「早引き」に心引かれて購入しました。私にはは、ちょっと物足りなかったです。語数が少ないし、使えないような語が出てくることも多い。
個人差はあると思いますが、私の場合、引いて「当たり」と思う確率は2割ぐらいかな?
特に、カタカナ語には弱いように感じました。
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早引き類語連想辞典 単行本 – 2001/6/1
米谷 春彦
(編集)
- 本の長さ983ページ
- 言語日本語
- 出版社ぎょうせい
- 発売日2001/6/1
- ISBN-104324063354
- ISBN-13978-4324063354
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商品の説明
著者からのコメント
編集に当たって
★価値ある類語辞典とは
「一つの文章の中では同じ言葉を使いたくない、他に言い換える言葉はないか」こういったことは日常よく経験することです。外国でも、言葉の使い方について同じようなこだわりがあるようです。野元菊雄氏は、その著(「文章・会話辞典」(株)ぎょうせい、平成14・7)で“同じ語を少なくとも一つの文の中で何回も使わない、ということは、アメリカや西欧では子どものころから強く注意されるようである”と解説されています。 「言い換え」のための言葉探し。そんなときに頼りになるのも類語辞典ですが、それは類語辞典に期待されているごく初歩的機能です。
読み手がすんなりと正確に理解できるように表現するための言葉探し。これが本来の機能です。というよりも、ときには「達意の文章」「珠玉の名文」として読み手の心底を揺さぶり感動や感銘を与え、その共感や共鳴を得るほどの迫力ある文章表現に役立つ辞典。それが究極の価値ある類語辞典だと言えます。
★素人が編集した自分流の類語辞典
「類語辞典との出会いは35年も前になる。金融機関の企画部門に勤めており、文書の起案で四苦八苦していた。意味がすんなり伝わる言葉が思い浮かばないのだ。脳のどこかにしまい忘れた言葉をしぼり出そうとする。期日は迫るが、もどかしさと焦燥感が交錯するばかり。あわてて書店を探し回り、初めて類語辞典を手に入れた」
この文章は、国語の専門家でもない一介のサラリーマンが類語辞典を出版したということで、日本経済新聞の文化欄(平成7年5月4日付)に採り上げられたときの寄稿の一文です。
しかし、そんな切実な思いで購入した高価な類語辞典も、実は役に立たなかったのです。イメージとして頭でとらえている“これだと思う言葉”が見つからないのです。類語辞典としての性格上収録されている用語におのずから限界があるのに、こちらのほうはもっと広い範囲で言葉を探していたのですから。
同義語や類義語の範囲に入るかどうかにはこだわらない。比喩的なもの、関連するものも含めてヒントとなるような語句を大胆に集めた辞典が欲しい。常識では類語辞典と呼べないかもしれない。監修を担当された元国立国語研究所長の野元菊雄氏も「専門家には思いつかないこと」と言われる。しかし、私にとってはイメージとして頭でとらえた言葉が手がかりとなるような自分流の類語辞典がどうしても必要だったのです。
★連想から検索できる辞典
本書が単に「類語辞典」という書名ではなく、“連想”というネーミングを加えて「類語連想辞典」としたのにはそれなりの意味があります。
一つは、適当な言葉が思い浮かばないとき、イメージとして連想した言葉から目的の表現にたどりつけるように編集したこと。例えば、「天の邪鬼」という言葉が思い浮かばないとします。そこで、「反対する」「逆らう」という言葉に関係がありそうだと連想したらその見出しを引いてみる。「反対」を引くと、「わざと反対する=天の邪鬼」が、「逆らう」の見出しには、「わざと他人に逆らう=天の邪鬼」として収録されています。
二つには、それぞれの見出し語に類語として収録した語句が、基本的にはすべて見出し語になっていて、出てきた類語の中から連想した語を次々に引いていくことで言葉を選ぶ範囲が広がり、目指す用語を手繰り寄せることができることにあります。つまり、類語から類語を検索できる構造にしたことです。例えば、「ごまかし」→「擬装」→「カムフラージュ」と引いていくと「陽動作戦」が、「分かれる」→「分裂」→「多極化」と引いていくと「割拠」にぶつかるといった具合です。
★これからも続く改訂作業
本書は、1994年(平成6年)6月に刊行した初版を2001年(平成13年)5月、7年ぶりに改訂したものです。
改訂に当たっては、紙数の関係で初版時に割愛した用語や外来語でその後定着性の高まったものを追録することにしたため、見出し語が大幅に増え、ページ数も860ページから約1,000ページに達し、改訂増補版の形となりました。
