世の中は男、女といった単純な二項対立で量れるものではないんだと気づかされる一冊でした。人の性的指向は多様であるし、人と違うことで苦しんでる人がその苦しみを口にできないということも、こうした当事者による告白によってしか明るみに出ない状況の中、この著書が世間に与えた影響は本当に大きいと思います。救われた人も多くいたはずです。
特に、結婚制度のもつ矛盾や窮屈さ、フェミニズムがなぜいまいち世間に受け入れられないのかといった考察は秀逸です。これだけの説得力をもった分析はなかなか見られません。新しい発見がたくさんありました。
個人的にはR子という伏見氏の友人の話がかなり好きです。既存の価値観に縛られず、自分の身体感覚に正直に生きる人は本当にかっこいいですね。
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プライベート・ゲイ・ライフ: ポスト恋愛論 単行本 – 1991/6/1
伏見 憲明
(著)
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社学陽書房
- 発売日1991/6/1
- ISBN-104313840508
- ISBN-13978-4313840508
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
愛とは男と女の間にのみ存在するものだろうか。人間としての幸福とは果たして…? さらりと明かした同性愛の内側と、新しいセクシュアリティー論。
登録情報
- 出版社 : 学陽書房 (1991/6/1)
- 発売日 : 1991/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 277ページ
- ISBN-10 : 4313840508
- ISBN-13 : 978-4313840508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,684位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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