Hearing Voices Approach & Movement は、「声が聞こえる」現象を精神医学の対象に封じ込めることから解放し、聞こえる人たちが「声」との付き合い方を互いに学び合い、その人の生活史と周囲の社会状況との関係の中で
「声」の意味を理解し、その人生をより豊かに拓くことをサポートします。その探求と運動に関わる中で、この大著を知りました。原著を読むつもりでしたが、時間が足りないので、この翻訳書をこれからじっくり読んで学ぶことを楽しみにしています。
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神々の沈黙: 意識の誕生と文明の興亡 単行本 – 2005/4/1
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- 本の長さ632ページ
- 言語日本語
- 出版社紀伊國屋書店
- 発売日2005/4/1
- 寸法13.5 x 4 x 19.6 cm
- ISBN-104314009780
- ISBN-13978-4314009782
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登録情報
- 出版社 : 紀伊國屋書店 (2005/4/1)
- 発売日 : 2005/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 632ページ
- ISBN-10 : 4314009780
- ISBN-13 : 978-4314009782
- 寸法 : 13.5 x 4 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 16,191位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(1)「どうして自分は生まれて来たのだろう?」
(2)「どうして人生は(ほとんど)嫌なことばかりなんだろう?」
たいていの人はこんな疑問を持ちながら、中途半端に人生を過ごして行きますよね。
結論を先に書きましょう。(1)の答は、
「理由などあるわけがない。存在するから存在するのだ。そしてあなたはここで極楽を体験する。」
(2)の答は、
「よく言うではないか、気の持ち方しだいだと。そう、あなたはあなたの《意識》にあざむかれている。」
さて、本レビューのタイトルの「天才」とはもちろん著者ジュリアン・ジェインズのことです。
この本を「奇書」とけなす頭の悪い人がいますが、この本の論理の展開には、宗教じみたところや論理の飛躍が見られるところはまったくありません。
徹頭徹尾、実証的であり、古代の遺物・文献からの重要な事実への着眼・発掘には感涙するほどの著者の深い洞察があります。
当方は、著者の二分心仮説は100%正しいと確信しています。
この本には書かれていませんが、誰でも知っているけれども、今まではっきり理由がわかっていなかった次の事実から、著者の人間の意識は前1000年紀(=BC1~1000年)に形成されたという説は正しいとしか考えようがありません。
人類は誕生してから何百万年もたっているのに、はっきりとした歴史が残っているのはそのうちのわずか1000分の1程度の2000~3000年しかないという事実です。
日本にいたっては紀元後4世紀のことさえほとんど何もわからないという状態です。
つまり先史時代の《意識を持たなかった》人間は、「時間」に興味がなかった。だから、「時間軸」の考えも当然なく「歴史」など当然生まれなかった、ということです。
これ以外に、歴史の「歴史」があまりにも浅い理由が説明できますか?
この本は、はじめ「意識とは何か?」から始まりますが、ここは極めて重要です。
われわれが生きていく上で、実は
★★意識など必ずしも必須ではない★★
という衝撃の事実が呈示されます。
しかし、これも犬や猫を観察すれば一目瞭然で、驚くことではありません。意識を持たない彼らは立派に何百万年、何千万年と命をつないでいます。
さらに彼らは、うらやましいことに、明日食べるエサがあるかないかを心配してノイローゼになることもありません。(愛情不足でノイローゼにはなりますが、それは「意識」の領域ではありません。)
現代に見られる二分心仮説の最大の傍証は、催眠(術)であると当方は考えます。この「不合理な盲従」は二分心時代の名残であり、それ以外に説明のしようがないと著者は書いています。
現代の心理学の定説では、幼児期には親の言いなりであったからその名残だ、などとまったく説得性のない説明をしているようです。子供の発達の様子を観察すれば、子供はまったく催眠(術)的ではありません。
催眠(術)は本当に不思議な現象であり、二分心仮説以外説明ができないという著者の考えに100%同意します。
当方は、この本を今まで4回ほど繰り返し読んでいますが、読むたびに感動します。
これほど理路整然とした美しい本は、今まで読んだことがありませんし、これからもおそらくないでしょう。
来るかどうかはわかりませんが、人類が「神」と意識の呪縛から解放されたとき、誰もが幸福を実感できる世の中になるのだろうと考えています。
まあ、それは夢として、当方はお先にこの世の極楽を楽しんでいます。あなたもお仲間になりませんか?
