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これから論文を書く若者のために 単行本 – 2002/5/21

4.4 5つ星のうち4.4 12個の評価

この商品には新版があります:

論文の書き方から学術雑誌掲載までを解説
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商品の説明

著者からのコメント

著者 酒井聡樹, 2002/05/20
学術論文:何を書くべきなのか、どう書くべきなのか
 本書は、学術論文では「何を書くべきなのか」を解説した本です。この点で、論文で用いる文章表現・英語表現を解説した本とは異なります。緒言・結果・考察などの各章で何を書くべきなのかを知らずに、良い論文を書くことはできません。
 たとえば、緒言では何を書くべきなのでしょうか。よく、こんな論理の緒言を目にします。

  Aを明らかにすることを目的とする。
  なぜならば、Aが明らかになっていないからだ。

これは、こんな風に人に頼むのと同じです。

  ここに穴を掘って下さい。
  なぜなら、ここに穴が無いからです。

こう言われて穴を掘る人はいません。穴を掘ってもらうためには、どうしてそこに穴を掘るのかを説得する必要があります:

  なぜなら、徳川幕府の埋蔵金がまっているからです。

世の中には、穴の無い場所が無数にあります。そして、ある場所(埋蔵金が埋まっている場所など)は穴を掘る価値があり、他の場所は穴を掘る価値がありません。同様に世の中には、「明らかになっていないこと」が無数にあります。そして、あることは明らかにする価値があり、他のことには明らかにする価値がありません。たとえば、サッカーくじtotoを惜しくもはずす技術(けっして当ててはいけない)を開発していったい何の意味があるのでしょう。つまり、「どうして」Aを明らかにする必要があるのか(Aを明らかにすることにどういう価値があるのか)を説得することが、緒言の使命なのです。「明らかになっていないから」というだけでは説得力ゼロです。

 本書の説明は、「論文書きの歌」に沿って進みます。これは、「アルプス一万尺」の替え歌で、歌詞が18番まであります。また、ベガルタ仙台に関する架空の論文を題材に、楽しく、かつ、どんな研究分野の方にも理解できる説明を心がけています。本書が少しでも、「これから論文を書く若者のために」役立てば幸いです。

内容(「MARC」データベースより)

研究は、論文を発表することによって完結する。初めて論文を書こうとしている大学院生・学部生を対象に、論文を書くためのコツを、「論文書きの歌」とサッカーを例に用いてわかりやすく解説。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 共立出版 (2002/5/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/5/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4320005643
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4320005648
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 12個の評価

著者について

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酒井 聡樹
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2003年5月28日に日本でレビュー済み
論文を書くことの意義を知りたい人や,大学・大学院に在籍している学生,若手研究者などに手にとって読んでもらいたい.
というのも,研究室やゼミなどに配属された頃から他の人の書いた論文を読んだりする機会は多く,読み方などについてもいろいろと指導されるかと思う.しかし,実は論文を書くという行為になると具体的な指導はほとんどなく,見よう見まねで書いて,指導者 (先生) などに赤入れしてもらい...という方がとても多いかと思うが,具体的に系統だった書き方について知る機会はほとんどない.
本書ではなぜ論文を書かねばいけないのかにはじまり,なぜ,なにを,どのようにしてに書くかということについてたいへん丁寧に解説してくれる.たいへん明快にかつリズム良く書かれているので,目を通すにもさほど時間は要しないかと思う.
図や表などの書き方やについても触れられているが,他の書籍,たとえば The Mit Guide to Science and Engineering Communication をはじめとするテクニカルライティングの本なども参考にするとさらに良いだろう.
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月21日に日本でレビュー済み
以前から,Web上で,学生向けに論文の書き方を指南していたものをあらためて書籍としてまとめたもの.
若者の視点に立って,論文をどうまとめていったらいいのかをわかりやすく書いている.
とくに替え歌に載せながら軽快な文章でつづっていて,堅く成らずに“とにかく研究成果を論文にしてみましょう”と訴えている.
本書でとくに役に立つのが,イントロダクションの書き方.
“イントロ折り紙”という独自の発想方法で,比較的簡単にイントロダクションを作り上げる技術を紹介している.
イントロダクションを深めるということは,研究内容を深めることにつながる.
これを皮切りに研究計画を見つめ直すきっかけにも成る.
これから卒論・修論に取り組もうとしている学生にはぜひとも読んでもらいたい本である.
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年2月19日に日本でレビュー済み
著者の「若手研究者のお経」というHPを加筆・修正の上1冊に
まとめた本です。
サッカーが好きでなかったため食わず嫌いをしていましたが、
読んでみて早く読めばよかったと後悔しました。
タイトルは「これから論文を書く若者のために」ですが
論文を書こうと思ってから読み始めるのではなく、研究を
始めたばかりという頃から読み始めるのをお勧めします。
(自分の論文をまとめる時期の見極めや集めた他人の論文の
整理方などにも触れられているため。)
「研究」という亊自体へのモチベーションも上げてくれる気が
する良書です。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年12月2日に日本でレビュー済み
論文を書くといっても、卒論のレベルから、一般ジャーナルへの投稿論文まで様々あると思いますが、基本的な書き方は同じなんだなぁ、と納得できる本です。
論文をいざ書くときはいくらデータがそろっていても、初めての場合どこから手をつけていいかわからないです。特に英語で書いたりする際はなおさらだと思います。
この本では実際に論文を執筆する際の順序にしたがって書かれているので、自分が今必要としている情報も検索しやすいし、自分が今執筆する上でどんなことに気をつければいいかチェックするのも簡単です。
もちろん、論文の書き方は人それぞれあるでしょうが、初めての方はまずこれを読んでみることをお勧めします。この本で学んだ書き方を以降、「自分のやり方」として定着させてしまえば、そのときそのときでまちまちの変な書き方をせずにすむと思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年2月15日に日本でレビュー済み
本質を突きつつ、かつ分かりやすく伝える。この困難な作業をやってのけた筆者に感謝。本書を読めば、必ず誰にでも評価される論文が書ける。類書として、戸田山和久氏の『論文の教室』があるが、それはそれで面白いので、好みで選んでいいと思う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年5月24日に日本でレビュー済み
すべての研究者の必読本である.タイトルには,若者のためにとあるが,研究の指導的な立場にいる人も,これから論文を書く大学生も,論文を書く研究者は全員が読むべき本である.論文に対する基本的な考え方・姿勢を大変明解に解説している.ベガルタ仙台・替え歌・牛タンなどの例があり,ふざけていると感じるかもしれないが,これらは,すべてわかりやすさを重点においているためであり,そのおかげで,大変すばらしい本になっている.先入観を持たずに,素直に読むと,得るところはとても大きいと思います.著者の専門(生態学)が背景になっている記述は,読者の研究と合わない部分があり仕方ないものの,類書にない非常に良い本でなので,論文を書くすべての方にお薦めします.
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート