7 x 1 x 14.9 cm
- ISBN-104309463584
- ISBN-13978-4309463582
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対象商品: チリの地震---クライスト短篇集 (KAWADEルネサンス/河出文庫)
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商品の説明
著者について
1777-1812年。ドイツの文学者。34歳で女性を射殺し、自らも拳銃で自殺。カフカなどマイナー文学の先駆といわれ、ドゥルーズ・ガタリも論じる。『ペンテレージナ』などの戯曲もある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2011/8/5)
- 発売日 : 2011/8/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 238ページ
- ISBN-10 : 4309463584
- ISBN-13 : 978-4309463582
- 寸法 : 10.7 x 1 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 324,877位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月4日に日本でレビュー済み
表題作は災害ユートピアがもろくも崩していく様を描く。描写の密度が濃くていったん引き込まれるとなかなか止められない。人間が災害や事件に巻き込まれてまるで渦の中に沈んでいくようだ。人間の演技・舞踏に比較してマリオネットの完璧さをとうとうと述べる話も面白かった。
2013年12月4日に日本でレビュー済み
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書店などには置いていない入手しにくい本なのに、すぐに買えてよかった。
2012年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「決闘」の原文を読むために、参考として購入しました。
細かい誤訳はどんな翻訳にでもあるものだと思いますが、話の筋に大きく影響するような誤訳があります。(例えば、ヤーコプ伯が一旦公位につくというのは全くの誤訳からきた間違い)。その他、どうも文脈を捉えきれずに、日本語の表現で誤魔化しているような箇所がちょこちょこ見つかります。(原文は非常に錯綜した構文になっています。)
後にほとんど同じ内容の相良守峯訳 O侯爵夫人―他六篇 (岩波文庫 赤 416-4) も購入したところ、こちらはさすがにそのような箇所は全く見あたりません。(単語の意味レベルの誤訳は皆無ではありませんが)。
何となく話がしっくり来ないような点があれば、誤訳を疑った方が良いかも知れません。
しかし、クライストはすごい作家だと思います。
細かい誤訳はどんな翻訳にでもあるものだと思いますが、話の筋に大きく影響するような誤訳があります。(例えば、ヤーコプ伯が一旦公位につくというのは全くの誤訳からきた間違い)。その他、どうも文脈を捉えきれずに、日本語の表現で誤魔化しているような箇所がちょこちょこ見つかります。(原文は非常に錯綜した構文になっています。)
後にほとんど同じ内容の相良守峯訳 O侯爵夫人―他六篇 (岩波文庫 赤 416-4) も購入したところ、こちらはさすがにそのような箇所は全く見あたりません。(単語の意味レベルの誤訳は皆無ではありませんが)。
何となく話がしっくり来ないような点があれば、誤訳を疑った方が良いかも知れません。
しかし、クライストはすごい作家だと思います。
2011年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代思想の「震災以後を生きるための50冊」で3人もの評者から推薦されたのはこの極めて短い(文庫本で僅か25ページ!本自体は他の作品も掲載されているが)小説であった。なので1時間、いや30分もかからずにさらっと読める物語の中に、ユートピア(主人公男女の処刑の直前に大地震が起こり、処刑を免れしかも再会がかなう)とディストピア(食べ物と祈りのために教会を訪れると、群衆が彼らを震災を起こした悪魔だとののしられ、主人公の子どもが殺される)が主人公の男女を次々と襲う。震災についての教訓(天災であろうと人災であろうと個人にとっては大きな運命に過ぎない、など)があまりに多すぎて、人類が理性を手に入れた(カント哲学)が大自然の力の前に見直しを迫られる当時の思想にも大きな影響を与えたと言う。短い作品なので先ずは軽い気持ちで読んでもらいたい。
