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利己的な遺伝子: 増補改題『生物=生存機械論』 (科学選書 9) 単行本 – 1991/2/28

4.4 5つ星のうち4.4 59個の評価

この商品には新版があります:

増補改題・生物=生存機械論
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 紀伊國屋書店 (1991/2/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/2/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 548ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4314005564
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4314005562
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 59個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
59グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遺伝子の不思議さ神秘さが、やがて神をも造り出す。ミームの存在や延長された表現型の考えは哲学的。永遠に生きるかのように学びたいものです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
J.キーガン"戦略の歴史"の中でこの本に触れていたので購入しました。
関係ありませんが、新興宗教ワールドメイト系シンポジウムでイギリスのニューサイエンス系科学者(故人)ライアル・ワトソンを呼んでいた際に行き、影響を受けるようになりました。氏の"悪の博物誌"でもこの本を紹介してたんですよ。その時は読みませんでしたが。
当時たちばなが氏に依頼して執筆してもらった本"儀礼があるから日本が生きる!"にも手も触れてないんですが(その記念シンポジウムだったのかな)、ワールドメイト系から知ったというだけで洗脳入るのか。
J.キーガンで新たにドーキンスから読んで、とりあえずライアル・ワトソンは置いとこうかと。
(J.キーガンについてもありますが、今はいいです)

単調な手順を正確に行うことによる癒しについては、シンポジウムより前に大島弓子かなにかの漫画で読んだことがあると思います。
2011年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単に進化論のみならず、思想界や社会科学等多くの分野に影響を与えた歴史的名著。日本でも本書によって進化論に関心を持った方も多いであろう。ただし、著者による巧妙なレトリック「生物は遺伝子の乗り物である」との言辞が、誤った遺伝子決定論を導いたというマイナス面もある。それだけインパクトを持った書であるとの証左であろう。ただし、内容は見かけ程過激ではなく、ダーウィンの進化論を"遺伝子という言葉・概念"で書き換えた物と言って良く、著者にはダーウィンの正統後継者たるべき矜持が感じられる。本書が倫理的側面には一切関与してしていない点にも注意すべきであろう。

上述の繰り返しになるが、本書の骨子は以下である。

(1) 遺伝子の唯一の目的は可能な限り自分のコピーを後世に残す事(自己複製)であり、生物はそのための「生存機械」である。

 また、これに伴い以下の点をハッキリさせている。

(2) 群淘汰論の否定 --- 進化は個体レベルで起きる。
(3) 遺伝子レベルでの利他的行為の否定 --- 遺伝子は利己的に振舞う。

 (1)〜(3)は全てダーウィンの進化論の中心概念である「突然変異+自然淘汰」を"遺伝子という言葉・概念"で敷衍したものである。更に、自らの論を明確にするため、以下の概念を導入し引用例の説明に用いている。

(4) 進化的安定戦略(ESS:Evolutionary Stable Strategy)
(5) 遺伝子プール(遺伝子の溜まり場兼闘争の場)
(6) ミーム(人類文化用特別編)

引用例は冗長に過ぎ、また現代の眼で見れば妥当でないものもある(例えば、ワーカーの事例は著者自身の混乱が見られる)が、基本線は今でも生きている。ダーウィンがもし遺伝子の存在・メカニズムを知っていたら書いていたかも知れない内容を代弁したとも言える本書の歴史的価値は高いと思う。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月26日に日本でレビュー済み
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この本のことは  そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)  で知って、割と最近読みました。
タイトルは随分前から耳にしていましたが、なるほどこういう本だったのかと思いながら。

翻訳書ですから表現がややぎこちなく、おせじにも読みやすいとは言えませんが、内容はおおいにおすすめできます。
少なくとも私は、この本を読む前と読んだ後とで人生観が大きく変わりました。

学術書や翻訳書を読むのが苦手な方は、私のように 
そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)  や 賭博と国家と男と女 (文春文庫) あたりの読みやすいエッセイをまず読んで、下地作りをしてから取りかかるのもいいかもしれません。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間も含む生物の行動は遺伝子が自分のコピーをどんどん増やそうとする遺伝子の
意志に支配されていて、いろんな行動の説明がつくという説明と、言ってしまえば、
生物は遺伝子を次世代に運ぶ乗り物なのだという話が展開され、それはそれで面白い。
著者の書きようが誤解を嫌うあまり、言い切りを避ける傾向があり、読者それぞれに
読み方、感じ方があるのも、かえって優れた思想ゆえのことと思う。

ただ決して、じゃあ自分は遺伝子に寄生されて生かされているのだと後ろ向きに考える
必要はまったく無く、遺伝子DNAに対抗しうる人間に固有の文化的伝達(著者はミームと名付けた)
の功罪含めた存在があり、刷り込まれた遺伝子の戦略を乗り越え、さらにわれわれ人間を
教科した利己的ミームにも反逆できる可能性を唯一人間が持ち合わせていると著者は、
最後にささやかな希望を与えてくれる。
戦争やテロがいまだ撲滅できないことを考えれば、いかにささやかなという意味が
文字どおりかということだが…

この重く壮大な著者のメッセージを今後抱えて生きていくという意味では、まさに
真剣勝負という感じさえする読書となった。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年5月12日に日本でレビュー済み
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利己的な遺伝子 (科学選書)

最初はあまり期待していなかったんですが、最後のほうは期待以上のできでした。
2010年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
畑違いの人間が読んでも、大変おもしろかった。
長いのでエッセンスだけ拾ってやろうと臨みましたが、理論展開が非常におもしろいのと、各章の最後に「では親子では?」「兄弟では?」「雄雌では?」…と、次への興味を誘う問いが投げかけられ、ついには読破してしまいました。理屈っぽいようでいて、発想の自由さを担保してくれるような理論。
全く知らなかった生物たちの行動にも驚きの連続でした。ただし自分の利己性を思い出し、その気持ちわかるなあと思うことも…。

なお、タイトルの刺激の強さから著者の独善的な理論かと思っていましたが、実は多くの人の学説を採り入れながら組み立てられたもの。
また、ミームについてよく取り上げられるようですが、これについては、アナロジーとしてはよくわかるけれど、まだまだだと思う。他の章の膨大なる生物学的理論のおまけと考えたほうがよいようです。

さて、初版が出版されてから30年以上が経つそうです。著者の理論が学術的には大いに受け入れられたにもかかわらず、テレビ番組その他の論調が「種の保存」「助け合い」から脱却できないのは、おそらく道徳教育の視点からでしょう。
道徳の必要性を認めた上で、「利己的遺伝子」のような諸学説も受け入れないと、何かと本質的な議論ができないかと思うのですが…。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「生物と無生物のあいだ」を読んでから、生物学に関する本を好んで読んでいる時に、生物学上、重要な位置づけにある本と言われたので、読んでみました。私自身は専門家ではないせいか、最初は、なかなかこの本の世界に入っていけず、しばらく置いておいたりしたのですが、文章に慣れてくると、とても面白く読むことが出来ました。昨今の生物学著作ブームの源流にある本と思います。
遺伝子に利己的・利他的といった意識があるかのような誤解を生む、という批判を受けたそうですが、著者自身も、比喩的な表現の方がわかりやすい場合もある、と繰り返し述べており、この批判はあたらないと思います。
自然淘汰・生存競争・突然変異といった、漠然と捉えがちなことが、よく理解できる内容です。
シュレーディンガーが『生命とは何か』の中で述べた「生命は原子に比べて、なぜとほうもなく大きいのか、それなのになぜ遺伝子は小さいのか」という設問の後半部分の謎が解ける本です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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