プロローグの文章
《私はずっと母の期待に沿うようにがんばって生きてきた。(中略)母の期待どおりに動いてきた。その結果、知らず知らずのうちに「(母親を代表とする)周囲の期待に沿うように振る舞う」「それに反する行動をとると罪悪感にさいなまれていてもたってもいられなくなる」といった生きづらさをかかえこんでしまったのである。》
に自分も近いところがあり、よくわかりました。
何人かの悩める「娘」たちへの取材に加え、著者自身の半生の記録や現在のお母様との関係、葛藤などが主な内容です。
「母親-自分」の関係と「自分-娘」の関係を比較し、自分も母親と似たことをしようとしていたが娘は強くて自分の支配を拒んだ、そこでハッと気づいた、娘の強さに救われた、なんて話はご自身の実体験ゆえに十分に説得力があります。
(母親の登場部分では全体に客観的に、発言などの事実が一定の距離を保って淡々と書かれていると思われ、「あまりにも不満ばかり」なるレビューは理解できかねました。)
専門書ではなくエッセイ、また「素人の個人的体験記」というご指摘はその通りなので、専門的内容は期待できないと思います。
書名の「アダルト・チルドレン」がちょっと言いすぎな感もあり、期待を裏切られる読者もあるかも知れませんので、副題の「よい母があぶない」が本題のほうが良かったかもですね。
難を言えば、著者は1953年(昭和28年)生まれ、そのお母様は昭和6年で、娘の夫が自分でコーヒーをいれたと言って驚くとか、女に運転免許は要らないとかいう世代の方ですし、本書の発行は96年なので、2012年の現在読むと感覚がずれた箇所はありました。
しかし、本書の言わんとしているところの
「あまり立派に子どもを育てようとすると、母親の顔色を見る子どもに育ってしまい、将来本人が苦しむかも知れませんよ」
という警鐘は、時代を超え世代を超えた2010年代でも有効な警鐘であり、本書の役割は色あせないと考えます。
ちなみに私が読んだもので
夫婦の関係を見て子は育つ―親として、これだけは知っておきたいこと
も似た方向の内容でした。
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アダルトチルドレン・マザー: よい母があぶない 単行本 – 1996/10/1
橘 由子
(著)
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- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社学陽書房
- 発売日1996/10/1
- ISBN-104313860029
- ISBN-13978-4313860025
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商品の説明
出版社からのコメント
母親と自分との関係を見直せる一冊! あなたのお母さんの愛し方は間違っていた!? 「期待というやさしい暴力」がなぜ子どもたちを傷つけてしまうのか。なぜ「よい母」がアダルトチルドレンを生み出してしまうのか。母との関係を見つめ直し、誰のためでもない自分のための人生を取り戻すまでを描く1冊。
内容(「MARC」データベースより)
あなたのお母さんの愛し方は間違っていた!? 「よい母親」すなわち「アダルトチルドレン・マザー」が子どもに加える、「やさしい支配と抑圧」の正体を具体的に暴き出す。
登録情報
- 出版社 : 学陽書房 (1996/10/1)
- 発売日 : 1996/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 229ページ
- ISBN-10 : 4313860029
- ISBN-13 : 978-4313860025
- Amazon 売れ筋ランキング: - 498,348位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年9月26日に日本でレビュー済み
