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これから論文を書く若者のために 大改訂増補版 単行本 – 2006/4/6
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- ISBN-104320005716
- ISBN-13978-4320005716
- 版大改訂増補
- 出版社共立出版
- 発売日2006/4/6
- 言語日本語
- 本の長さ301ページ
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商品の説明
著者からのコメント
の点で、論文で用いる文章表現・英語表現を解説した本とは異なります。もちろ
ん、文章表現・英語表現の技術を身につけることは、論文を書くために必要で
す。しかしそれだけでは不十分です。イントロダクション・結果・考察などの
各章で何を書くべきなのかを知らずに、良い論文を書くことはできません。
たとえば、イントロダクションでは何を書くべきなのでしょうか。よく、こん
な論理のイントロダクションを目にします。
Aを明らかにすることを目的とする。
なぜならば、Aが明らかになっていないからだ。
これは、こんな風に人に頼むのと同じです。
ここに穴を掘って下さい。
なぜなら、ここに穴が無いからです。
こう言われて穴を掘る人はいません。穴を掘ってもらうためには、どうしてそこ
に穴を掘るのかを説得する必要があります。
なぜなら、徳川幕府の埋蔵金が埋まっているからです。
世の中には、穴の無い場所が無数にあります。そして、ある場所(埋蔵金が埋
まっている場所など)は穴を掘る価値があり、他の場所は穴を掘る価値がありま
せん。同様に世の中には、「明らかになっていないこと」が無数にあります。そ
して、あることは明らかにする価値があり、他のことには明らかにする価値があ
りません。たとえば、サッカーくじtotoを惜しくもはずす技術(けっして当てて
はいけない)を開発していったい何の意味があるのでしょう。
論文を書くとは、この論文を読んで下さいと読者に頼むことです。読者に読む
気を起こさせるためには、イントロダクションで、どうしてA を明らかにする必
要があるのか(Aを明らかにすることにどういう価値があるのか)を説得するこ
とです。「明らかになっていないから」というだけでは、読者は納得してくれま
せん。なお本書では、「イントロ折り紙」という、「どうしてやるのか」に説得
力のあるイントロダクションの書き方のコツを紹介しています。
本書のもう一つの特徴は、学術雑誌に論文を投稿してから、学術雑誌への掲載
が決定するまでの各段階でするべきことも解説していることです。原稿を書き上
げればお終いのはずがありません。学術雑誌に論文が掲載されるまでには長い
道のりがあるのです。
本書の説明は、「論文書きの歌」に沿って進みます。これは、「アルプス一万
尺」の替え歌で、歌詞が 18 番まであります。また、ベガルタ仙台に関する架空
の論文を題材に、楽しく、かつ、どんな研究分野の方にも理解できる説明を心が
けています。本書が少しでも、「これから論文を書く若者のために」役立てば幸
いです。
本書は四部構成です。
第 1 部では、なぜ、論文を書く必要があるのかということと、論文に関する
いくつかの基礎知識を説明します。
第 2 部は、論文書きの実践編で、本書の核となる部分です。前半部分は、
論文のそれぞれの章で何を書くべきか、そしてそれをうまく書くためのコツの解
説です。後半部分は、原稿を書き終えてから学術雑誌に掲載されるまでの道のり
の解説となっています。
第 3 部では、いかにして論文を書き上げるか ---
執筆に向かう姿勢 --- に
ついて助言をします。初めに、効率の良い執筆作業の進め方を説明し、次に、な
かなか論文を書けない若者を叱咤激励します。
第 4 部では、わかりやすい論文を書くコツと面白い論文の条件を紹介しま
す。わかりやすい論文を書くコツの説明は、文章の書き方一般に通じるもので
す。
登録情報
- 出版社 : 共立出版; 大改訂増補版 (2006/4/6)
- 発売日 : 2006/4/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4320005716
- ISBN-13 : 978-4320005716
- Amazon 売れ筋ランキング: - 650,965位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 849位論文作法・文章技術
- - 2,459位日本語研究
- - 59,801位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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とても読みやすく、面白い。
化学領域の夫も、手に取って読んでいます。
大学生や研究初心者には、ほんとうにおすすめ!