参考図書
福岡正信著「無Ⅰ」「無Ⅱ」
トール・ノーレットランダーシュ著「ユーザーイリュージョン」
最後にこの本の些細な欠点について
著者は極めて紳士的な人柄であっただろうと推測できます。しかし、本書のごく一部にインテリぶった、他人をバカにするような記述があります。99.9%は優れた記述ですので目をつぶりましょう。
(2)「どうして人生は(ほとんど)嫌なことばかりなんだろう?」
たいていの人はこんな疑問を持ちながら、中途半端に人生を過ごして行きますよね。
結論を先に書きましょう。(1)の答は、
「理由などあるわけがない。存在するから存在するのだ。そしてあなたはここで極楽を体験する。」
(2)の答は、
「よく言うではないか、気の持ち方しだいだと。そう、あなたはあなたの《意識》にあざむかれている。」
さて、本レビューのタイトルの「天才」とはもちろん著者ジュリアン・ジェインズのことです。
この本を「奇書」とけなす頭の悪い人がいますが、この本の論理の展開には、宗教じみたところや論理の飛躍が見られるところはまったくありません。
徹頭徹尾、実証的であり、古代の遺物・文献からの重要な事実への着眼・発掘には感涙するほどの著者の深い洞察があります。
当方は、著者の二分心仮説は100%正しいと確信しています。
この本には書かれていませんが、誰でも知っているけれども、今まではっきり理由がわかっていなかった次の事実から、著者の人間の意識は前1000年紀(=BC1~1000年)に形成されたという説は正しいとしか考えようがありません。
人類は誕生してから何百万年もたっているのに、はっきりとした歴史が残っているのはそのうちのわずか1000分の1程度の2000~3000年しかないという事実です。
日本にいたっては紀元後4世紀のことさえほとんど何もわからないという状態です。
つまり先史時代の《意識を持たなかった》人間は、「時間」に興味がなかった。だから、「時間軸」の考えも当然なく「歴史」など当然生まれなかった、ということです。
これ以外に、歴史の「歴史」があまりにも浅い理由が説明できますか?
この本は、はじめ「意識とは何か?」から始まりますが、ここは極めて重要です。
われわれが生きていく上で、実は
★★意識など必ずしも必須ではない★★
という衝撃の事実が呈示されます。
しかし、これも犬や猫を観察すれば一目瞭然で、驚くことではありません。意識を持たない彼らは立派に何百万年、何千万年と命をつないでいます。
さらに彼らは、うらやましいことに、明日食べるエサがあるかないかを心配してノイローゼになることもありません。(愛情不足でノイローゼにはなりますが、それは「意識」の領域ではありません。)
現代に見られる二分心仮説の最大の傍証は、催眠(術)であると当方は考えます。この「不合理な盲従」は二分心時代の名残であり、それ以外に説明のしようがないと著者は書いています。
現代の心理学の定説では、幼児期には親の言いなりであったからその名残だ、などとまったく説得性のない説明をしているようです。子供の発達の様子を観察すれば、子供はまったく催眠(術)的ではありません。
催眠(術)は本当に不思議な現象であり、二分心仮説以外説明ができないという著者の考えに100%同意します。
当方は、この本を今まで4回ほど繰り返し読んでいますが、読むたびに感動します。
これほど理路整然とした美しい本は、今まで読んだことがありませんし、これからもおそらくないでしょう。
来るかどうかはわかりませんが、人類が「神」と意識の呪縛から解放されたとき、誰もが幸福を実感できる世の中になるのだろうと考えています。
まあ、それは夢として、当方はお先にこの世の極楽を楽しんでいます。あなたもお仲間になりませんか?
