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図説 ソ連の歴史 (ふくろうの本/世界の歴史) 単行本 – 2011/4/19

4.0 5つ星のうち4.0 11個の評価

1917年のロシア革命とともにに出現し、91年突如瓦解した超大国ソ連。粛正、大祖国戦争、冷戦……共産党の支配のもと、世界を席巻したこの国家は何だったのか。崩壊から20年目に問う。
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商品の説明

著者について

1948年生まれ。法政大学法学部教授。専攻は比較政治、ソ連政治史。著書に『ゴルバチョフの時代』『ソ連=党が所有した国家』『アジア冷戦史』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2011/4/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/4/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 128ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309761631
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309761633
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 11個の評価

著者について

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下斗米 伸夫
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年12月10日に日本でレビュー済み
最近映画「太陽に灼かれて」を見る機会があり,スターリン体制は何故続いたのかが知りたくて探していたら,この本くらいしかなかったというのが購入理由である。

意外だった事。
1.全ページアート紙。買う前,ページ数の割に高いのは,テーマが特殊なのと河出書房というのと写真の多用と少しカラーページがあるからかと思っていたら,なんと白黒写真や地の文だけのページもふくめ全ページアート紙。これは単価あがります。
2.事実に即した簡潔明瞭な文章。ソ連崩壊時にテレビに出まくった下斗米氏のイメージが強烈だったからか,「事前情報」(偏見とも言う)が少しは目立つかと思ったが,常識的な,しかし深い研究に基づく事実が記載されていた。(悪文という評がありますが,学術的文章を知らないとしか思えません。若干推敲不足の修飾句がうまくつながらない文―ただし意味はわかるので自分で置き換えればよい―や脱字はありますが,他の本と頻度ではかわりません。短くてわかりやすい文章がほとんどで,理解できないのは,伝達しようとする知識そのものが理解できないからでしょう)

教えられた事。
ソ連崩壊の10年前,学生として,「現存社会主義」(思想や運動でなく,システムとして存在するソ連東欧社会)を客観的に見る事,その中で公式見解とは別に経済学者の論争があり,それは現実の計画経済の変容や利潤原理導入と結びついている事などを学ぶ機会があった。(下斗米氏からではない)
そのとき読んだ「社会主義計画経済」の著者エルマン(彼は当時イギリスで英語で書いていた歴史家)がこの本に載っている。他にも沢山在ソ連改革波経済学者の和訳本があったが,今や古本でも見つからない。当時はレポート試験のために一冊速読しただけだっただけに,今ならわかるだろう著者の経歴,論旨が歴史的にどういう意味かを知りたいと思ったが,資料がもはやないという状況に愕然とした。
卒業し,ペレストロイカが始まったとき,師に「言っていたとおりになりましたね」と言ったら,「そうだろう」と苦労した半生がしのばれる返事が返ってきた。思えばそれが師が学問上の頂点を味わえた短い期間になったのだなあと思う。
ソ連・東欧崩壊時,私より一回り年上の人たちは,社会主義にもいいところがあったとか,逆に,最初から存在すべきでない社会であったのだとか言うことしか言わなかった。はたまた,あるいは社会主義ではなかったのだとか言う議論まであった。私は大変違和感を覚えた。何億という人がその社会で何十年も暮らし,別の何億という人々がその価値を見いだしていた社会が存在を無視されて良いはずはない。下斗米氏も言うように,ソ連の矛盾は当初から存在し,むしろ初期の方が大きく,そして70年以上たって崩壊したのである。その客観的条件と,人々の理念(何しろ社会主義は資本主義と違い理念先行型である)の織りなす綾を,もはや過去となって客観的に見られるからこそ,そしてそれが「現実に存在している」時代から距離を置いて見てきた日本人であればこそ,執拗に追い続ける人がもう少しいても良いのではないだろうか。
その課題に答えようとする数少ない書籍がこの本であるが,残念な事は,こうした小冊子のみが今は手に入るという事である。
他の日本人研究者(もちろん大概は引退年齢であるが)の深い議論を期待したいし,参考文献となるべき書籍の復刊流通,また本来なら崩壊後公開された資料の和訳も必要であろう。これらに対する需要がない日本の出版界の貧困をかみしめると共に,若い人に英語以外の原典に当たる語学力が失われている事に愕然とする。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソビエト連邦の史実を多くの写真と証言で説明した事の意味の重要さを思い知らされた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一言で言うとこの本に対しては「金返せ!」しかありません。このような商品価値のない本が(1800円!)大手の河出書房から出ていて平気で流通していること自体が驚きです。
誤植は言うに及ばず、とても日本人が書いた日本語の本と言えません。この著者の書いた本は初めて買ったのですが、本当に東大出の法政大教授なんでしょうか?脈略を欠いたぶつ切りの過去形短文の羅列はまるで箇条書きのようです。しかも時系列が前後して歴史的事実すらわかりにくいし、しばしば主語が何なのかもわからない。編集者は本当にこの本を読んで出版を許可しているんでしょうか?
これからこの本を買おうとしているあなた!止めておいた方がいいですよ!本当は星ゼロのところですが、1ツ星は図版に対して(但し図版のコメントは除く)です。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月15日に日本でレビュー済み
他のレヴュアーの中には厳しい評価を下している方もいますが、個人的には完成度の高い本だと思いました。贅沢をいえばもう少しページ数を増やして、スターリン以降の歴史を詳述して頂きたかったところですが、出版社からの要望などもあったのかもしれませんね。そのことを考慮しても、この本から学ぶことは多いように思えます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月12日に日本でレビュー済み
あとがきに書かれていますが、2011年はソ連崩壊から20年目になるのですね。早いものです。
「実際ソ連史を総合的に扱ったものは冊子を除くと日本では特にないのである」という筆者のコメントに驚いています。戦後あれだけ多くのソ連や社会主義について論じてきた研究者が、このソ連史を正面から受け止めて総括してこなかったことに違和感を覚えているのです。74年にわたる激動の歴史を生み出してきた巨大な国を知ることが、21世紀の世界史の構築に必要な作業だと思います。
法政大学法学部国際政治学科教授の下斗米伸夫氏は、ソ連の現代政治について多くの論考を残している研究者です。