仕事に活かすため、また自身を振り返るためとアダルトチルドレンに関する専門書を読んできましたが、この本はそういう気持ちで手に取るとがっかりさせられてしまいます。アダルトチルドレンに関するエッセーだと思うとフムフムと読み進められますが、専門的な解釈を求めて読むと非常に落胆するでしょう。事例も少なく著者の主観で解釈しているのみであり、根拠はありません。社会心理学を学んだ方ならばもっと書きようがあるのでは?と疑問を抱かざるを得ない解釈も多々ありました。残念です。
2015年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過日の取引にて大変お世話になりました。
店頭での購入と同等、またそれ以上のサービスレベルで対応いただきましたこと御礼申し上げます。
また機会がありましたら宜しくお願いします。
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2021年4月25日に日本でレビュー済み
まず、この本を読んだのは20年以上前に心の病で悩んでいた学生時代でした。
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私の母は生まれてすぐに母(私から見る祖母)を亡くし、兄夫婦に育てられました。自分の居場所が無い環境で育ったが故に「いい子」でいることが自分の居場所を確保する唯一の方法。
人に認められ、人に褒められる事でしか自己を肯定できず、自分の考えなどは持っていません。そんな母が我が子に求めるものも、やはり「いい子」である事。
母は絶対的な価値観など無く、他人と比較する事でしか価値を見いだせない、幸福度が低い人間です。
私もそんな母に育てられ、求められてきた物は、世間体、社会的に見て立派な子供。大学へ進学し、立派な会社で働き、ただ他人の為に生きる生き方。それでは幸せになどなれる訳がない。
学生時代に私は悩んでいました。人の顔色ばかり伺って生きている自分は何なのだ?そして、病気(心の病)の根源を探るうちにこの本に出会いました。アダルトチルドレン(AC)という言葉を知ったのもその頃です。
ACが人間の親になり、自分の生き方を子供に強いると、現在で言ういわゆる「毒親」になります。親は正しい育て方をしていると思い込んでいても、結局は「いい子」を演じなさいというだけの上っ面な教育。成績が良く、真面目(過ぎ)で、他人に褒められる人間になりなさいと。
結局は子供を只の「愛玩物」の様に扱い、子供に意見や感情を押し殺させ、親が思い描いた通りの人間に育て上げる事が目的になってしまい、肝心の子供の幸福度は全く無視。そりゃ子供は病気にもなります。
結論として、この本は自分の立ち位置を再確認させてくれ、自己肯定感を高めてくれました。著者が言っていることが専門的には間違っているかもしれませんが、ACは病名では無くただの概念ですので、その辺りはあまり気にしませんでした。
ただ、この親有りきでこの子供(自分)ありなんだなと。自分のルーツが分かりスッキリした記憶があります。
追記
当時、母へこの本を送りましたがおそらく読んでいないでしょう。未だに「いい子」を演じなさいと四十路の私へ言ってきますから。本人は善い行いをしているつもりでも、一人の人間を傷つけ続けているのです。
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私の母は生まれてすぐに母(私から見る祖母)を亡くし、兄夫婦に育てられました。自分の居場所が無い環境で育ったが故に「いい子」でいることが自分の居場所を確保する唯一の方法。
人に認められ、人に褒められる事でしか自己を肯定できず、自分の考えなどは持っていません。そんな母が我が子に求めるものも、やはり「いい子」である事。
母は絶対的な価値観など無く、他人と比較する事でしか価値を見いだせない、幸福度が低い人間です。
私もそんな母に育てられ、求められてきた物は、世間体、社会的に見て立派な子供。大学へ進学し、立派な会社で働き、ただ他人の為に生きる生き方。それでは幸せになどなれる訳がない。
学生時代に私は悩んでいました。人の顔色ばかり伺って生きている自分は何なのだ?そして、病気(心の病)の根源を探るうちにこの本に出会いました。アダルトチルドレン(AC)という言葉を知ったのもその頃です。