参考図書
福岡正信著「無Ⅰ」「無Ⅱ」
トール・ノーレットランダーシュ著「ユーザーイリュージョン」
最後にこの本の些細な欠点について
著者は極めて紳士的な人柄であっただろうと推測できます。しかし、本書のごく一部にインテリぶった、他人をバカにするような記述があります。99.9%は優れた記述ですので目をつぶりましょう。
2024年5月21日に日本でレビュー済み
序章 意識の問題
第一部 人間の心
第1章 意識についての意識
第2章 意識
第3章 『イーリアス』の心
第4章 <二分心>
第5章 二つの部分から成る脳
第6章 文明の起源
第二部 歴史の証言
第1章 神、墓、偶像
第2章 文字を持つ「二分心」の神政政治
第3章 意識のもと
第4章 メソポタミアにおける心の変化
第5章 ギリシアの知的意識
第6章 ハビルの道徳意識
第三部 <二分心>の名残り
第1章 失われた権威を求めて
第2章 預言者と憑依
第3章 詩と音楽
第4章 催眠
第5章 統合失調症
第6章 科学という占い
第一部 人間の心
第1章 意識についての意識
第2章 意識
第3章 『イーリアス』の心
第4章 <二分心>
第5章 二つの部分から成る脳
第6章 文明の起源
第二部 歴史の証言
第1章 神、墓、偶像
第2章 文字を持つ「二分心」の神政政治
第3章 意識のもと
第4章 メソポタミアにおける心の変化
第5章 ギリシアの知的意識
第6章 ハビルの道徳意識
第三部 <二分心>の名残り
第1章 失われた権威を求めて
第2章 預言者と憑依
第3章 詩と音楽
第4章 催眠
第5章 統合失調症
第6章 科学という占い
2023年12月27日に日本でレビュー済み
人類創生と現代人、なぜ統合失調症(精神分裂病)という病があるか? 非常に興味深い本だった。とても50年近く前に発表された本とは思えない。あれから脳科学は1mmも進歩していないのではないか?
科学は進歩し多くのことが解明されてきたと言われているが、宇宙と人間の脳が最もわかっていないと言われる。一般に人間は猿人から進化し言葉の発達とともに知能を進化させてきたと言われているが、これは仮説であって完全に証明されたわけではない。言語以外の情報の伝達手段や方法が考慮されておらず片手落ちと言わざるを得ない。
本書の主著をざっくり言うと(ネタバレになるかもしれないが、非常にわかりにくい部分なので)古代人は言語を持たず、「神」と直接繋がり命令によって動いていた。それは言語ではなく、テレパシーのような直接情報で右脳が担当していた。げんに言語は左脳で処理されるが右脳は何をしてるか不明だ。そして統合失調症の幻覚幻聴は右脳で処理されていることがわかっており、幻覚幻聴は神のテレパシー命令の名残りではないか?筆者はこれを二分心と名付けた。すなわち人間が意識を持ったのは言語獲得以降であり、古代人には意識が無かった。それは古代ギリシアの詩イーリアス、オデュッセイアを深く読めば一目瞭然である。
ところで、21世紀に入り、どうも人類の起源や宇宙構造が考えられてきたものとは全く違うのではないか?ということがスピリチュアルの世界で盛んに言われるようになった。具体的には、人類は「神」を自称する宇宙人によって宇宙人とその頃地球にいた猿人の遺伝子を掛け合わせて創ったものであり、最初の頃は「神」に隷属する家畜奴隷のような存在だった。シュメール文明を研究したゼガリヤセッチンの学説が有名だが、多くの霊能力者、宇宙人とコンタクトする者が一致した意見を言っており、これはもう間違いのない動かし難い事実であると思われる。なんとこの考えを取ると、人間は神が自分に似せて創ったという旧約聖書創世記とダーウインらの唱える猿人から進化したという進化説を見事に両立できるのである。
上記の人類誕生について最もわかりやすく詳述しているのがミナミAアシュタールの人気YouTube番組だ。超次元ライブ311という回を観ていただいたらどういうことかよくわかると思う。本なら、日本列島から日本人が消える日上巻を読んでいただければいい。このAmazonでも購入できる。
ミナミAアシュタールが言うには、人類を創ったのはレプティリアンという爬虫類系宇宙人で、遺伝子操作技術が高く、人類は彼らの星の環境破壊の修復に地球の金が有効で、その採掘する存在が必要だった。自分に従順で意識や感情を持たない存在、それが人類の最初の型だ。
やがて人類には、他の異星存在の遺伝子の混ざっており、感情や意識に目覚めていくのだが、この最初の人類の状態とジュリアン・ジェインズの考察した二分心人間の状態が、「神」の意のままに動く手足といった感じでぴったり重なる。統合失調症の不合理な命令に従うという現象を見ても、言語とは別に直接意図を感じ取り動くという機能が今の人間にも残されているのではないか?
