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言説の領界 (河出文庫 フ 10-3) 文庫 – 2014/12/8
フーコーが1970年におこなった講義録。『言語表現の秩序』を没後30年を期して40年ぶりに新訳。言説分析から権力分析への転換
- 本の長さ196ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2014/12/8
- 寸法10.6 x 1.2 x 15 cm
- ISBN-104309464041
- ISBN-13978-4309464046
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商品の説明
著者について
1926~84年。20世紀後半における最も重要な思想家。著書『狂気の歴史』『言葉と物』『知の考古学』『監獄の誕生』『知への意志』『自己への配慮』『快楽の活用』など。
1966年生まれ。現在、明治学院大学教授。共著書『法の他者』、訳書、フーコー『異常者たち』『精神医学の権力』『生政治の誕生』、P・ヴェーヌ『フーコーその人その思想』など。
1966年生まれ。現在、明治学院大学教授。共著書『法の他者』、訳書、フーコー『異常者たち』『精神医学の権力』『生政治の誕生』、P・ヴェーヌ『フーコーその人その思想』など。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2014/12/8)
- 発売日 : 2014/12/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 196ページ
- ISBN-10 : 4309464041
- ISBN-13 : 978-4309464046
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 119,630位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 512位河出文庫
- - 4,846位哲学・思想 (本)
- - 5,423位楽譜・スコア・音楽書 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書き出しが良すぎて、いわば書き出し詐欺で、フーコーのあらゆる著作に触れてきた。これは怒られるけど、フーコーが生きた時代では同性愛がまだまだ認められていなかったから、それに対する怒りが原動力になって、あらゆる思想の根底を流れている感じが良いのである。本書は、そもそも言説自体の形成も何もかもが不自由で規制され限定されていることを分析して相対化しようとする。何によって?権力によって。ただし今、もしかしたらそれはブロックチェーン化しているのかも知れない。
2021年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フーコーの言葉は、日本語として解説がなければ、絶対に読めない。知識の問題以前の問題だ。たとえば、「言説」とは。「領界」とは。本書に詳しい解題と訳注は絶対に必要だ。本書の解題は詳しいのが欠点ではなく、まだまだ分かりづらいことだと思う。書店で手に取って買う読者にとって。学者が相手ではないのだ。そういう学者も、結構、正確には理解していないのではないかと思う。詳しすぎるなどというのは。使い慣れた母国語で読むのではない、翻訳の新訳で読むのだから。
2015年2月22日に日本でレビュー済み
この新訳はフーコーの問題意識とその認識論の具体的な構成を精緻に定義していることが確認でき、初期のビンスワンガーからの継承している現象学的手法を如何に理解しているかを自らの言葉で、それこそ言説化していることが確認できる。すなわち、フーコーを読解する前提条件を極めて体系的に整然と展開され、フーコーを理解する必読書である。
現象学的な認識構制を思想史的にも応用しており、フセッルが悪戦苦闘したノエマ・ノエシス構造を思想史の時間軸と認識主観に共有させる。その延長で、西洋思想はロゴスへの愛を謳いながらも、実はロゴスへの嫌悪を継承し続けたフーコーの洞察を訳者は見事に1冊に仕上げた。邦訳作業以上に、フーコー解釈の問題構制を整理しており、日本語によるフーコー入門書としては最善で必読の1冊である。
訳者の豊かな研究成果を反映し、その恩恵に浴せる、ご苦労様でした、そしてありがとうございます。
現象学的な認識構制を思想史的にも応用しており、フセッルが悪戦苦闘したノエマ・ノエシス構造を思想史の時間軸と認識主観に共有させる。その延長で、西洋思想はロゴスへの愛を謳いながらも、実はロゴスへの嫌悪を継承し続けたフーコーの洞察を訳者は見事に1冊に仕上げた。邦訳作業以上に、フーコー解釈の問題構制を整理しており、日本語によるフーコー入門書としては最善で必読の1冊である。
訳者の豊かな研究成果を反映し、その恩恵に浴せる、ご苦労様でした、そしてありがとうございます。
2014年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フーコーの「言語表現の秩序」の新訳である。本文(1970年12月2日のフーコーの講義録)が大活字広行間で約100頁、本文の訳注が約20頁、ただし訳注の字は小さいので、本文の3分の1以上の字数はあるだろう。これに、大活字広行間の訳者解題が約40頁もついている。さらに、訳者解題に、小さな字の解題注が約10頁付いている。字数的には訳者解題の5の2程度はある。つまり、本書のうちの、原文の訳は半分程度で、残りは訳者解題及び訳者注である。実に懇切丁寧で、かゆいところに手の届く、いや、かゆくないところまで、手の届く本である。
利点としては、本講義録の理解に資することが挙げられる。それは間違いない。また、フーコーの他著作等にも触れられていて、フーコー入門書、フーコー要論としても有用だろう。
しかし、ここまで、懇切丁寧、濃密過保護に解説されてしまうと、読者は一体何をすればよいのだろう?
専門家に対して、生意気なことを言って、申し訳ないが、本文の言葉を借りれば、これは言説ならぬ、「読書を管理し、その境界を画定する手続き」ではないだろうか? また、「注釈の役割は、あちらで沈黙のうちに述べられていたことをついに語ることでしか」なく、濃密すぎる訳注は、読書の偶然性の制限ではないか。また、同様に「訳者の原理」によっても、読書の偶然性が制限されていないだろうか。そして、訳者の「真理への意思」が、読者の思索に対する排除システムとして、機能していないだろうか。
たいへん失礼した。本書が、時間と、労働力と、訳者の熱意の注入された力作、労作であることは間違いない。訳文も読みやすい。
利点としては、本講義録の理解に資することが挙げられる。それは間違いない。また、フーコーの他著作等にも触れられていて、フーコー入門書、フーコー要論としても有用だろう。
しかし、ここまで、懇切丁寧、濃密過保護に解説されてしまうと、読者は一体何をすればよいのだろう?
専門家に対して、生意気なことを言って、申し訳ないが、本文の言葉を借りれば、これは言説ならぬ、「読書を管理し、その境界を画定する手続き」ではないだろうか? また、「注釈の役割は、あちらで沈黙のうちに述べられていたことをついに語ることでしか」なく、濃密すぎる訳注は、読書の偶然性の制限ではないか。また、同様に「訳者の原理」によっても、読書の偶然性が制限されていないだろうか。そして、訳者の「真理への意思」が、読者の思索に対する排除システムとして、機能していないだろうか。
たいへん失礼した。本書が、時間と、労働力と、訳者の熱意の注入された力作、労作であることは間違いない。訳文も読みやすい。
2014年12月17日に日本でレビュー済み
フーコーが、自らの思想の核心を語った講義録。
大きな文字で、100ページ程の内容で、簡単に読める。しかし、その内容は、超過激だ。
知と権力の不都合な関係、作者という幻想がいかに作り上げられてきたのか、など。
フーコー思想の入門書としても読める。
大きな文字で、100ページ程の内容で、簡単に読める。しかし、その内容は、超過激だ。
知と権力の不都合な関係、作者という幻想がいかに作り上げられてきたのか、など。
フーコー思想の入門書としても読める。
2020年5月9日に日本でレビュー済み
(フーコーの内容に関係はないが)活字が大きく内容量が少ない。
一文字が大きく行間が空いていて、ページ数のわりに量薄だと思う。
一文字が大きく行間が空いていて、ページ数のわりに量薄だと思う。