娘のために買った本。
気になって読み始めてみると止まらなくなった。
この本はテキスト、として秀逸であることのみならず、物語としても良く出来ている。
「生まれてこなければ良かった」と実の親から言われた子供はどうなるか。
いじめに対応するにはどうするか。
障害のある子供への接し方。
児童が直面する可能性の高い事例を物語とし、その理想的な対応方法を綴ってみせる。
大人が読んでも耐えうるのは、子供の視線、感情を限りなく正確に著者が代弁しているからに他ならない。
特に子供を持つ親であれば、虐待、いじめの部分は感情移入せずにいられなくなる。
小学校校長、教育カウンセラーを歴任している著者だからこそ書くことができた本だろう。
小学生、小学生の子を持つ親は是非読んでいただきだい。
いわゆるセカチュー系を期待して読む方にはお勧めできない。
これは物語の体裁を借りた「テキスト」だからである。

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ハッピーバースデー: 命かがやく瞬間 (フォア文庫 愛蔵版) 単行本 – 2004/2/1
「朝の読書」特選愛蔵版中学校向
- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社金の星社
- 発売日2004/2/1
- ISBN-104323022271
- ISBN-13978-4323022277
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本嫌いでもサクッと読めます。
ものすごく重く難しいテーマにいくつも触れていますが、読者に重苦しく嫌な気分を与えることなく、ちゃんと考えさせてくれる本です。
5~6年生の子どもが読むなら、星5つです。
ただ、ほかの方も言っているように、心のすさんだ大人の目からは、「こんなに簡単に自分を変えられる力を持っているなら、はじめから問題になってない」とか、「親も、こんなに簡単に反省できるなら、初めから虐待なんかしないよね?」とか、突っ込みどころ満載です。
金八先生を見ている気分になります。おとぎ話です。(といいつつ、何度も泣きましたが)
というわけで、子供に読ませることを考えず、大人目線で星をつけるなら星3つ。
でも、まあそれは、あくまで現実を知りすぎている大人目線だからです。子供にはおとぎ話でいいんです。子供にはとても必要なこと、親が伝えたいことが、ぎっしり詰まった一冊でした。
虐待、いじめ、重度障害など社会的弱者との関わりについて、真剣に考えさせ、「自分も、こんな風に強く変わることができるんだ」「こんな風にしたら、自分の弱さと向き合えるんだ」と、希望を持たせることのできる、大切な一冊になると思います。
お子さんが、何か感じるものがあったなら、「自分も強くなろう」「優しくなろう」と思えたなら、大人の冷めた意見は伝えないようにしてください。せっかく胸を熱くしても、「なんだ、現実じゃ違うのか」って冷めてしまいます。「強くなりたい」「優しくなりたい」という芽生えた心まで摘み取ってしまうことになりますので。
欲を言うと、ここまで大きなテーマを一冊にまとめてほしくなかった。3巻くらいにまとめたら、大人も納得してすんなり心に響かせられる作品になったのではないかと思います。ドラマ・アニメの1シーズンを、2時間の劇場版にまとめた感じ。感動するけど「もっとここを深く書いて欲しかった!」と悶えます。
ものすごく重く難しいテーマにいくつも触れていますが、読者に重苦しく嫌な気分を与えることなく、ちゃんと考えさせてくれる本です。
5~6年生の子どもが読むなら、星5つです。
ただ、ほかの方も言っているように、心のすさんだ大人の目からは、「こんなに簡単に自分を変えられる力を持っているなら、はじめから問題になってない」とか、「親も、こんなに簡単に反省できるなら、初めから虐待なんかしないよね?」とか、突っ込みどころ満載です。
金八先生を見ている気分になります。おとぎ話です。(といいつつ、何度も泣きましたが)
というわけで、子供に読ませることを考えず、大人目線で星をつけるなら星3つ。
でも、まあそれは、あくまで現実を知りすぎている大人目線だからです。子供にはおとぎ話でいいんです。子供にはとても必要なこと、親が伝えたいことが、ぎっしり詰まった一冊でした。
虐待、いじめ、重度障害など社会的弱者との関わりについて、真剣に考えさせ、「自分も、こんな風に強く変わることができるんだ」「こんな風にしたら、自分の弱さと向き合えるんだ」と、希望を持たせることのできる、大切な一冊になると思います。
お子さんが、何か感じるものがあったなら、「自分も強くなろう」「優しくなろう」と思えたなら、大人の冷めた意見は伝えないようにしてください。せっかく胸を熱くしても、「なんだ、現実じゃ違うのか」って冷めてしまいます。「強くなりたい」「優しくなりたい」という芽生えた心まで摘み取ってしまうことになりますので。
欲を言うと、ここまで大きなテーマを一冊にまとめてほしくなかった。3巻くらいにまとめたら、大人も納得してすんなり心に響かせられる作品になったのではないかと思います。ドラマ・アニメの1シーズンを、2時間の劇場版にまとめた感じ。感動するけど「もっとここを深く書いて欲しかった!」と悶えます。
2020年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもとても重たい内容ですが、小学6年の我が子は何度も何度も繰り返して読んでいます。
親とは。子供とは。一人の人間として。難しいですね。
親とは。子供とは。一人の人間として。難しいですね。
2009年12月19日に日本でレビュー済み
私は小学4年生の時にこの本を読みました。