言葉は時代とともに生成衰退する生き物。新しい言葉が生まれていく一方で、死語として消えていく言葉も少なくありません。類語辞典はいわゆる国語辞典と違い、ものを書くときに役立つ実践的な用語選択の機能が期待されています。しかも時代の変化は急であり、必然的に改訂のサイクルは短くならざるをえません。
第一回の改訂作業を終えた段階で、早くも次の改訂に向けての作業が始まっております。洒落た比喩的表現を充実させ、例文も豊富にしたい。基本用語に限定したコンパクトなものにした普及版の刊行も考えたい。しかしいずれにしても、ご利用者の方々から寄せられるご意見が改訂作業の構想の決め手になります。皆さまの今後のご指導、ご叱正を切に願うものです。
★価値ある類語辞典とは
「一つの文章の中では同じ言葉を使いたくない、他に言い換える言葉はないか」こういったことは日常よく経験することです。外国でも、言葉の使い方について同じようなこだわりがあるようです。野元菊雄氏は、その著(「文章・会話辞典」(株)ぎょうせい、平成14・7)で“同じ語を少なくとも一つの文の中で何回も使わない、ということは、アメリカや西欧では子どものころから強く注意されるようである”と解説されています。 「言い換え」のための言葉探し。そんなときに頼りになるのも類語辞典ですが、それは類語辞典に期待されているごく初歩的機能です。
読み手がすんなりと正確に理解できるように表現するための言葉探し。これが本来の機能です。というよりも、ときには「達意の文章」「珠玉の名文」として読み手の心底を揺さぶり感動や感銘を与え、その共感や共鳴を得るほどの迫力ある文章表現に役立つ辞典。それが究極の価値ある類語辞典だと言えます。
★素人が編集した自分流の類語辞典
「類語辞典との出会いは35年も前になる。金融機関の企画部門に勤めており、文書の起案で四苦八苦していた。意味がすんなり伝わる言葉が思い浮かばないのだ。脳のどこかにしまい忘れた言葉をしぼり出そうとする。期日は迫るが、もどかしさと焦燥感が交錯するばかり。あわてて書店を探し回り、初めて類語辞典を手に入れた」
この文章は、国語の専門家でもない一介のサラリーマンが類語辞典を出版したということで、日本経済新聞の文化欄(平成7年5月4日付)に採り上げられたときの寄稿の一文です。
しかし、そんな切実な思いで購入した高価な類語辞典も、実は役に立たなかったのです。イメージとして頭でとらえている“これだと思う言葉”が見つからないのです。類語辞典としての性格上収録されている用語におのずから限界があるのに、こちらのほうはもっと広い範囲で言葉を探していたのですから。
同義語や類義語の範囲に入るかどうかにはこだわらない。比喩的なもの、関連するものも含めてヒントとなるような語句を大胆に集めた辞典が欲しい。常識では類語辞典と呼べないかもしれない。監修を担当された元国立国語研究所長の野元菊雄氏も「専門家には思いつかないこと」と言われる。しかし、私にとってはイメージとして頭でとらえた言葉が手がかりとなるような自分流の類語辞典がどうしても必要だったのです。
★連想から検索できる辞典
本書が単に「類語辞典」という書名ではなく、“連想”というネーミングを加えて「類語連想辞典」としたのにはそれなりの意味があります。
一つは、適当な言葉が思い浮かばないとき、イメージとして連想した言葉から目的の表現にたどりつけるように編集したこと。例えば、「天の邪鬼」という言葉が思い浮かばないとします。そこで、「反対する」「逆らう」という言葉に関係がありそうだと連想したらその見出しを引いてみる。「反対」を引くと、「わざと反対する=天の邪鬼」が、「逆らう」の見出しには、「わざと他人に逆らう=天の邪鬼」として収録されています。
二つには、それぞれの見出し語に類語として収録した語句が、基本的にはすべて見出し語になっていて、出てきた類語の中から連想した語を次々に引いていくことで言葉を選ぶ範囲が広がり、目指す用語を手繰り寄せることができることにあります。つまり、類語から類語を検索できる構造にしたことです。例えば、「ごまかし」→「擬装」→「カムフラージュ」と引いていくと「陽動作戦」が、「分かれる」→「分裂」→「多極化」と引いていくと「割拠」にぶつかるといった具合です。
★これからも続く改訂作業
本書は、1994年(平成6年)6月に刊行した初版を2001年(平成13年)5月、7年ぶりに改訂したものです。
改訂に当たっては、紙数の関係で初版時に割愛した用語や外来語でその後定着性の高まったものを追録することにしたため、見出し語が大幅に増え、ページ数も860ページから約1,000ページに達し、改訂増補版の形となりました。
言葉は時代とともに生成衰退する生き物。新しい言葉が生まれていく一方で、死語として消えていく言葉も少なくありません。類語辞典はいわゆる国語辞典と違い、ものを書くときに役立つ実践的な用語選択の機能が期待されています。しかも時代の変化は急であり、必然的に改訂のサイクルは短くならざるをえません。