ACが人間の親になり、自分の生き方を子供に強いると、現在で言ういわゆる「毒親」になります。親は正しい育て方をしていると思い込んでいても、結局は「いい子」を演じなさいというだけの上っ面な教育。成績が良く、真面目(過ぎ)で、他人に褒められる人間になりなさいと。
結局は子供を只の「愛玩物」の様に扱い、子供に意見や感情を押し殺させ、親が思い描いた通りの人間に育て上げる事が目的になってしまい、肝心の子供の幸福度は全く無視。そりゃ子供は病気にもなります。
結論として、この本は自分の立ち位置を再確認させてくれ、自己肯定感を高めてくれました。著者が言っていることが専門的には間違っているかもしれませんが、ACは病名では無くただの概念ですので、その辺りはあまり気にしませんでした。
ただ、この親有りきでこの子供(自分)ありなんだなと。自分のルーツが分かりスッキリした記憶があります。
追記
当時、母へこの本を送りましたがおそらく読んでいないでしょう。未だに「いい子」を演じなさいと四十路の私へ言ってきますから。本人は善い行いをしているつもりでも、一人の人間を傷つけ続けているのです。
2002年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供に期待し、いい子供に育てようと頑張ることが、なぜ暴力になり得るのか、この本を読んで分かった気がします。
専門用語が少ないので、とても読みやすく感じました。
自分自身が、これから親となり、同じような失敗をしないように、心がけたいと思います。
専門用語が少ないので、とても読みやすく感じました。
自分自身が、これから親となり、同じような失敗をしないように、心がけたいと思います。
2013年5月5日に日本でレビュー済み
神のように娘に君臨する母親を持つ娘の手記です。子供の頃はよく分からなくても大人になれば母親の矛盾や筋の通らない部分に気づくようになりますが、著者は疑問に感じてもその不満や不安を母親本人にぶつける事はありません。母親に反抗する自我を確立する前に成人し結婚して子供を産んで、娘との関係で母親と同じように娘に君臨する事はさすがにしませんが、母親とも娘ともきちんと関われない、自分以外の他者とコミュニケーションがまともに取れない未熟な女性が何とか文章で自分の気持ちを吐露している内容です。
私の意見ですが橘さんは母親の顔色を伺う事や世間で言ういい子であるために膨大なエネルギーを使ってしまい、心理的成長、人間としての成長は12歳位で止まってしまったんだと思います、自分の言葉に責任を持たない、一貫性がない、自分の頭で考える事はしない、自分の目や耳を信用しない、判断力がない、母親や大人のいい子ちゃんでいたために3時間授乳をきちんと守って、子供が飲みたい時に飲ませる、と言う融通をきかす、赤ちゃんのペースに合わせる、と言う事は思いも寄りません。常にいい子でいるためにどうすればいいか、が彼女の優先順位の一番で、そのために失ったものの大きさ、と言うものを本書を通して訴えているような気もします。
橘さんの本の中では男性(父親、夫)の存在が薄いです。父親は自分の身の回りの世話をする事だけを求めていて、母親や妻、子供に接する、関わると言う概念はないです。目の前で妻が子供や家事でてんてこまいしていても、手伝おう、と言う考えも浮かびません。橘さんだって自分の両親の関係を見て育ったのなら結婚に対して甘いイメージなんて浮かびようがないだろう、と思うのですが、結婚して、子供を産んで、こんなはずじゃなかった!!と言うのが橘さんの著書のテーマだと思います。
成熟した大人の男性がいないように、成熟した大人の女性がいない、未熟で自分の事しか考えない男女が結婚したらどうなるか、子供を産んだらどうなるかがよく描かれている本だと思います。
橘さんの母親は夫から愛されなかった、大事にされなかった腹いせを巧妙に娘にしていた、とも取れる内容です。橘さんの母親は夫からも自分の家族からも愛された、大事にされたと言う実感がないまま生きてきた人なのでしょう。世間では良妻賢母と言われても中身は空虚で娘を自分の虚栄心を満たす道具として、サンドバッグとして使っていたに過ぎない節が見受けられます。
子供は自己愛の固まりで本当の意味で人を愛する事は出来ません。人を愛せない人達しか登場しない、頭はいい、有名大学を出ている、世間体もいい、けど未熟で自分の事しか考えない人しか登場しない、と言うのが橘さんの著書の特徴なような気がします。
