プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
狂気と王権 単行本 – 1995/5/30
井上 章一
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,923","priceAmount":1923.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,923","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cq717POT8VGgbWJVmeGbVzXXAqOgSBcgoEac9lzQkZ%2B5dQBHJo4A5hQKKQirSyQCTqwacROXUtA9albhC8%2BhDJDeb%2BLFChKGhFPhJ98coF83HwQCOENJ6DSpxDc7TiU%2F","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社紀伊國屋書店
- 発売日1995/5/30
- ISBN-104314007052
- ISBN-13978-4314007054
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
精神異常とは何なのか。狂気と正気を本質的に区別する指標は。元女官長の不敬事件、虎ノ門事件、田中正造直訴事件、大津事件、二・二六事件などから天皇制と精神鑑定のきわどい関係を明治・大正・昭和の秘史に読む。
登録情報
- 出版社 : 紀伊國屋書店 (1995/5/30)
- 発売日 : 1995/5/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4314007052
- ISBN-13 : 978-4314007054
- Amazon 売れ筋ランキング: - 897,310位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 220位近代日本史
- - 3,997位その他の歴史関連書籍
- - 12,850位日本史一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
5グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明通りの書籍が送付されてきたので好かった思っています。機会があれば利用したい。
2007年6月11日に日本でレビュー済み
井上章一さんの文章は軽妙洒脱。
それでいて、かの毒舌・小谷野敦氏もまた認めるとおり、
資料の読み込み(主に言説史、学問史)は、さすがに
お手の物。その分、断定形を避けた慎重な言い回しが
続くが、彼の場合、それが独特の信頼感をかもし出す。
今作のテーマは、天皇への不敬事件を起こした人間が、
どのように「精神障害」のレッテルをはられてきたかを
たどるもの。戦前も戦後も、「正気な者がアンチ天皇である
はずがなく、不敬事件を起こすはずがない」という点を
当局はアピールするに努めてきた。おしなべてメディアも、
その「フレームアップ」(事件の性格の型づくり)に貢献
してきた―それすなわち、「正気」の者を「精神障害者」だ
と力説し、天皇の赤子である国民の一体感を維持するに努めて
きたということだ。だいたい主題はこのようなものである。
著者も認めるとおり、『愛の空間』のごとき新資料の発掘など
は、この著書には期待できない。が、数ある不敬事件を、精神障害
という一本の糸で紡いだ結果、鮮やかなタペストリーが完成して
いて、スラスラいけながらも読み応えは充分。精神医学の歴史と
スキャンダラスな不敬事件史という二つの分野をまたいだ視点の
呈示もフレッシュである。
著者を、右か、左かで分けるのはナンセンスの極み。本書でもまた、
彼独特の問題提起をしていることからも、それは確か。さきに述べた
本書の主題とは別に、昭和天皇の「心配」やバイエルン皇帝のたどった
生涯に関する記述なぞ、井上章一ここにありきとでもいうような、
面白い論点である。是非一読あれ。
精神障害者と社会との関係を歴史的に追い、今日の政策を批判的に
眺める芹沢一也氏(社会学者)の言説にも、少なくない影響を与えて
いることからも、本書の意義は窺われるのである。
それでいて、かの毒舌・小谷野敦氏もまた認めるとおり、
資料の読み込み(主に言説史、学問史)は、さすがに
お手の物。その分、断定形を避けた慎重な言い回しが
続くが、彼の場合、それが独特の信頼感をかもし出す。
今作のテーマは、天皇への不敬事件を起こした人間が、
どのように「精神障害」のレッテルをはられてきたかを
たどるもの。戦前も戦後も、「正気な者がアンチ天皇である
はずがなく、不敬事件を起こすはずがない」という点を
当局はアピールするに努めてきた。おしなべてメディアも、
その「フレームアップ」(事件の性格の型づくり)に貢献
してきた―それすなわち、「正気」の者を「精神障害者」だ
と力説し、天皇の赤子である国民の一体感を維持するに努めて
きたということだ。だいたい主題はこのようなものである。
著者も認めるとおり、『愛の空間』のごとき新資料の発掘など
は、この著書には期待できない。が、数ある不敬事件を、精神障害
という一本の糸で紡いだ結果、鮮やかなタペストリーが完成して
いて、スラスラいけながらも読み応えは充分。精神医学の歴史と
スキャンダラスな不敬事件史という二つの分野をまたいだ視点の
呈示もフレッシュである。
著者を、右か、左かで分けるのはナンセンスの極み。本書でもまた、
彼独特の問題提起をしていることからも、それは確か。さきに述べた
本書の主題とは別に、昭和天皇の「心配」やバイエルン皇帝のたどった
生涯に関する記述なぞ、井上章一ここにありきとでもいうような、
面白い論点である。是非一読あれ。
精神障害者と社会との関係を歴史的に追い、今日の政策を批判的に
眺める芹沢一也氏(社会学者)の言説にも、少なくない影響を与えて
いることからも、本書の意義は窺われるのである。
2005年2月8日に日本でレビュー済み
天皇制と精神なんたらの関係ですよ。
例えば天皇を殺そうと企む人がいて、つかまったとしますよね。
天皇制としては、あっちゃいけないわけです。挙国一致で天皇バンザイなわけだから。そんな人間がいるはずがない、という前提がある。
だからして、こいつは頭がおかしいことにしてやれ、って判断が、いろんなところでなされたんじゃなかろうか、と推測できるわけです。
おとくいの、資料よみこみが始まります。
例えば天皇を殺そうと企む人がいて、つかまったとしますよね。
天皇制としては、あっちゃいけないわけです。挙国一致で天皇バンザイなわけだから。そんな人間がいるはずがない、という前提がある。
だからして、こいつは頭がおかしいことにしてやれ、って判断が、いろんなところでなされたんじゃなかろうか、と推測できるわけです。
おとくいの、資料よみこみが始まります。
2007年9月9日に日本でレビュー済み
本書では、歴史的に精神疾患概念が、主権者としての君主の行動を規制する道具として利用されてきたこと、君主制を神格化するために、反逆者を精神疾患扱いしてきたことが、例証されている。
実は、現在の皇室においても、精神病は問題になっている。言わずと知れた、皇太子妃殿下の健康問題である。宮内庁は精神疾患だから殿下が公務をできないと説明しているが、現実は逆で、殿下が公務を拒否している理由を精神疾患ということにしているのではないか?
職業選択の自由がない皇族が、「しごと」を拒否するなどということは、あってはならないことなのである。それが実際に「あった」場合は、精神疾患という理由で隠すことになる。
実は、現在の皇室においても、精神病は問題になっている。言わずと知れた、皇太子妃殿下の健康問題である。宮内庁は精神疾患だから殿下が公務をできないと説明しているが、現実は逆で、殿下が公務を拒否している理由を精神疾患ということにしているのではないか?
職業選択の自由がない皇族が、「しごと」を拒否するなどということは、あってはならないことなのである。それが実際に「あった」場合は、精神疾患という理由で隠すことになる。