滋賀県の近江八幡にある「no-ma」という美術館で
ここに載っている作品の多くを直に見ました。
アウトサイダー・アート、いわゆる「アール・ブリュット」とは、
精神障害者の表現を芸術として捉えたもの。
普通の芸術作品が多少なりとも「理性」によってコントロールされ、
自分以外の誰かや、何らかの目的に向けて制作されるのに対し、
ここに並ぶ作品には「つくらずにはいられない」という衝動しかありませんが、
そこには作り手を通した確固たる世界観があります。
表現のテーマは様々。
電車だったり、地図だったり、恋愛(男と女)だったり、世の中だったり、日記だったり。
作り手は、好きなものや興味を無理せずそのまま自由に表現します。
気が乗らなければ作らないが、作っている時の姿は無邪気そのもの。
普通であれば息がつまりそうなくらい緻密な表現もたくさんありますが、
ここでは、そんな作品ほど見ているととても気持ちが和む。
なんでかクスクス笑ってしまうような感じになります。
ギスギスした世の中で頑張っているうちに忘れてしまったものを、
もう一度思い出させてくれるような作り手たちと、作品たち。
なんだか大好きになってしまい、この本を買って帰りました。
興味があれば、あなたもぜひ手にとってください。
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アウトサイダー・アートの世界―東と西のアール・ブリュット 単行本 – 2008/1/31
英語版
はた よしこ
(著)
世界最大規模のアウトサイダー・アート美術館である「アール・ブリュット(生の芸術)・コレクション」(スイス・ローザンヌ)所蔵の作品と、日本の作品を併せて紹介し、都築響一氏による作家への取材リポートや斎藤環氏の精神医学的論考も交えつつ、正規の美術教育を受けていない作家たちの「表現したい衝動」に迫る一冊。「アール・ブリュット 交差する魂」展の図録も兼ねています。
日本語と英語によるバイリンガル仕様です。
【展覧会情報】
2008年2月28日―5月11日 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、旧吉田邸(滋賀)
2008年5月24日―7月20日 松下電工汐留ミュージアム(東京)
日本語と英語によるバイリンガル仕様です。
【展覧会情報】
2008年2月28日―5月11日 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、旧吉田邸(滋賀)
2008年5月24日―7月20日 松下電工汐留ミュージアム(東京)
- 本の長さ175ページ
- 言語英語
- 出版社紀伊國屋書店
- 発売日2008/1/31
- ISBN-104314010371
- ISBN-13978-4314010375
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商品の説明
著者について
はたよしこ:ボーダレス・アートギャラリーNO-MAアートディレクター、絵本作家。1949年生。アウトサイダー・アートの紹介、発展に尽力する第一人者。
登録情報
- 出版社 : 紀伊國屋書店 (2008/1/31)
- 発売日 : 2008/1/31
- 言語 : 英語
- 単行本 : 175ページ
- ISBN-10 : 4314010371
- ISBN-13 : 978-4314010375
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,865位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月12日に日本でレビュー済み
2010年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各作者の略歴と、作品の写真は各数点。
しかし写真が大きく、選び抜かれた作品が
見事に撮影されているので、物足りなさは感じない。
幾人かのアーティストに直接取材しているが、
製作現場の取材写真や近影も魅力的。
また「アウトサイダーアーティスト」
として世の中に評価されたことを後悔する
才能ある作者のエピソードが心に残った。
とても良い本だと思う。
しかし写真が大きく、選び抜かれた作品が
見事に撮影されているので、物足りなさは感じない。
幾人かのアーティストに直接取材しているが、
製作現場の取材写真や近影も魅力的。
また「アウトサイダーアーティスト」
として世の中に評価されたことを後悔する
才能ある作者のエピソードが心に残った。
とても良い本だと思う。
2016年1月24日に日本でレビュー済み
スイスにある世界最大のアール・ブリュット美術館である「アール・ブリュット・コレクション」と日本の「ボーダレス・アートミュージアムNO・MA」の共同企画展の図録です。
作品の紹介だけでなく作家の日常生活、仕事、性格やこれまでの歩みについて詳しく書かれており、アール・ブリュットの世界をかなり具体的に想像できます。制作現場が写真で解説されているのも嬉しいです。
インタヴューでは彼らの作品や行動は彼らなりの合理性や必然性に基づいていることが語られています。作品共々多様な価値観に触れることができます。
作品の紹介だけでなく作家の日常生活、仕事、性格やこれまでの歩みについて詳しく書かれており、アール・ブリュットの世界をかなり具体的に想像できます。制作現場が写真で解説されているのも嬉しいです。
インタヴューでは彼らの作品や行動は彼らなりの合理性や必然性に基づいていることが語られています。作品共々多様な価値観に触れることができます。