ちょうど主人公のあすかと近い年頃でした。
あすかは妹が二人いる長女の私ととても似ていました。
私もよくつめを噛んでいました。
寂しくて辛かった。
でもあすかはめげずにお母さんと立ち向かっていました。
それはまるであすかが私の代わりに戦ってくれているようでした。
あすかは最後の口論でお母さんにこう言い放ちます。
「ママだと思うから、甘えたくなるんだよね。
どんなに傷ついても、愛して欲しいって思うんだよね」
まさにその通りです。
あすかは物語の終止私の言葉を代弁してくれました。
そして私は知ったのです。
「親にも間違いはある。そして責任もある。
けれどそれを変えられるのは自分自身でもある」
ただの泣ける本、教育本だと思って読むのはお勧めしません。
読みたくなった時に読んでください。
大人の立場で読まないで下さい。
大人が思っている以上に子供はいろんなことを理解できます。
そしてこの勧善懲悪が子供をまた救うことができるということを
頭に入れておいて欲しいです。
ちょうど主人公のあすかと近い年頃でした。
あすかは妹が二人いる長女の私ととても似ていました。
私もよくつめを噛んでいました。
寂しくて辛かった。
でもあすかはめげずにお母さんと立ち向かっていました。
それはまるであすかが私の代わりに戦ってくれているようでした。
あすかは最後の口論でお母さんにこう言い放ちます。
「ママだと思うから、甘えたくなるんだよね。
どんなに傷ついても、愛して欲しいって思うんだよね」
まさにその通りです。
あすかは物語の終止私の言葉を代弁してくれました。
そして私は知ったのです。
「親にも間違いはある。そして責任もある。
けれどそれを変えられるのは自分自身でもある」
ただの泣ける本、教育本だと思って読むのはお勧めしません。
読みたくなった時に読んでください。
大人の立場で読まないで下さい。
大人が思っている以上に子供はいろんなことを理解できます。
そしてこの勧善懲悪が子供をまた救うことができるということを
頭に入れておいて欲しいです。
2009年5月28日に日本でレビュー済み
こんなに泣ける小説は生まれて始めてです。
「生まれてこなきゃよかったのに」と軽い気持ちで家族から言われた事がきっかけで、声を失ってしまった女の子が、学校の先生やおじいちゃんの優しい人間性に触れ回復していく話。
人の温かさがしみじみと伝わってきます。また、人を傷つけてしまう人というのもどこかに寂しさが感じられてとても切なくなりました。
「生まれてこなきゃよかったのに」と軽い気持ちで家族から言われた事がきっかけで、声を失ってしまった女の子が、学校の先生やおじいちゃんの優しい人間性に触れ回復していく話。
人の温かさがしみじみと伝わってきます。また、人を傷つけてしまう人というのもどこかに寂しさが感じられてとても切なくなりました。
2013年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は・・
自分の子供を虐待する現代の問題ある母親に読ませたい。
命ある大切さを身につつまさせられる。
とにかく、泣ける作品です。
自分の子供を虐待する現代の問題ある母親に読ませたい。
命ある大切さを身につつまさせられる。
とにかく、泣ける作品です。
2005年6月7日に日本でレビュー済み
私が始めてこの本を手に取ったのは、中学2年の時でした。
この作品に出てくる様々な人の様に、私も悩みがありました。
その時出会ったのがこの本でした。
涙、涙ながらに読みました。
感動だけでなく、ホントに沢山の事を教えて、そして気づかせてくれる本です。
決してフィクションでなく、たぶん何処にでも当たり前のようにある苛めや悩み、そんな傷を受けてる人達の心を少し強くしてくれるそんな本です。
私はこの本のおかげで、当時自分なりに逆境に少し強くなれた気がします。
本当にお薦めです。
色んな事に気づかされます。
是非読んで見てください。
この作品に出てくる様々な人の様に、私も悩みがありました。
その時出会ったのがこの本でした。
涙、涙ながらに読みました。
感動だけでなく、ホントに沢山の事を教えて、そして気づかせてくれる本です。
決してフィクションでなく、たぶん何処にでも当たり前のようにある苛めや悩み、そんな傷を受けてる人達の心を少し強くしてくれるそんな本です。
私はこの本のおかげで、当時自分なりに逆境に少し強くなれた気がします。
本当にお薦めです。
色んな事に気づかされます。
是非読んで見てください。
2009年4月13日に日本でレビュー済み
あくまでも児童書です。
児童書としては素晴らしいですが、めでたしめでたし過ぎてちょっと私にはダメでした。
主人公の女の子は声が出なくなるほど追いつめられるのに、割とタフです。
あんまり努力せずに全てが好転します。
説明が多すぎて、主人公がいい子すぎてたたみかけられる感じです。
考える間もなく答えがやってきます。
話題が多すぎます。
もっとテーマを絞った作品の短編集なら良かったのでは?と思います。
お子様と一緒に読むにはいいかもしれません。
しかし、私なら違う本を選びます。
なんか、全てが軽い印象でケータイ小説に近い感じかな。
児童書としては素晴らしいですが、めでたしめでたし過ぎてちょっと私にはダメでした。
主人公の女の子は声が出なくなるほど追いつめられるのに、割とタフです。
あんまり努力せずに全てが好転します。
説明が多すぎて、主人公がいい子すぎてたたみかけられる感じです。
考える間もなく答えがやってきます。
話題が多すぎます。
もっとテーマを絞った作品の短編集なら良かったのでは?と思います。
お子様と一緒に読むにはいいかもしれません。
しかし、私なら違う本を選びます。
なんか、全てが軽い印象でケータイ小説に近い感じかな。