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大絶滅 ―2億5千万年前,終末寸前まで追い詰められた地球生命の物語― 単行本 – 2009/6/24
今から2憶5000万年余り前,地球上に住む多細胞の生き物は,その歴史上最大の危機を迎えた。海にいた生き物の種の9割近く,属の8割,科のレベルでみても半数近くが姿を消した大絶滅がおこったのである。 著者のアーウィンは,永年この大量絶滅の実像と,それを引き起こした原因を研究してきた。本書には,最近10年近くの研究で,この大量絶滅が二つの絶滅時期に分けられたこと,さらに二度目のペルム期末の大量絶滅は,精密な年代測定の結果,おそらく16万年間よりもっと短い期間に起こったらしいことなど最新の成果が紹介されている。 また,アーウィンは,殺人事件の犯人捜査をあつかった推理小説のような筆遣いで,絶滅の原因とされる候補について一つ一つ吟味してゆく。隕石や彗星の衝突,宇宙に充満するダークマター候補の一つである WIMPsが地球に降り注いでガンを起こすと共に,地球の核に集積して巨大な火山活動の引き金になったという説,シベリアの大部分を覆い尽くしたシベリア洪水玄武岩の活動,超大陸パンゲアの形成,海水準の低下や上昇,酸素不足,二酸化炭素中毒,メタンの放出による気候変動などなどが俎上に乗せられてゆく。 結論は,相変わらず原因は不明だということである。しかし,本書に活写されている古生物学者や関係分野の研究者が野外で一緒に汗して試料を集め,高度の分析機器も駆使して新事実を発見し,それをもとに大胆なアイデアを構想してゆく様子からは,いずれ古生代末のこの大量絶滅の謎が解かれる日がくることを予感させる。そして,それを解くのは本書を読んだあなたかもしれない。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社共立出版
- 発売日2009/6/24
- 寸法15.2 x 1.9 x 21 cm
- ISBN-10432005685X
- ISBN-13978-4320056855
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登録情報
- 出版社 : 共立出版 (2009/6/24)
- 発売日 : 2009/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 432005685X
- ISBN-13 : 978-4320056855
- 寸法 : 15.2 x 1.9 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,346,127位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2009年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
構成や書き方がかなり論文に近い感じですね。いくつもの仮説を並べて、これはここがよく説明できるがこういう問題もある、という感じで次々に羅列されていきます。この分野に関して知りたいときはよいのですが、読み物として一般向けの本として考えると、一本の道筋が見えない分だいぶ読みにくくなっています。また日本語の文章もあまりこなれておらず(まあ原文のまだるっこしさのせいでもあるのですが)、さらに読みにくいと言うことに。題材自体は面白いので、そのあたりがかなり残念な感じです。