子供の頃に読んだ本や、京都の特別拝観などでたまに地獄絵を目にする事はあれど、
構造や種類等を俯瞰して知る為の資料はなかなか目にする事がありませんでした。
タイトル通りにまずはビジュアルで入る事ができ、文章を読む事で詳細な内容を知る事ができます。
もう10年程前にこの本を買ったような記憶がありますが、その時はビジュアルを斜めに眺めるだけでした。
この歳になり、ダンテ「神曲」を読んだのと「京都の六道の辻」を調べたのををきっかけに、
再びこの本を手にする事になりましたが、やはり読み返してみてもなかなか良いと思います。
ただ単に「残酷だ」と思ううちは買う必要すら無いし、買ってしまってそう思っても書庫に入れておけば良いでしょう。
何かのきっかけで読みたくなると思います。
願わくば西洋との比較論があると良いのですが、それは与えられた宿題と考えて自分でやる事にしました。
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図説地獄絵をよむ (ふくろうの本) 単行本 – 1999/5/1
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1999/5/1
- ISBN-104309726062
- ISBN-13978-4309726069
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
六道を流転する魂の行方は? 地獄の経典、奈良時代の地獄観と地獄絵、平安時代の地獄絵、地獄草紙と餓鬼草紙、往生要集絵などに関する絵画作品と解説を収録するアンソロジー。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (1999/5/1)
- 発売日 : 1999/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 127ページ
- ISBN-10 : 4309726062
- ISBN-13 : 978-4309726069
- Amazon 売れ筋ランキング: - 710,018位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地獄絵が 好きで買いました。思ってたより 本格的な本でした。文字が、多くて 読むのが大変でした。(笑)
2010年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、澁澤龍彦『地獄絵』(平凡社ギャラリー 19、1974年)と宮次男『日本の地獄絵』(芳賀芸術叢書、1973年)の二冊の本の本文を収録し、図版を再編集したものです。前者(エッセイ)は後者(論文)を文献の一つとして参照した上で書かれています。後者は核実験や公害、価値の画一化など当時の社会問題を地獄絵に見立てて警鐘を鳴らしたりしていますが、前者(澁澤さん)は社会問題など眼中に無く、あくまでも自分の好みに徹して地獄絵を楽しんでいるところが清々しいです(なお、この澁澤龍彦のエッセイ「地獄絵と地獄観念」は1977年刊行の単行本『洞窟の偶像』に収録されています)。
「私は、あの十六世紀オランダのボッシュにおけるような、奔放自在な怪物の跳梁する地獄絵を完成するまでに、日本の六道絵に対する精神が永続しなかったことを、つくづく残念に思わずにはいられないのである。」
そういうわけで、本文は1970年代に書かれたものなので、最新の研究ではありませんが、地獄絵(六道絵)についてかなり詳しく解説してあるし、図版(カラーおよびモノクロ)も豊富だし、地獄絵がどんなものなのか概観するには手頃なのではないかと思います。地獄だけでなく、お腹が脹れた餓鬼や、死体が腐っていく様子を描いた図版も収録されています。
「私は、あの十六世紀オランダのボッシュにおけるような、奔放自在な怪物の跳梁する地獄絵を完成するまでに、日本の六道絵に対する精神が永続しなかったことを、つくづく残念に思わずにはいられないのである。」
そういうわけで、本文は1970年代に書かれたものなので、最新の研究ではありませんが、地獄絵(六道絵)についてかなり詳しく解説してあるし、図版(カラーおよびモノクロ)も豊富だし、地獄絵がどんなものなのか概観するには手頃なのではないかと思います。地獄だけでなく、お腹が脹れた餓鬼や、死体が腐っていく様子を描いた図版も収録されています。
2003年10月13日に日本でレビュー済み
地獄絵の本はあまたあれど、初心者にも、それなりにかじったことがある人にもおすすめである。解説も分かりやすく、地獄絵というものを知るには良いと言えよう。