昨今のスピリチュアルブームにより、チャネリングによってハイヤーセルフなど高次元存在や宇宙存在と繋がる人が増えてきたが、そのチャネリングのコツとして、言語による思考というものを排除するということが共通として挙げられている。スピリチュアルヒーラーとして人気のYouTuber、MOMOYOさんは人間の認知能力として、スピリットとマインドという2つの認識の仕方を強調している。スピリットというのがここでいう「神のメッセージを受け取る」二分心、マインドが言語に支配された理性・自我・思考である。おそらく。両者は共存することなく、一方が優位なら他方は機能しない。スピリットで繋がっていた「神」はミナミAアシュタールによれば人間を支配する邪悪な宇宙人だが、実はジュリアン・ジェインズが言う二分心のスピリットは繋がり先を選んでいけば、人類を覚醒に導く宇宙存在に繋がることができるのではないか?
ジュリアン・ジェインズは「神々」を善とも悪とも論じていない。もちろんゼガリヤセッチンのような説は本書には出てこなかったので、その実態までは知らないであろうが、本書のふくませるような書き方、そこまで言ってしまうと発売禁止になるということは十分考えられるので神々の正体を知っていたのではないか?とも思った。
わたしの理解の仕方ももしかしたら違うのかもしれないが、二分心=テレパシー=スピリットの崩壊と、言葉=理性・自我・意識・名前・思考・マインドの発達は人類の進化ではなく退化であり、21世紀に入って後者の弊害(環境破壊、戦争、競争)がより顕在化した今、二分心の復活・再生こそが真の人類の進化ではないか?という感想を持った。
統合失調症の幻覚幻聴についても克服されるべき病・障害ではなく、二分心・スピリット復活への大きなヒントと捉えると、排除される人々ではなく尊重されるべき人々という認識に変わり統合失調症者を取り巻く人権状況も大きく改善するのではないか?
障がい者福祉に携わる者として正直明るい気持ちになった。
科学は進歩し多くのことが解明されてきたと言われているが、宇宙と人間の脳が最もわかっていないと言われる。一般に人間は猿人から進化し言葉の発達とともに知能を進化させてきたと言われているが、これは仮説であって完全に証明されたわけではない。言語以外の情報の伝達手段や方法が考慮されておらず片手落ちと言わざるを得ない。
本書の主著をざっくり言うと(ネタバレになるかもしれないが、非常にわかりにくい部分なので)古代人は言語を持たず、「神」と直接繋がり命令によって動いていた。それは言語ではなく、テレパシーのような直接情報で右脳が担当していた。げんに言語は左脳で処理されるが右脳は何をしてるか不明だ。そして統合失調症の幻覚幻聴は右脳で処理されていることがわかっており、幻覚幻聴は神のテレパシー命令の名残りではないか?筆者はこれを二分心と名付けた。すなわち人間が意識を持ったのは言語獲得以降であり、古代人には意識が無かった。それは古代ギリシアの詩イーリアス、オデュッセイアを深く読めば一目瞭然である。
ところで、21世紀に入り、どうも人類の起源や宇宙構造が考えられてきたものとは全く違うのではないか?ということがスピリチュアルの世界で盛んに言われるようになった。具体的には、人類は「神」を自称する宇宙人によって宇宙人とその頃地球にいた猿人の遺伝子を掛け合わせて創ったものであり、最初の頃は「神」に隷属する家畜奴隷のような存在だった。シュメール文明を研究したゼガリヤセッチンの学説が有名だが、多くの霊能力者、宇宙人とコンタクトする者が一致した意見を言っており、これはもう間違いのない動かし難い事実であると思われる。なんとこの考えを取ると、人間は神が自分に似せて創ったという旧約聖書創世記とダーウインらの唱える猿人から進化したという進化説を見事に両立できるのである。
上記の人類誕生について最もわかりやすく詳述しているのがミナミAアシュタールの人気YouTube番組だ。超次元ライブ311という回を観ていただいたらどういうことかよくわかると思う。本なら、日本列島から日本人が消える日上巻を読んでいただければいい。このAmazonでも購入できる。
ミナミAアシュタールが言うには、人類を創ったのはレプティリアンという爬虫類系宇宙人で、遺伝子操作技術が高く、人類は彼らの星の環境破壊の修復に地球の金が有効で、その採掘する存在が必要だった。自分に従順で意識や感情を持たない存在、それが人類の最初の型だ。
やがて人類には、他の異星存在の遺伝子の混ざっており、感情や意識に目覚めていくのだが、この最初の人類の状態とジュリアン・ジェインズの考察した二分心人間の状態が、「神」の意のままに動く手足といった感じでぴったり重なる。統合失調症の不合理な命令に従うという現象を見ても、言語とは別に直接意図を感じ取り動くという機能が今の人間にも残されているのではないか?