図説とあるように多くの写真や地図、年表などが理解を助けますが、この手の内容は、普通は読みづらいのですが、学識ある下斗米氏の文章は門外漢にとっても理解しやすく、興味を覚えるものでした。

スターリン時代のソ連共産党の勢力争いにおける粛清の歴史は感じ取りましたし、多くの人民が計画経済の名の元の圧政に苦しんだ様子も伺えました。「鉄のカーテン」を持ち出すまでもなく、情報が入らない最たる国でしたので、本書はソ連の通史であると同時に裏面史の役割も果たしていると思います。
今後、ソ連の支配下におかれた周辺諸国の人たちの歴史や独立への機運などをつぶさに描き出すような著作がまたれるところです。

本書の章立てです。
第1章 ロシア革命とソビエト国家 一九一七‐二一
第2章 共産党の支配 一九二二‐二八
第3章 スターリン体制の展開 一九二九‐三八
第4章 「大祖国戦争」から冷戦へ 一九三九‐五二
第5章 保守と改革の時代 一九五三‐六四
第6章 停滞する超大国 一九六四‐八四
第7章 ペレストロイカとソ連崩壊 一九八五‐九一
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年8月13日に日本でレビュー済み
何気なく一読してから必要に応じて再読を繰り返すというのが私の読書パターンなのですが、
この本についてはそれが打破されました。
兎に角、日本語の一文一文が非常に濃厚でしっかりと読み込んでいかないと全く前に進みません。
まるで教科書です。しかも高校の教科書ほど簡単なモノではありません…
ある程度、ロシア革命やソ連の体制についての基礎知識を持っている方が読むには問題無いと
思いますが全くゼロの状態で始める方は心して臨みましょう。
一定時間を置いて読み返せばあっさりと理解できるようになる事もあります。

文章だけだとかなり辛い内容なのですが、豊富に掲載されている写真類が学習意欲をソソリます。
例えば、
 都心部でのロシア革命の兵士の様子(白黒)
 ソロベツキー修道院(カラー)
 革命プロパガンダ・ポスター各種(カラー)
 運河建設の作業風景(白黒・これは強制労働でしょうねぇ…)
 農民経済集団化率地図(カラー)...
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