第一回の改訂作業を終えた段階で、早くも次の改訂に向けての作業が始まっております。洒落た比喩的表現を充実させ、例文も豊富にしたい。基本用語に限定したコンパクトなものにした普及版の刊行も考えたい。しかしいずれにしても、ご利用者の方々から寄せられるご意見が改訂作業の構想の決め手になります。皆さまの今後のご指導、ご叱正を切に願うものです。
内容(「MARC」データベースより)
「あるイメージからより適切な語句を見つける」ための検索辞典。豊富な見出し語に、同義語・類語・関連する語句を列記し、熟語・用例も多数収録。1994年刊「早引き連想語辞典」の改題改訂。
登録情報
- 出版社 : ぎょうせい (2001/6/1)
- 発売日 : 2001/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 983ページ
- ISBN-10 : 4324063354
- ISBN-13 : 978-4324063354
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,007,702位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
類語………連想………
連想辞典でしたが、良いです。
訳詞をする時、言葉を考える時に重宝しています。
小型というところも良いです。
連想辞典でしたが、良いです。
訳詞をする時、言葉を考える時に重宝しています。
小型というところも良いです。
2022年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三省堂の類語辞典と比較すると物足りなさを感じる
2005年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
類語と連想語これこそ類語なのではないでしょうか。しかし似て非なるもの。なるほど類語を考えるとき連想語を考えているとも言えると実感しました。
この2つの視点から考えられて作られたとても使いやすい辞典だと思います。
・ソフトカバーでページがめくりやすい。
・英語辞典のように左側が表紙となります。
・字が大きく読みやすい。
・一部反意語も掲載されています。
・一部文例も掲載されています。
・ページは左右2列で構成されています。(見開きで4列)
この2つの視点から考えられて作られたとても使いやすい辞典だと思います。
・ソフトカバーでページがめくりやすい。
・英語辞典のように左側が表紙となります。
・字が大きく読みやすい。
・一部反意語も掲載されています。
・一部文例も掲載されています。
・ページは左右2列で構成されています。(見開きで4列)
2005年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
某社の大型類語辞典を買って幻滅した私は,本当に使える類語辞典を探していました。2つの類語辞典に出会ったうちの1冊です。
いわゆる類語辞典という辞書を使っていた人にとっては(私もそうですが)最初に本書を手にしたときは,類語が単語として列挙されているだけなので面食らい,「え?これって単なる字引きなの?」と思ってしまいますが,手にしてページをめくっているうちに,気づきます。本書は,意味の違いを読む辞典ではなく,書名どおり「類語を連想する」ための辞典なのだと。
他のレビュアーさんも書いているとおり,慣れれば重宝この上なし。文書作成のときには,本書とともに国語辞典を机上に置いておくとよいでしょう。
いわゆる類語辞典という辞書を使っていた人にとっては(私もそうですが)最初に本書を手にしたときは,類語が単語として列挙されているだけなので面食らい,「え?これって単なる字引きなの?」と思ってしまいますが,手にしてページをめくっているうちに,気づきます。本書は,意味の違いを読む辞典ではなく,書名どおり「類語を連想する」ための辞典なのだと。
他のレビュアーさんも書いているとおり,慣れれば重宝この上なし。文書作成のときには,本書とともに国語辞典を机上に置いておくとよいでしょう。
2011年8月23日に日本でレビュー済み
これは、十年以上も前にある人から紹介を受けて、使ったものですが、最高の辞典で多くの人にプレゼントをしたものです。この辞典は若干見出しが少ない面がありますが、拡大・発展版が出ることを期待します。
2002年8月2日に日本でレビュー済み
見出し語も多くない、意味も例文も出ていない。しかし、10冊近く所有する類語辞典の中で最初に手が伸びるのがこれ。それは、引きやすいことに加え、平常使用していながらも思い出せない単語や表現にたどり着けるから(「連想」と謳っている所以)。どれか1冊類語辞典を推薦してといわれれば、躊躇なくこれを推薦します。