他の収録作品もみな衝撃的だ。大金持ちがいきなり明日の食い物にも困るほど落ちぶれたり、正義の行為をしたつもりが死刑判決を食らったり、残酷な運命の物語の小説作品がこれでもかとばかりに並ぶ。そしてそういう物語を評価する(カント哲学をブッ壊したことはすでに書いたが、フランツ・カフカも多いに影響を受けたと言う)ドイツ人もすごい。まあ日本にも太宰治とか芥川龍之介とか救いのない文学は多いが、最近のコミックやアニメでその手の作家はマニアックな評価しか受けてないしな。
今の日本人は周囲からの承認がされないことから1億総うつ状態になっているが、文学と言うフィクションの中でこれらの強烈な自己否定を経験しておくことは震災がなくとも大事なことじゃないかな。
他の収録作品もみな衝撃的だ。大金持ちがいきなり明日の食い物にも困るほど落ちぶれたり、正義の行為をしたつもりが死刑判決を食らったり、残酷な運命の物語の小説作品がこれでもかとばかりに並ぶ。そしてそういう物語を評価する(カント哲学をブッ壊したことはすでに書いたが、フランツ・カフカも多いに影響を受けたと言う)ドイツ人もすごい。まあ日本にも太宰治とか芥川龍之介とか救いのない文学は多いが、最近のコミックやアニメでその手の作家はマニアックな評価しか受けてないしな。
今の日本人は周囲からの承認がされないことから1億総うつ状態になっているが、文学と言うフィクションの中でこれらの強烈な自己否定を経験しておくことは震災がなくとも大事なことじゃないかな。
2016年10月12日に日本でレビュー済み
チリの地震/聖ドミンゴ島の婚約/ロカルノの女乞食/拾い子/聖ツェツィーリエあるいは音楽の魔力/決闘/話をしながらだんだんに考えを仕上げてゆくこと/マリオネット芝居について
2008年9月20日に日本でレビュー済み
何をやってもものにならなかった。地上とは別の真理が支配している他の天体からやってきて、その真理が通用しないここでの営みにはことごとく、あらかじめ失敗、挫折が組み込まれている、そういう人間、または人間の姿をしたなにものかであるかのように、やることなすことに失敗したー。(訳者のあとがき)
その失敗と挫折の果てにたどり着いた境地から、彼は実に恐るべき小説世界を構築していきました。 ドイツ古典主義とロマン主義の中間期に生きたのに、なぜか時代を百年先取りしてしまっている実存主義的作家クライスト。 当然、世に受け入れられることはなく、自ら命を絶ちました。
この作品集には彼の短編小説の大部分が収録されています。“チリの地震”“聖ドミンゴ島の婚約”“拾い子”などは、クライスト世界の白眉と言えるでしょう。長ったらしい情景描写や、くどくどした心理描写など全てそぎ落とした氷のような文体なのですが、なぜかそこには異様な熱気がこもっています。 彼の描く世界では、人と人が心を通いあわせることはできません。 心地よい共感に到達するどころか、誤解が誤解を生み、全ての人々が切り離され、呆然として立ちすくんでいます。 なんと現実の世界がそうであることか! グローバル化とテロリズムという二つのどす黒い、抗いがたい現象の狭間で、ともすれば自分の殻に閉じこもるか、阿修羅のごとく物質欲を満足させるかしかないような生活を我々は送っていますが、そんな今だからこそ読まれるべき作家なのではないかと私には思えるのです。 彼の描いた氷のような世界をこの世に現しめないためにもー。 興味のある方は是非読んでみてください。
その失敗と挫折の果てにたどり着いた境地から、彼は実に恐るべき小説世界を構築していきました。 ドイツ古典主義とロマン主義の中間期に生きたのに、なぜか時代を百年先取りしてしまっている実存主義的作家クライスト。 当然、世に受け入れられることはなく、自ら命を絶ちました。
この作品集には彼の短編小説の大部分が収録されています。“チリの地震”“聖ドミンゴ島の婚約”“拾い子”などは、クライスト世界の白眉と言えるでしょう。長ったらしい情景描写や、くどくどした心理描写など全てそぎ落とした氷のような文体なのですが、なぜかそこには異様な熱気がこもっています。 彼の描く世界では、人と人が心を通いあわせることはできません。 心地よい共感に到達するどころか、誤解が誤解を生み、全ての人々が切り離され、呆然として立ちすくんでいます。 なんと現実の世界がそうであることか! グローバル化とテロリズムという二つのどす黒い、抗いがたい現象の狭間で、ともすれば自分の殻に閉じこもるか、阿修羅のごとく物質欲を満足させるかしかないような生活を我々は送っていますが、そんな今だからこそ読まれるべき作家なのではないかと私には思えるのです。 彼の描いた氷のような世界をこの世に現しめないためにもー。 興味のある方は是非読んでみてください。