私の意見ですが橘さんは母親の顔色を伺う事や世間で言ういい子であるために膨大なエネルギーを使ってしまい、心理的成長、人間としての成長は12歳位で止まってしまったんだと思います、自分の言葉に責任を持たない、一貫性がない、自分の頭で考える事はしない、自分の目や耳を信用しない、判断力がない、母親や大人のいい子ちゃんでいたために3時間授乳をきちんと守って、子供が飲みたい時に飲ませる、と言う融通をきかす、赤ちゃんのペースに合わせる、と言う事は思いも寄りません。常にいい子でいるためにどうすればいいか、が彼女の優先順位の一番で、そのために失ったものの大きさ、と言うものを本書を通して訴えているような気もします。
橘さんの本の中では男性(父親、夫)の存在が薄いです。父親は自分の身の回りの世話をする事だけを求めていて、母親や妻、子供に接する、関わると言う概念はないです。目の前で妻が子供や家事でてんてこまいしていても、手伝おう、と言う考えも浮かびません。橘さんだって自分の両親の関係を見て育ったのなら結婚に対して甘いイメージなんて浮かびようがないだろう、と思うのですが、結婚して、子供を産んで、こんなはずじゃなかった!!と言うのが橘さんの著書のテーマだと思います。
成熟した大人の男性がいないように、成熟した大人の女性がいない、未熟で自分の事しか考えない男女が結婚したらどうなるか、子供を産んだらどうなるかがよく描かれている本だと思います。
橘さんの母親は夫から愛されなかった、大事にされなかった腹いせを巧妙に娘にしていた、とも取れる内容です。橘さんの母親は夫からも自分の家族からも愛された、大事にされたと言う実感がないまま生きてきた人なのでしょう。世間では良妻賢母と言われても中身は空虚で娘を自分の虚栄心を満たす道具として、サンドバッグとして使っていたに過ぎない節が見受けられます。
子供は自己愛の固まりで本当の意味で人を愛する事は出来ません。人を愛せない人達しか登場しない、頭はいい、有名大学を出ている、世間体もいい、けど未熟で自分の事しか考えない人しか登場しない、と言うのが橘さんの著書の特徴なような気がします。
2001年3月6日に日本でレビュー済み
日本の「よい母」より「よい娘」の皆様にこそ読んでほしい本です。 「あなたの幸せ」を望んでいるはずの母親を押し倒してゲットした幸せ…そのことに罪悪感を感じてしまっている あなた方に言いたい。この本を読んで泣いてください。 そして、その「罪悪感」から開放されてください。 「私だけじゃなかったんだわ…」と。
私には、この本は私と母のことが書かれているように思えてなりませんでした。
最後に一つだけ加えておきます。 最後の方だけ拾い読みするのはやめてください。 母と娘が「そこ」にまで至るまでの経緯こそ大切です。 その経緯で心から泣くことこそ大切です。 結果だけを急ぐような「読書家」では、この本のよさはわからないでしょう。
この本を読んで、私は「よい娘」から「いい女」に脱皮 できました。心からお勧めします。
私には、この本は私と母のことが書かれているように思えてなりませんでした。
最後に一つだけ加えておきます。 最後の方だけ拾い読みするのはやめてください。 母と娘が「そこ」にまで至るまでの経緯こそ大切です。 その経緯で心から泣くことこそ大切です。 結果だけを急ぐような「読書家」では、この本のよさはわからないでしょう。
この本を読んで、私は「よい娘」から「いい女」に脱皮 できました。心からお勧めします。
2004年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たくさんのアダルトチルドレンについて書かれた本の中で、自分自身の体験として作者が素直にわかりやすく語ってくれている本に初めて出会いうれしくなりました。『よい母』に育てられた子供は生きづらさを強く感じていても、他人には理解されないことが多いと思います。「貴方のお母さんは立派ね。感謝しなさいよ。」「よくしてもらって何の文句があるの?」そんな言葉でさらにせめられます。そんな誰にも理解されない気持ち、自分の中でもんもんとしていたものを適切な言葉で表現してくれ、読んでいて涙が出ました。