昨今のスピリチュアルブームにより、チャネリングによってハイヤーセルフなど高次元存在や宇宙存在と繋がる人が増えてきたが、そのチャネリングのコツとして、言語による思考というものを排除するということが共通として挙げられている。スピリチュアルヒーラーとして人気のYouTuber、MOMOYOさんは人間の認知能力として、スピリットとマインドという2つの認識の仕方を強調している。スピリットというのがここでいう「神のメッセージを受け取る」二分心、マインドが言語に支配された理性・自我・思考である。おそらく。両者は共存することなく、一方が優位なら他方は機能しない。スピリットで繋がっていた「神」はミナミAアシュタールによれば人間を支配する邪悪な宇宙人だが、実はジュリアン・ジェインズが言う二分心のスピリットは繋がり先を選んでいけば、人類を覚醒に導く宇宙存在に繋がることができるのではないか?
ジュリアン・ジェインズは「神々」を善とも悪とも論じていない。もちろんゼガリヤセッチンのような説は本書には出てこなかったので、その実態までは知らないであろうが、本書のふくませるような書き方、そこまで言ってしまうと発売禁止になるということは十分考えられるので神々の正体を知っていたのではないか?とも思った。
わたしの理解の仕方ももしかしたら違うのかもしれないが、二分心=テレパシー=スピリットの崩壊と、言葉=理性・自我・意識・名前・思考・マインドの発達は人類の進化ではなく退化であり、21世紀に入って後者の弊害(環境破壊、戦争、競争)がより顕在化した今、二分心の復活・再生こそが真の人類の進化ではないか?という感想を持った。
統合失調症の幻覚幻聴についても克服されるべき病・障害ではなく、二分心・スピリット復活への大きなヒントと捉えると、排除される人々ではなく尊重されるべき人々という認識に変わり統合失調症者を取り巻く人権状況も大きく改善するのではないか?
障がい者福祉に携わる者として正直明るい気持ちになった。
2018年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高学歴のエリート達が、オカルトの信者になって大事件を起こしたり、あるいは単独犯が、昨今も無差別殺人事件を起こしたり、邪霊に憑依されたかと思われる事件が、度々生じている。
これらの疑問にも答えてくれるのが本書『神々の沈黙』かもしれない。
原題は『The Origin of Consciousness in the Breakdown of the Bicameral Mind』だから、日本で翻訳されている書籍の副題『意識の誕生と文明の興亡』という副題こそ、原書のタイトルにやや近い。
著者は、執筆当時、プリンストン大学心理学部教授。
人間がいかに信用ならない動物であるかをますます補強する書籍で、人間意識がようやく芽生えたのは、たかだか三千年の歴史しかないという検証。
ところで、日本語訳のタイトルにあるように、神々というからには、様々な神々があるもので、ジャンヌ・ダルクに囁いた神があれば、オカルト教祖の神もある。
「神々が沈黙」して三千年たったといっても、その後も、折々に様々な神に唆される人達があるから、これが問題なのである。
ともあれ、この書籍の大いなる価値は、文明の興亡の根本的な部分が、人間の右脳と左脳の力関係の影響の甚大さを知る上で、極めて貴重な書籍である。
これらの疑問にも答えてくれるのが本書『神々の沈黙』かもしれない。
原題は『The Origin of Consciousness in the Breakdown of the Bicameral Mind』だから、日本で翻訳されている書籍の副題『意識の誕生と文明の興亡』という副題こそ、原書のタイトルにやや近い。
著者は、執筆当時、プリンストン大学心理学部教授。
人間がいかに信用ならない動物であるかをますます補強する書籍で、人間意識がようやく芽生えたのは、たかだか三千年の歴史しかないという検証。
ところで、日本語訳のタイトルにあるように、神々というからには、様々な神々があるもので、ジャンヌ・ダルクに囁いた神があれば、オカルト教祖の神もある。
「神々が沈黙」して三千年たったといっても、その後も、折々に様々な神に唆される人達があるから、これが問題なのである。
ともあれ、この書籍の大いなる価値は、文明の興亡の根本的な部分が、人間の右脳と左脳の力関係の影響の甚大さを知る上で、極めて貴重な書籍である。