発表や論文全般をしようとこだわった結果、内容が薄いのにページ数は厚い。
論文がわかりやすく、必要最小限がもっとも素晴らしいのと同様に、
この本ももう少しメリハリをつければ読みやすかった。
すでに何本か論文を書いた方でも、読んで損はないと思います。
もちろん、若者だけでなく、
すでにある程度年齢を重ねた方でも、読んで損はありません(笑
「論文を書く」という手順を、準備から投稿まで丁寧に導いてくれます。
査読の結果がなかなか来ない時の対応まで書かれていたのは驚きました。
先日、某国立大学の図書館でオススメの本として紹介されていました。
ようするに、分かりやすく書かれた、とても真面目な本です。
M2になり、論文作成が本格的に始まっていますが、何をしていいのか分からないし
とりあえず作ってゼミに持っていった資料への教授からのダメ出しも、いまいちピンと来ませんでした。
この本を買って、教授からのツッコミの意味がだいぶ分かってきました。
彼が言っていることは、この本に書かれていることと同じなんだと思います。
M1のうちにこの本を買っていたら、去年のうちからだいぶ論文が進んだはずなのに・・・。
必ず持っていた方がいい本だと思います。
☆一つマイナスした理由→「ベガルタと牛タン」の話に頭が混乱してしまうから。
「ベガルタと牛タン」のギャグか本気か分からない例と、本物の論文からの引用が並列で書かれていて、そのギャップが大きすぎると感じました。
せっかくリズムよく読み進めていたのに、頭が混乱する。普通の論文からの引用だけで説明して欲しかった。
これがマイナス1の理由です。参考までに。
でも、非常にいい本だと思います。買って良かったです。
思って疑問ももたない大学院生時代というのは
誰しも経験があることでしょうが、
そういう状態の人、あるいは
論文執筆を経験してそこから少し抜け出した人に
ぴったりの本です。
研究という仕事、論文執筆という仕事は
いったいどんなものなのか、
軽妙な語り口ですが
見事なガイドブックになっています。
技術的な要素が盛りだくさんですが
本質的には「仕事論」とでもいうような本です。
研究者ってこういうことをしてるんだ、ということが
よく分かります。
イントロダクションの書き方のところなどは
他に類を見ないほど
例示や方法が具体的で
感銘を受けました。
さっそく応用してみたくなります。
タイトルそのままの本だが、とても参考になった
論文って書いてみて初めてわかるが、読むのと書くのとでは全く違うことを痛感する
ぼくは最初数式を展開するようなモデルの部分しか書けず、はじめになんてなにを書けばいいのか全くわからなかった(今の段階でもあまりわかっていないが)
そういう右も左もわからない大学4年生の為の本といっていい
著者がサッカー(特にベガルタ仙台)が好きらしくふざけた表紙とふざけた目次で、読む前はかなり疑い深かったけど、内容は非常にいいです
特に、どんなタイトルやはじめに、結論がよくてどんなのがだめなのか、どこがだめなのか、というところをきちんと例で示していてくれたところは本当にわかりやすかった
著者自身は生物学が専門らしく理系よりだが、経済学のような文系でも十分使える内容だと思います
そして考えてみたら当たり前なんだが、論文とは
・未解決の問題に取り組んでいる
・その問題の解決を多くの人が望んでいる
・その問題の解決に、何らかの新しい貢献をしている
ものだということを痛感させられた
特に学部3年に毛が生えたようなぼくでも、何か「新しくかつ学問的意義のある」研究じゃないと全く意味がないものだと悟らされた
そう言う意味で今回未完成ながらひどい論文を完成させたことは意味があったのかなと思う
そしてあぁ教授というのはこういうことをしているのかとも実感がわき、今までばかにしてすいませんでしたと深く反省することになった
なにはともあれ、論文を書き始める人にはお勧めの一冊です(論文の書き方関係の本はこれしか読んでませんが・・・)